帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「月世界の戦慄」

「月世界の戦慄」
ウルトラセブン』制作第36話
1968年6月2日放送(第35話)
脚本 市川森一
監督 鈴木俊継
特殊技術 高野宏一

 

復讐怪人ザンパ星人
身長 190cm
体重 60kg
3年前にキリヤマ隊長とクラタ隊長に全滅させられたヘルメス惑星の宇宙艦隊の生き残り。宇宙ステーションV3のシラハマ隊員を殺害して入れ替わり、キリヤマ隊長とクラタ隊長を殺害しようとした。
遠隔指示器でウルトラホーク1号の装置を狂わせたりクラタ隊長の銃を奪ったりしたが正体を見破られてレーザー銃で倒された。
名前の由来はフェデリコ・フェリーニ監督のイタリア映画『道』に登場する大道芸人「ザンパノ」から。

 

月怪獣ペテロ
身長 60m
体重 7万t
月基地を破壊し、ウルトラセブンと戦った。
光弾や特殊な液体を吐く。
ウルトラセブンを追い詰めるが、隕石の光と熱で復活したウルトラセブンのワイドショットで倒された。
名前の由来はキリストの12使徒の一人「ペテロ」から。

 

物語
月基地が爆発し、キリヤマ隊長とクラタ隊長が調査する事になった。
しかし、そこには復讐の機会を伺う宇宙人の罠が……。

 

感想
再びキリヤマ隊長とクラタ隊長の友情話が見られる回。最後のキリヤマ隊長を心配して月に引き返すクラタ隊長と、そんなクラタ隊長を見て「月に忘れ物ですか?」と告げるキリヤマ隊長が良い。

 

ヘルメス惑星のザンパ星人の宇宙艦隊を全滅させた事があるキリヤマ隊長とクラタ隊長。ウルトラセブンがいなくても地球の平和は大丈夫なのではと思える強さだ。
ザンパ星人はこの会話をどんな顔で聞いていたのだろう?

 

「私が人間だったらお前は殺人者だ」は地球人と違ってザンパ星人は酸素の無い場所でも死なないと言う意味なのだろうが、その他にも「地球人は人間を殺したら殺人者として罪に問われるが、宇宙人を殺しても殺人者として罪に問われる事がない」と言う仲間を皆殺しにされたザンパ星人の皮肉とも解釈できる。

 

ウルトラホーク1号も大気圏脱出は出来るのだが、宇宙ならやはりウルトラホーク2号だと思う。

 

宇宙空間でタバコを吸おうとするキリヤマ隊長に驚き。普通は禁煙じゃないのかな。

 

今回の話と『ウルトラマン』の「宇宙船救助命令」を見比べると、宇宙人の策略の有無はあるが、サブリーダーとしてムラマツキャップからの信頼が厚いハヤタ隊員と新人としてまだキリヤマ隊長からの信頼が薄いダンと言う差を感じる。

 

ダンは宇宙服を着ていてどうやって変身したのだろうか?
まぁ、「空間X脱出」のようにウルトラアイが無くても変身は出来るようだが。

 

「ペテロはザンパ星人に操られている」と紹介される事があるが実は劇中で両者の繋がりを示す場面は無いので、ペテロは月に棲む野良怪獣で、ペテロが起こした事件をザンパ星人が利用したとも考えられる。

 

ウルトラセブンは寒さに弱いと言う設定をちゃんと使った話でビームランプが久し振りに点滅している。
隕石の光と熱を吸収して復活するウルトラセブンが格好良い!

 

メインではないのだがアンヌ隊員が妙に印象に残る話だった。

 

 

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