帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「牙の十字架は怪獣の墓場だ!」

「牙の十字架は怪獣の墓場だ! ー海象怪獣デッパラス登場ー
ウルトラマンT』制作第10話
1973年6月8日放送(第10話)
脚本 木戸愛楽
監督 山際永三
特殊技術 大平隆

 

海象怪獣デッパラス
身長 57m
体重 3万t
海から東京の地底に潜り込んで来た。食べるとすぐに寝てしまう。
鏡に映った自分の姿に反応する習性があって、それを利用したZATのミラー作戦で一度は倒された。しかし、一晩で再生し醜い姿となってZAT本部を襲う。今度は炎も吐けるようになってミラー作戦も通じなかった。
牙でタロウを串刺しにするがタロウには通用せず、逆にストリウム光線で倒された。
戦いが終わった後、タロウは残った2本の牙でデッパラスの墓を作った。
名前の由来は「出っ歯」かな。

 

物語
ボクシングの試合が近付いて減量に苦しむ光太郎。
そんな時、怪獣デッパラスが出現して光太郎はボクシングにZATにと大忙しで戦う!

 

感想
今回は光太郎が誰かの為ではなくて自分の為にやっていると言うボクシングの話。光太郎のボクシングの戦いをタロウ(ZAT)の戦いと合わせたのが上手く、もう何本かは同じパターンの話を作っても良かったと思う。(ところで光太郎の対戦相手である稲垣選手の顔がデッパラスに似ているように見えたのは気のせい?)

 

さおりさんは最初はボクシングを野蛮なスポーツだと思っていたが最後は最も男らしいスポーツだと考えを改めている。
さおりさんは光太郎に対して自分の好き嫌いをハッキリと言っている。

 

健一君と2人で銭湯に行ったところをデッパラスに襲われる光太郎。この時の光太郎はかなり情けなくて「健ちゃん!」と健一君に助けを求めている。

 

怪獣が出ないとZATはやはり暇なのか、今回はかなりの人数が休みを取って遊びに行ったし、光太郎のボクシングの応援も殆ど全員が行っている。

 

減量中の空腹の為、周りにある物全てが食べ物に見えてしまうようになった光太郎。お約束なネタだがやはり笑える。
試合が終わった後、さおりさんが作ったお弁当を物凄いスピードで食べていくのもお約束だがやはり笑える。

 

まだカウント中なのに、もうリングを降りて着替えている光太郎。良いの?

 

再び怪獣に襲われるZAT本部。そして再び逃げる!
やはり迎撃装置を付けてほしい。

 

今回、光太郎は初めて「タロウー!」と叫んで変身している。

 

デッパラスの牙で串刺しにされても平気なタロウ。どうして? 急所は外れていたのか?

 

今回の脚本を担当している木戸愛楽とは大原清秀さんのペンネーム。由来はやはり「喜怒哀楽」なのかな。

 

 

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