帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「真珠貝防衛指令」

真珠貝防衛指令 ー汐吹き怪獣ガマクジラ登場ー
ウルトラマン』制作第14話
1966年10月16日放送(第14話)
脚本 佐々木守
監督 実相寺昭雄
特殊技術 高野宏一

 

汐吹き怪獣ガマクジラ
身長 35m
体重 1万t
真珠貝のエッセンスが好物。
汐を吹く事でダメージを緩和して体質を強化する事が出来る。
科特隊の小型ジェット噴射機で空に飛ばされたところをウルトラマンの体当たりを受けて爆発した。
名前の由来は「ガマガエル」と「クジラ」から。

 

物語
突然の真珠の値上がり。原因は真珠貝を食べる怪獣ガマクジラのせいだ。
フジ隊員は女の執念でガマクジラに挑む!

 

感想
佐々木守さんと実相寺昭雄監督のウルトラシリーズ初登板作で2人のコンビ第1作となっている。

 

自分の誕生石である真珠に対するフジ隊員の執念が凄い。因みに真珠は6月の誕生石である。

 

今回は早い段階からガマクジラが登場し、それに対して科特隊が様々な作戦を繰り出すと言う展開になっていて、このパターンは後に「空の贈り物」でも使われている。

 

今回の話からウルトラマンのマスクがAタイプからBタイプに変更されている。(ウルトラマンAタイプとガマクジラの戦いが撮影されたがカットされたらしい)
前回まで使われていたAタイプはラテックス製で口が開いて喋る予定だったが上手くいかずシワが出来てしまった。その為、新しく作られたBタイプはFRP製で口を閉じた状態で固定される事となった。因みに「ウルトラマンの口が動く」と言うアイデアはそれから30年後の『ウルトラマンゼアス2』や40年後の『ウルトラマンメビウス』「運命の出逢い」で実現している。