帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「地底GO! GO! GO!」

「地底GO! GO! GO!」
ウルトラセブン』制作第16話
1968年1月28日放送(第17話)
脚本 上原正三
監督 円谷一
特殊技術 大木淳

 

地底ロボットユートム
身長 280cm
体重 2t
謎の地底都市を徘徊しているロボットで複数存在している。
右手が銃になっている。
弱点である頭部をウルトラガンやワイドショットで撃たれて倒され、地底都市もMS爆弾によって破壊された。 

 

物語
落盤で地下1000mの坑道に閉じ込められた青年・薩摩次郎。
彼こそウルトラセブンが初めて出会った地球人でモロボシ・ダンのモデルだった。

 

感想
これまで謎だったウルトラセブンモロボシ・ダンの秘密が明らかになる話。

 

ウルトラマンと一心同体になる以前からハヤタ隊員は地球人として存在していたが、モロボシ・ダンウルトラセブンが薩摩次郎と言う地球人をモデルに作り出した存在なので、外見は地球人でも中身は宇宙人となっている。この違いがハヤタ隊員には無かった「悩めるヒーロー」と言う要素をダンに与える事になる。

 

ウルトラセブンは仲間を救う為に自分のザイルを切る事が出来る薩摩次郎の勇気に感動し、彼の魂と姿をモデルにモロボシ・ダンと言う存在を作り出した。姿だけでなく魂もモデルにしていると言う事はダンの人格は薩摩次郎の影響を受けていると言う事なのかな。「魔の山へ飛べ」で生命カメラの中にあるダンの命がウルトラセブンではなくてダンの姿だったのは魂も薩摩次郎をモデルに変身していたからと考えられる。

 

薩摩次郎はハツカネズミのチュウ吉を助けようとして坑道に閉じ込められる事となった。いくら可愛がっているとは言え、ネズミを助ける為に自分の命を危険に晒すなんてと思うが、ひょっとしたら、薩摩次郎とチュウ吉の関係はウルトラマン達と地球人の関係に近いのかもしれない。

 

薩摩次郎は前回も今回も自分がウルトラセブンに助けられた事を知らない。2回も助けられたのに会話はおろか姿も見ていない。何とも不思議な関係だ。

 

当然ながらダンと薩摩次郎の顔は同じなので、炭鉱の人はダンの顔を見て驚くと思うのだが……。

 

薩摩次郎はウルトラセブンによって助け出されたがチュウ吉はどうなったのか不明。薩摩次郎が坑道に閉じ込められるきっかけだったので、そこはちゃんと描いてほしかった。

 

地底戦車マグマライザー登場!
科学的にはおかしいようだが、やはりドリルは格好良い。

 

ダンがウルトラアイを何かの装置で遠隔操作していたが自分で作ったのだろうか。今回しか使われなかったが、すぐ壊れてしまったのかな。

 

地底都市やユートムは当時のSFっぽい感じで好き。
キリヤマ隊長が「我々は地球に関する事すらまだまだ知らない事が多いんだな」と言っていたが、「史上最大の侵略 後編」では地底の事を知らない為に地球人は最大の危機に陥る事になる。
又、今の地球人より遥かに昔から地球に住んでいる地底人類の文化都市だったかもしれないのに宇宙人の侵略基地かもしれないとして地底都市を破壊してしまうのは「ノンマルトの使者」に繋がっていると言える。

 

今回は薩摩次郎の話と地底都市の話を同時にしてしまった為にどちらも消化不良になってしまった感じがする。

 

 

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