帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラファイト』

ウルトラファイト
1970年9月28日~1971年9月24日放送

 

「あぁー! ここでウルトラマンの登場!!」

 

第1期ウルトラシリーズ終了後も再放送や各メディアによる紹介等で新たな視聴者層が作られ、ブームが沈静化したと思われた怪獣は生き残る事が出来た。
そんな中、番組の受注が少なくなっていた円谷プロは「現金支出ゼロの番組」として、これまでのウルトラ作品の映像を再利用する『ウルトラファイト100』と言う1話5分のミニ帯番組を企画する。最初は過去のウルトラ作品の映像にTBSの山田二郎アナウンサーの実況を加える形だったが、やがて足りない本数を補う為に円谷プロの怪獣倉庫に残っていた怪獣の着ぐるみを使って新規の撮影が行われるようになった。
当時は「円谷プロは、出涸らしのお茶で商売している!」と揶揄されたが、『ウルトラファイト』は第2次怪獣ブームの起爆剤となり、第2期ウルトラシリーズに繋がる作品となった。

 

ウルトラセブン(姫野昭児)
宇宙からやって来て怪獣達と戦う宇宙人。
子分のアギラを大事にしている。
怪獣達にはかなり恨まれているらしい。
普段は使わないが怪電波を撃つ事が出来る。
終わりなき戦いの日々に思うところあり?
通算成績54勝1敗13分。

ウー
「喧嘩屋」の異名を持つ怪獣。
イカルスとは好敵手であり恋人同士(?)。
どこに顔があるのか分からないほど全身が白い毛に覆われていて、体中から不思議な怪しげな煙を撒き散らして戦う。段々と抜け毛が激しくなっていく。
豊富なスタミナを誇り、長期戦を得意とする。体が非常に大きいのであまり動きは激しくない。ジャンプを使うような離れた位置からの攻撃は苦手で接近戦が得意。
通算成績14勝26敗9分。

エレキング
名うての喧嘩好き。角がヘタレている。途中で姿が少し変わる。
イカルスとは宿命のライバルで恋人同士(?)。
水の中では負けない自信がある。よく昼寝をしている。相撲が好き?
通算成績5勝20敗10分。

イカルス
喧嘩が飯より好き。体は小さいが力と闘志に溢れているタフネスな暴れん坊。
エレキングの宿命のライバルでウーの好敵手。その一方でエレキングの彼女でありウーの彼氏でもある(?)と言う複雑な人間関係を持つ怪獣。
戦いの途中でも仁義を切る事がある。クリスチャン。
切り札に欠けているが攻撃の引き出しは豊富。意外と身軽で空中殺法が得意。右ストレートに定評がある。いつもトレーニングに余念が無い。ライフル魔だった事がある。
通算成績10勝31敗11分。

バルタン
分身の術等、不思議な忍法を使う宇宙忍者。
ボクサーみたいな堅い防御スタイルを持つ。不意打ちや騙し討ちと言った相手の隙を突く戦いが得意。
通算成績1勝7敗2分。

テレスドン
モグラがそのまま大きくなったような怪獣。
体が大きくて硬くて重いが地上では視力が効かず攻撃も空振りが多い。スタミナにも不安を抱えている。
通算成績0勝6敗2分。

ガッツ
足技が得意。頭部が弱点かと思いきや防御力が恐ろしく高くなっている時もある。
通算成績1勝6敗1分。

ゴドラ
姿を消したり宇宙しばりと言うゴドラ忍法を使う宇宙忍者。
動きが活発な上に意外と力もある。常に特訓して技の開発に余念の無い努力家。ボクシングが好き?
通算成績3勝6敗。

アギラ
セブンの子分でウーの宿命のライバルである大怪獣(?)。
他の怪獣と比べると格が落ちるが力はイカルスより上らしい。
通算成績3勝5敗。

ケロニヤ
怪しげな植物に囲まれた怪獣。
スタミナに難あり。
通算成績2勝6敗1分。

シーボーズ
墓場の用心棒。
上背とスタミナを持つ怪獣だが巨体が仇になる事もある。粘っこい事では怪獣界ナンバー1との話。怪獣界ではサッカーの名手でもあるらしい。
通算成績3勝14敗4分。

キーラー
お茶目で自己顕示欲と物欲が強い怪獣。
ゴーロンとは旧知の仲。
座頭市らしく、刀を持つと強い。
通算成績4勝10敗11分。

ゴーロン
力自慢で勝つ為に色々と仕掛けてくる山師。
キーラーとは旧知の仲。
パンチに定評がある。逆エビが得意。仏教徒
通算成績2勝7敗2分。

ゴモラ
怪獣倉庫に眠る怪獣の着ぐるみ。
ある夜中に目を覚ましてウーと戦うが……。
通算成績1勝。

 

ナレーション(山田二郎)