帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラファイト』制作第191話~第195話

 

「逆転のブルース」
ウルトラファイト』制作第191話
1971年5月25日放送(第167話)

 

いきなり転がり落ちてくるウーとキーラーの戦いの行方を見守るウルトラセブン。戦いはキーラー優勢に進み、見かねたウルトラセブンが止めようと入ってくるが、何故か二人は戦いを止めて仲良くウルトラセブンに襲いかかる。実はこれはウルトラセブンを誘い込む為の罠の戦いだったのだ。しかし、ウルトラセブンはそんな計略をものともせず今回も勝利を収める。

 

勝鬨を上げているウルトラセブンの後ろでウーが一瞬立ち上がったのに驚いた。

 

ウルトラセブン○ 対 ウー&キーラー●

 

 

「怒涛! 殺しの浜」
ウルトラファイト』制作第192話
1971年5月20日放送(第164話)

 

ウルトラセブンエレキングとウーによる三つ巴はウルトラセブンの勝利で幕を閉じる。
ウルトラセブンの攻撃を受けても頑張ってなかなか倒れなかったウーとエレキング。倒れるまでの時間が思った以上に長いのでちょっと笑える。

 

ウルトラセブン○ 対 ウー● 対 エレキング

 

 

「この平和な島の何処かで」
ウルトラファイト』制作第193話
1971年5月17日放送(第161話)

 

昼寝をしていたエレキングにキーラーが石をぶつけてくる。
エレキングとキーラーの戦いが繰り広げられる中、戦いに気付かず花と戯れているウルトラセブン
しかし、二人の戦いを知るとウルトラセブンは平和の象徴である花を捨てて立ち上がるのであった。
ナレーション曰く「平和のシンボル・花が捨てられました」「陽の光は平和に降り注いでいます。美しい砂浜はそのままです。しかし、醜い三つ巴が繰り広げられています」。
この平和な島の何処かで今日もまた争いが起きている……。

 

ウルトラセブン△ 対 エレキング△ 対 キーラー△

 

 

「やくざ番付」
ウルトラファイト』制作第194話
1971年5月5日放送(第153話)

 

ある日、キーラーが斧を見付ける。そこにライフルを持ったエレキングが姿を現す。斧とライフル、どちらがカッコイイか喧嘩をするキーラーとエレキングの前にイカルスがやって来て「本当に強い男は素手で戦う」と主張。カッコイイ台詞だが、ちょっと待てや、ライフル魔。
誰が一番カッコイイか決める戦い。
まずはイカルスとキーラー。最初は素手イカルスに合わせてキーラーも斧を使わなかったがやはり最後は斧で切りつけてきてイカルスを撃破する。
続いてキーラーとエレキングの戦い。エレキングは至近距離でライフルを連射してキーラーを撃破。戦いに勝利して一番カッコイイ称号を手に入れたエレキングはカッコ良く銃口の硝煙を吹き消そうとするが、その時、ライフルが暴発してエレキングも死亡。「かぁっこわりぃ」な結末に終わってしまうのであった。

 

エレキング△ 対 キーラー△ 対 イカルス△

 

 

「激闘! 三里の浜」
ウルトラファイト』制作第195話
1971年5月12日放送(第158話)

 

イカルス、バルタン、ウー、キーラー、エレキング。木の棒を手に砂浜に横一列に並んでいる場面がカッコイイ。バルタンは何故かいつものハサミではなくて人間と同じ指の形をしているが気にしてはいけない。
その怪獣達に単身切り込んでいくウルトラセブン。手にした木の棒で一匹また一匹とバッサバサと切り捨てていく。スローモーションで倒されていく怪獣達。背景の波は何故かスローモーションになっていないが気にしてはいけない
ゴーロンもいないのに何故か猿の映像が挿まれる中、血を流して倒れていく怪獣達。死屍累々の砂浜を背に、ウルトラセブンは怪獣達の命を奪った木の棒を捨て、怪獣達の赤い血が流れる海を呆然と眺めるのであった。

 

一応の『ウルトラファイト』最終回。
最後にウルトラセブンが見せた戦いの果てにある空しさは他の作品でもなかなか見られない重さを見る者に投げかけてくる。

 

ウルトラセブン○ 対 イカルス&バルタン&ウー&キーラー&エレキング