「パンドンチャレンジマッチ」
『ウルトラファイト』制作第71話
1970年10月16日放送(第15話)
『ウルトラセブン』の「史上最大の侵略 後編」からパンドン(改造)が登場。
オリジナル版を何度も見て刷り込まれているからかシューマンのピアノ協奏曲が無いとちょっと物足りない。
苦戦するウルトラセブンをウルトラ警備隊が援護。最後まで活躍していた。
今回の話で抜き焼き編が終了。
『ウルトラマン』が全39話から『ウルトラファイト』用に41話を取り出せたのに対し、『ウルトラセブン』は全49話から30話しか取り出せていない。2分40秒の尺に足りない話が多かったかららしい。山田さんのナレーションで対バド星人戦や対ニセ・ウルトラセブン戦を聞いてみたかった。
「大峡谷の決闘!」
『ウルトラファイト』制作第72話
1970年11月2日放送(第26話)
今回の話から新撮影編がスタート。
主人公がウルトラセブンなのはウルトラマンの着ぐるみが古谷敏さんに合わせて作られていたので他の人に合わなかったかららしい。
新撮影編の監督は鈴木俊継さん、東宝の谷精次さん、安藤達己さん、大平隆さんが務めた。
「大峡谷」と言うタイトルにドアップで映し出されるウルトラセブンとウーのカット等を見ると今回の話は巨人と巨大怪獣の戦いとして演出されているようだ。それなら手前に何かミニチュアを置いておけばそれらしく見えた気がするんだけど、そこは予算やスケジュールを考えると難しかったのだろう。
この頃はまだ綺麗だったウー。
オリジナル版と違って大暴れするのに驚くが、「ウー死の大吹雪」ではゆきの話がカットされて単なる怪獣として紹介されていたので『ウルトラファイト』でのウーは暴れまくる怪獣なのだろう。
ウルトラセブンとウーと言う作品の壁を越えた夢(?)の戦い。
パワーに勝るウーに対し、ウルトラセブンは何とか有利な体勢にもっていって背中にパンチ連打を浴びせて勝利を収める。
オリジナル版では見られないであろう泥だらけになったウルトラセブンが見物。
ウルトラセブン○ 対 ウー●
「セブンは見た エレキングの最後!」
『ウルトラファイト』制作第73話
1970年11月4日放送(第28話)
エレキングが登場。既に角がヘタレ始めている。
両者間合いを取り、エレキングが頭突きで向かってくるのをウルトラセブンがチョップで返し、最後はエレキングを飛行機投げで岩に投げつけて意識を失わせて勝利。
戦いが終わった後、ウルトラセブンは飛んで宇宙に帰っている。
「戦慄イカルスの大虐殺!」
『ウルトラファイト』制作第74話
1970年11月30日放送(第46話)
全身緑色で顔が大きいイカルスが登場。
オリジナル版では「星人」が付いていたが『ウルトラファイト』では単に「イカルス」と呼ばれている。熊谷健さんによると「オリジナル版とは違うキャラクターなので呼び方を変えた」との事だが、満田かずほさんによると「ナレーションの山田さんからの提案で設定上の意味は特に無い」との事。
空から飛んでやって来たウルトラセブン。
今回はマウントポジションの取り合い。
切り札に欠けるイカルスに対し、ウルトラセブンは首にチョップを浴びせ、穴に落として勝利。
戦いが終わった後、ウルトラセブンは飛ばずに走り去っていく。なんか間抜けだ……。
「バルタン忍法 セブン危うし!」
『ウルトラファイト』制作第75話
1970年12月7日放送(第51話)
バルタンが登場。
分身の術を使って翻弄するもウルトラセブンは本体を見付けて反撃。
飛んで逃げるバルタン!
追うウルトラセブン!
空中での追撃戦の行方は!?
次回に続かない!!
ウルトラセブン△ 対 バルタン△
ウルトラセブンが追わなかったらバルタンの敗走でウルトラセブンの勝利になっていた気がする。