帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「タッコング大逆襲」

タッコング大逆襲 ーオイル怪獣タッコング登場ー
帰ってきたウルトラマン』制作第2話
1971年4月9日放送(第2話)
脚本 上原正三
監督 本多猪四郎
特殊技術 高野宏一

 

オイル怪獣タッコング
身長 45m
体重 2万3千t
東京湾を住処にして、海上オイルプラント、パイプライン、コンビナートを次々と襲ってオイルを吸収する。
口からオイルを吐く。
何度も逃げるが最後はウルトラマンスペシウム光線を受けて爆発した。

 

物語
ウルトラマンと一心同体になった郷はMAT隊員を凌ぐ能力を身に付けた。
そこにタッコングが再び出現。自分の能力に慢心した郷は……。

 

感想
今回は『帰ってきたウルトラマン』の主役は怪獣ではなくてヒーロー(郷秀樹)だと言う事がよく分かる話。
ウルトラマン』でハヤタ隊員が初代ウルトラマンと一心同体になった為にどうこうしたと言う話は殆ど無かったが、郷はウルトラマンと一心同体になった事で普通の人間を超えた能力を身に付け、さらにその能力に溺れてしまう。

 

ウルトラマンに変身したいのに出来ない。
ウルトラマンの力はそんな都合の良いものではなくて、人間が全力を尽くして努力した結果、与えられるものである。
ウルトラマン』の「小さな英雄」をベースにしたこの設定は後の作品にも引き継がれていった。

 

これまでのヒロインと違って厳しい雰囲気が漂う丘隊員。
由利子やフジ隊員は近所のお姉ちゃん、アンヌ隊員は美人のお姉さん、初期の丘隊員は姉上と言う感じがする。

 

ミーティングでそれぞれの意見をぶつけるMAT。
意見のぶつかりから隊員それぞれの人物像を掘り下げていくと言う手法はこれまでも使われていたが『帰ってきたウルトラマン』からはさらに重視される事になる。

 

マットサブでの郷と南隊員の会話が録音されていたので、この後の「ウルトラマンになってやる」と言う郷の台詞も加藤隊長に聞かれているのではないかと言う疑問が出てくるが、その台詞はタッコングの攻撃を受けた後なので、おそらくマットサブは攻撃を受けた時に録音装置が壊れて、郷の台詞までは録音されなかったのだろう。

 

逃げ遅れた人々を救助していると、郷は上空から降り注いだ光を受けてウルトラマンに変身する。『帰ってきたウルトラマン』の初期は『ウルトラマン』以上にウルトラマンを神秘的な存在として描いている。
ところで郷は人々を救助している途中でウルトラマンに変身したが、残された南隊員達はいつ誰に救助されたのだろうか?

 

オイルを腹一杯に溜めているタッコングスペシウム光線はまずいだろう……。ここは予告にあったようにウルトラキックで倒してほしかった。あと、出来れば戦いが終わった後にウルトラ水流で消火してほしかった。

 

 

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