帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「恐怖の宇宙線」

「恐怖の宇宙線 ー二次元怪獣ガヴァドン登場ー
ウルトラマン』制作第15話
1966年10月23日放送(第15話)
脚本 佐々木守
監督 実相寺昭雄
特殊技術 高野宏一

 

二次元怪獣ガヴァドン
身長 A・30m B・60m
体重 A・2万t B・4万t
特殊な新元素を含んだ宇宙線と太陽光線が融合した事で実体化した子供の絵で夜になると絵に戻る。
尻尾を切られても寝てばかりいたので、子供達に怪獣はもっと暴れまくるものとして描き直されたが、やはり寝てばかりいた。
最後はウルトラマンに宇宙に運ばれて星となった。
名前の由来は『ひょっこりひょうたん島』の「ドン・ガバチョ」から。

 

物語
ムシバ少年が描いた怪獣ガヴァドンの絵が実体化した!
しかし、寝てばかりいるので、子供達はガヴァドンの絵を描き直す事に。

 

感想
ガヴァドンAがとにかく可愛い!

 

子供達が描いた怪獣の絵に『ウルトラQ』の怪獣が何体かいる。

 

今回はホシノ君の出番が無かったが、ハヤタ隊員とゲストの子供達が実は知り合いだったと言うよりホシノ君を使って科特隊とゲストの子供達を繋げた方が自然だった気がする。

 

ガヴァドンは暴れなくて寝ているだけでも経済生活を破綻させてしまう。
たとえ怪獣に悪意が無くても社会が害を被るのなら倒さなければいけない。このテーマは後に深く掘り下げられる事になる。

 

イデ隊員は夜のうちにガヴァドンの絵を消してしまおうと提案するがムラマツキャップとアラシ隊員に反対されてしまう。どう考えてもイデ隊員の提案が最も確実に安全に事態を解決出来たと思うのだが……。
今回の話は「科特隊は怪獣と戦わなければいけない」と言うムラマツキャップやアラシ隊員と「怪獣は暴れなければいけない」と言う子供達によって事態が悪化したと言える。

 

ガヴァドンは子供達の願いを聞かず暴れてくれなかったが、だからこそ夢のままで終えられたところがある。因みにガヴァドンが暴れていたらどうなっていたかは『帰ってきたウルトラマン』の「戦慄! マンション怪獣誕生」で描かれている。

 

ウルトラマンに向かって「帰れ!」と叫ぶ子供達。
何故なら「ウルトラマンの登場=怪獣の最期」だから。
最後にウルトラマンが登場する事で『ウルトラマン』と言う作品は怪獣の話を毎回きっちりと終わらせる事が出来る。裏を返せば、ウルトラマンが登場しなかったら怪獣の話は終わる事無くずっと続くのかもしれない。

 

毎年7月7日の七夕の夜に星空の中でガヴァドンに会えるようにしようと言うウルトラマンの「イイ話」を「七夕の夜、雨が降ったらどうなるんだよう?」と子供が尋ねる結末が実に上手い。

 

 

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