帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「侵略回路」

「侵略回路 ーダダ登場ー
ウルトラマンパワード』第8話
1994年6月23日発売(第5巻)
脚本 ジョン・ダグラス(原案 伊藤和典 ジョン・ダグラス)
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

三面怪人ダダ
身長 0~55m
体重 0~1万t
ニューロネット・インダストリー社を解雇されたリチャード・マーリンがコンピューターウイルスを製作中に行き当たったコンピューター生命体。生命と体の構成モデルの情報を見付けて分析し、人間を電子にしてコンピューター内に吸い込み炭素ユニットを奪って体を得た。
マーリンによってニューロネット社の関係者のもとに送られていたが、やがてマーリンを襲い、続いてニューロネット社を占拠してダダ・フィールドを展開すると、ニューロネット社の重役二人を自分と同じダダに変えた。
一度倒されてもすぐに復活し、W.I.N.R.の隊員もダダ・フィールドに捕らえた。パワードが現れると3人のダダが合体し送電線を伝って巨大化した姿を現した。
手からエネルギー弾を発し、サイコキネシスで物体を操る。体の密度を変化させてパワードの攻撃を避けるが、メガ・スペシウム光線で送電線を破壊されて消滅した。事件後、ニューロネット社のメインフレーム解体が決定して全てが終わったと思われたが……。

続きを読む

「灼熱の復讐」

「灼熱の復讐 ーザンボラー登場ー
ウルトラマンパワード』第7話
1994年5月24日発売(第4巻)
脚本 トッド・ギルバート(原案 山口宏)
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

灼熱怪獣ザンボラー
身長 87m
体重 5万t
シアトル周辺の森林地帯に出現した。ヤング曰く「地球の警告かもしれない。自然を破壊していく人間を懲らしめているんじゃない」、サンダース曰く「地球が怪獣を作ったって言うのか?」な怪獣。
高熱を発し、山火事を起こす。メガ・スペシウム光線も効かない。
パワードが山火事を鎮火してザンボラーを説得したと言われているが、人間に警告を伝えたザンボラーが自分から去っていったようにも見える。

続きを読む

「宇宙からの帰還」

「宇宙からの帰還 ージャミラ登場ー
ウルトラマンパワード』第6話
1994年5月24日発売(第4巻)
脚本 スティーヴン・カランディ(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

棲星怪獣ジャミラ
身長 180cm~60m
体重 80kg~1万8千t
木星への初の有人飛行探査船の指揮官ジャミラ・ミラー空軍少佐が謎の青い玉と同化した存在。娘のカレンに会いたい一心で宇宙から帰還する。
人間の心が残っている間は人間の姿を保っていられたが、段々と青い玉に心と体を乗っ取られていって怪獣へと変貌した。
自分を軍事利用する為にカレンを捕らえた国家保安局への怒りから完全に怪獣と化したが、カレンの訴えで人間の心を取り戻すと、このまま怪獣として生きる事に耐えられなくなり、パワードに自分を殺してくれるよう頼んでメガ・スペシウム光線で死亡した。
ジャミラを乗っ取った青い玉は大量のチタンを含んでいる以外、正体は一切不明だった。
「カレン……、もう一度お前に会いたい……。人間の心が無くなる前に……」。

続きを読む

「電撃防衛作戦」

「電撃防衛作戦 ーガボラ登場ー
ウルトラマンパワード』第5話
1994年4月21日発売(第3巻)
脚本 バド・ロバートソン(原案 山口宏)
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

  

ウラン怪獣ガボラ
身長 85m
体重 5万t
LTクラスの大きさを持つ怪獣。爬虫類で表面は鱗と硬い皮膚で覆われている。
鉱物を消化してエネルギーを得る為、ウランを狙って採掘現場やアメリカ海軍の試作段階の兵器を襲い、最後は発電所を狙った。全身がウランで出来ていて強力な放射線で周囲に電波障害を起こす。動き回る生きた原発
頑丈な防御殻で頭部を守っているが感情が高まると開くようになっていて、ストライクビートルの攻撃を受けて防御殻が開いたところをメガ・スペシウム光線を受けて消滅した。

続きを読む

「闇からの使者」

「闇からの使者 ーテレスドン登場ー
ウルトラマンパワード』第4話
1994年4月21日発売(第3巻)
脚本 スティーヴン・カランディ(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

地底人太陽の民
身長 120cm
体重 750kg
かつて地上を支配していたが巨大隕石の落下で地上が破壊された時に「エルドラの神」によって地下に導かれて再び光が訪れるのを待っていた。
パワードをエルドラの神の再来と考えてカイを拉致し、地上を汚し腐れ果てさせた人類を打ち砕こうとテレスドンを放った。
カイがフラッシュプリズムの光を開放した後の動向は不明。

 

地底怪獣テレスドン
身長 62m
体重 13万t
太陽の民が人類を打ち砕く為に地上に放った怪獣。
あらゆる攻撃にもビクともしない頑丈な皮膚を持つ。サイボーグかロボットと思われる。
日没と共に街を破壊し夜明けと共に地下に戻る。地中の生物なので光が苦手だったが、二度目の出現時には目にフィルターが施されていた。
パワードに押さえ込まれた隙にストライクビートルのマグネシウム照明弾を至近距離で受け、最後はメガ・スペシウム光線を受けて爆発炎上した。

続きを読む

「怪獣魔境へ飛べ!」

「怪獣魔境へ飛べ! ーレッドキング チャンドラー ピグモン登場ー
ウルトラマンパワード』第3話
1994年1月21日発売(第2巻)
脚本 ジョン・ダグラス(原案 山口宏)
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

どくろ怪獣レッドキング
身長 メス・60m オス・70m
体重 メス・3万t オス・4万2千t
ギアナ高地に生息する怪獣。
メスは縄張り争いでチャンドラーと戦って勝利すると続いてTVクルーを襲った。パワードが現れるとメスを助ける為にオスが現れて2体でパワードを苦しめた。
メスはストライクビートルの攻撃を受けた後、パワードを崖から突き落とそうとして過って自分が落ちてしまう。それを見たオスは自分も崖に向かうがパワードに止められ、悲しみの咆哮を上げた。
仲の良い夫婦だったらしい。

 

有翼怪獣チャンドラー
身長 50m
体重 1万8千t
有史以前の生命体の生き残りで怪獣ではないらしい。
天敵であるレッドキングと何度か争い、最後は崖に叩きつけられて倒された。

 

友好珍獣ピグモン
身長 130cm
体重 20kg
地元の伝説で語られる「小さな泥棒」。
山岳地帯の洞窟に住んでいて、レッドキングとチャンドラーの争いに巻き込まれたTVクルーを助けた。

続きを読む

「その名はウルトラマン」

「その名はウルトラマン ーケムラー登場ー
ウルトラマンパワード』第2話
1994年1月21日発売(第2巻)
脚本 キング・ワイルダー(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

毒ガス怪獣ケムラー
身長 85m
体重 3万t
キャンプ地周辺を襲った怪獣。タイプA-17で1976年4月4日に同種が中国で大暴れしている。
普段は地中に潜んでいて、センサーシールドと太陽電池の二つの性能を持つ甲羅を開く事で周りの危険を察知しながら太陽光線を吸収している。
尻尾の触手から硫黄ガスを放射する。長い舌で肉等の餌を食べる。
W.I.N.R.の誘き出し作戦で姿を現し、パワードに甲羅をこじ開けられて弱点である脳を露出され、ストライクビートルの攻撃を受けて倒された。
ベック曰く「親しみのもてる顔じゃない」、カイ曰く「お化けイグアナ」。

続きを読む

「銀色の追跡者」

「銀色の追跡者 ーバルタン星人登場ー
ウルトラマンパワード』第1話
1993年12月5日発売(第1巻)
脚本 キング・ワイルダー(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

宇宙忍者バルタン星人
身長 ミクロ~65m
体重 0~2万3千t
多くの文明を滅ぼしてきた宇宙の侵略者。
地球を狙い、全長1.6kmの母船で月周辺に現れると緑色に光る繭に入れて潜入隊を3体送り出した。潜入隊はロサンゼルス郊外の倉庫街で近付いてきた巡査やW.I.N.R.隊員を襲撃し、反撃されると3体が合体して巨大化し街を破壊し始めた。
幻で自分が何体もいるように見せる。ハサミから衝撃波や赤い光弾を撃つ。口から煙を放つ。バズーカ砲で一度倒されても脱皮して復活する。翼を広げて超高速で飛行する。
巨大化した個体はパワードのメガ・スペシウム光線を受けると緑色になって消滅し、潜入隊の敗北を受けて母船も地球圏から一時退却した。

続きを読む