帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラファイト』制作第96話~第100話

 

「それは電光よりも早かった!」
ウルトラファイト』制作第96話
1970年12月25日放送(第65話)

 

タイトルだが、ナレーションは「それは電光より早かった」と「も」が抜けている。細かい部分だけど。

 

宿命のライバルであるエレキングイカルスの激突。
このところ疲れ気味だったエレキングだが今日は元気一杯。気のせいか、エレキングはやたらと挑戦されている。
丘の上からエレキングイカルスの戦いを見つめていたウルトラセブンが途中から参戦。エレキングイカルスは一時休戦して力を合わせてウルトラセブンに挑みかかるが急造コンビの哀しさから連携が上手くいかず負けてしまう。

 

ウルトラセブン○ 対 エレキング&イカルス●

 

 

「宇宙より愛をこめて」
ウルトラファイト』制作第97話
1970年12月21日放送(第61話)

 

いきなり不意打ちをするバルタン。バルタンは不意打ちや騙し討ちと言った相手の隙を突くのが多い。忍者だからかな。
そこにエレキングもやって来てウルトラセブンを襲い始める。勝利目前のバルタンとエレキングだったが、バルタンが間違ってエレキングを殴ってしまった為に怒ったエレキングがバルタンに反撃してしまう。
ウルトラセブンはそれを笑いながら見ていて、最後はエレキングを倒したバルタンの頭を岩に叩き付けて勝利する。やはり『ウルトラファイト』のウルトラセブンはかなりダーティーだ。
とりあえず「愛」なんて欠片も無かった戦いだった。

 

ウルトラセブン○ 対 バルタン&エレキング

 

 

「神か悪魔かテレスドン
ウルトラファイト』制作第98話
1970年12月16日放送(第58話)

 

なにやら格好良いタイトルだが、内容は目を覚ましたエレキングが眠気覚ましに枕にしていた岩を蹴り飛ばすと同じくお昼寝していたテレスドンに当たってしまったと言うもの。
怒ったテレスドンは蹴られた岩をサーブするが、そこにいきなり現れたウルトラセブンがレシーブをし、最後はエレキングが見事にアタック。……何故にいきなりバレー?
その後、エレキングテレスドンの戦いが始まるがなかなか決着が付きそうに無いのでウルトラセブンは帰ってしまう。

 

今まではまだウルトラマンと怪獣の戦いと言うオリジナル版を踏まえた雰囲気がかろうじて残っていたのだが、この辺りから寸劇を取り入れた『ウルトラファイト』独自の雰囲気が前面に出てくるようになる。

 

ウルトラセブン△ 対 エレキング△ 対 テレスドン

 

 

「復讐の時は来た!」
ウルトラファイト』制作第99話
1970年12月8日放送(第52話)

 

エレキングとガッツの戦い。今日のガッツは精彩を欠いていて、途中現れたウルトラセブンに選手交代を頼む。選手交代を頼むガッツもガッツだがそれを引き受けてしまうウルトラセブンもどうかと思う。この辺りからウルトラセブンと怪獣達が同類のような感じになって『ウルトラファイト』ならではの世界観が作られていった。
ガッツと交代してエレキングと戦うウルトラセブンは鯖折りに苦戦。それを見たガッツはウルトラセブンを助けるかと思いきやなんと止めを刺そうとしてくる。怒ったウルトラセブンが復讐に転じてガッツとエレキングをまとめて倒すのだった。

 

ウルトラセブン○ 対 ガッツ&エレキング

 

 

「華々しき死闘」
ウルトラファイト』制作第100話
1970年12月1日放送(第47話)

 

四股を踏むエレキングシャドーボクシングをするゴドラが激突。今回のウルトラセブンは審判を務めている。
戦いはゴドラ優勢になったところでウルトラセブンがレフェリーストップをかけようとしてゴドラが反発。無理矢理戦いを止めて引き分けにしようとするウルトラセブンの判断にエレキングも反発して、ゴドラとエレキングは力を合わせてウルトラセブンを殴り倒そうとするが空振りしてお互いに相手を殴ってしまってダブルノックダウン。同士討ちによって結局は最後に残ったウルトラセブンの勝利となり、華々しくなかった死闘は幕を閉じるのであった。

 

ウルトラセブン○ 対 ゴドラ&エレキング