帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「宇宙囚人303」

「宇宙囚人303」
ウルトラセブン』制作第8話
1967年11月12日放送(第7話)
脚本 金城哲夫
監督 鈴木俊継
特殊技術 的場徹

 

火炎怪人キュラソ星人
身長 250cm~43m
体重 250kg~1万t
コスモポリタス第8惑星キュラソから一人乗りのスペースポニーで地球にやって来た。キュラソ連邦警察が凶悪な殺人鬼として発見次第殺害を要請した宇宙囚人303。
ガソリンをエネルギー源にしていて、口から炎を吐く。頭を発光させて相手を操ったり気絶させたりする。
ウルトラ警備隊にスペースポニーを爆破されたので、アンヌ隊員を操ってウルトラホーク1号のβ号を乗っ取って宇宙に逃げようとしたが失敗し、最後はβ号の爆発に巻き込まれて自爆した。
名前の由来は「ドラキュラ」から。劇中では「キューラソ星人」とも呼ばれていた。
ウルトラマン』の「禁じられた言葉」のケムール人(2代目)の着ぐるみを改造している。

 

物語
謎の電波をキャッチした地球防衛軍
それは宇宙囚人303が地球に逃亡したと言うキュラソ連邦警察からの連絡だった。

 

感想
キュラソ星人は宇宙人であるが、今回の内容は通り魔事件になっていて殺人鬼が辺りを彷徨いている生々しさがかなり怖かった。

 

キュラソ星人が乗ってきたスペースポニーはかなり小さかったので、ひょっとしたらキュラソ星人は巨大化だけでなく小さくなる事も可能なのかもしれない。(ミクロサイズにまで体を縮める事が出来るのなら、それで身を隠せば良いのだがしていないので、縮められるのはほんの少しだけと考えられる)

 

上の指示を仰がずに現場の判断でスペースポニーを爆破するダン達。『帰ってきたウルトラマン』のMATだと後で大問題になりそう。

 

水島家の少年は部屋に脱出用のロープを用意していた。普段から家を抜け出しているのだろうか?
それにしても、どうしてわざわざキュラソ星人に見付かる恐れのある窓を降りたのだろうか?

 

ウルトラホーク1号のβ号に連れ去られたアンヌ隊員を救出する為にα号とγ号を使って空中で強制ドッキングする展開が燃える。
今回は『ウルトラマン』のジェットビートルには無かったウルトラホーク1号の合体分離機能を上手く使った話だった。

 

今回のウルトラセブンは燃えるβ号から脱出する為だけに変身している。
キュラソ星人は最後に巨大化する必要は無かったが炎に包まれるシーンがもの哀しくて格好良かったのであまり気にならなかった。

 

ウルトラシリーズに登場する宇宙人の殆どが「◯◯星人」と種族名を名乗っていて、種族を代表して侵略行為を行っているように見えるが、今回登場したキュラソ星人はあくまで逃亡した一人の囚人となっていて、キュラソ星と言う星を代表しているわけではない。その為、今回の事件は地球防衛軍とキュラソ連邦警察の合同捜査と言う形が取られ、事件解決後には地球とキュラソ星との間に交友関係が生まれるかもしれないと言うかなり珍しい展開となった。

 

燃えるキュラソ星人を前にダンは「広い宇宙でも、もう君の逃げ場は無いのだ。キューラソ星人。だが、それは自業自得と言うべきだ。宇宙でも、この地球でも、正義は一つなんだ」と語る。
出身の星が変われば正義も変わるかもしれないが、その一方で犯罪は許されないと言う正義は宇宙共通のものである事が示された。こういうふうに星が違っても共通する考えがある事が分かれば地球と他の星の間に交友関係が生まれる可能性が十分にあると言える。
ところで、キュラソ星人は日本語を発しなかったので謎のままとなったのだが、そもそも彼はどんな罪を犯してキュラソ連邦警察に捕まったのだろうか……?

 

 

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