「怪獣わんぱく戦争」
『ウルトラファイト』制作第186話
1971年6月10日放送(第179話)
ライフル魔イカルス登場! いきなりエレキングを撃ち殺し、続いてウルトラセブンを追い回す。
狂ったように追いかけてくるイカルスが怖い。わんぱくと言うレベルじゃない!
最後は撃たれて倒れた振りをして、イカルスが近付いたところを急襲してライフルを叩き折ったウルトラセブンの勝利。
「イカルスが追う!」「セブンは逃げる!」と言うナレーションが耳に残る話だった。
「みな殺しの数え唄」
『ウルトラファイト』制作第187話
1971年6月7日放送(第176話)
タイトルだがナレーションでは「みな殺しの数え唄 セブンとウーとイカルスと」になっている。
一は一匹野郎の怪獣渡世
にっこり笑って相手を倒し
三は散々やっつけられて
死んだ振りして相手を騙し
ごろりごろ寝の怪獣渡世
ろくでなしの我が身を恥じて
七転八起の心意気
八は蜂の巣この面下げて
苦労知らずの怪獣渡世
とうに忘れた浮世の情け
とかくこの世はみな殺し
これ程『ウルトラファイト』に合う歌も他に無いだろう。
戦いは洞窟でウーとイカルスがウルトラセブンに襲いかかるが死闘の末に敗れている。
「怪獣餓鬼道」
『ウルトラファイト』制作第188話
1971年6月15日放送(第182話)
リンゴを貪り食うキーラーを不思議そうに見るウー。
差し出されたリンゴを拒否し、キーラーを叩くが何故か無反応。
その後もウーがどんなに叩いてもキーラーはリンゴを貪り続ける。
遂に腹が立ったウーはキーラーを投げ飛ばすが、それでもキーラーは食べるのを止めない。
やがて怒りの代わりに悲しみが湧き上がってきたウー。
お腹がすいていたから? 母親の事を思い出したから?
理由を知る事無く、ただウーは涙を流しながらリンゴを囓るのであった。
ウーの内面に迫った話。
前半は必死にキーラーを振り向かせようとするウーが可愛いが、後半のキーラーに振り向かれず一人自分の心と向き合ってしまったウーの姿はただ哀しい。
新撮影編は怪獣プロレスから始まって、怪獣コントを経て、何だか凄い世界観になってきた。
ウー△ 対 キーラー△
「勝負師の道はきびしい」
『ウルトラファイト』制作第189話
1971年6月2日放送(第173話)
のどかな浜辺。
波打ち際で座禅を組んでいたイカルスとエレキングは成果を問おうとトレーニングの決闘を開始。って、すぐに力試しなんて、座禅を組んだのなら悟りを開けよ。それにイカルスはクリスチャンだったのでは?
このトレーニングの決闘はイカルスがエレキングを倒して勝利を収めるのだが、そこに中途半端に砂の中に潜んでいたウルトラセブンが出現し、今度は実戦で座禅の成果を試す事に。
ウルトラセブンがイカルスを投げ飛ばすと、投げ飛ばされたイカルスの下敷きになったエレキングがショックで目を覚まして、今度はイカルスとエレキングの二人がかりでウルトラセブンを襲う展開になる。
「じゃまする奴」
『ウルトラファイト』制作第190話
1971年5月28日放送(第170話)
草原で寝ていたウルトラセブン。仮にもウルトラマンなのだから寝る場所くらい考えてくれ。
そこにウーとイカルスがやって来て寝込みを襲うが、起きたウルトラセブンは反撃して安眠を邪魔する奴らを見事倒すのであった。