帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「青い狐火の少女」

「青い狐火の少女 ー狐火怪獣ミエゴン登場ー
ウルトラマンT』制作第15話
1973年7月13日放送(第15話)
脚本 斎藤正夫
監督 筧正典
特殊技術 大平隆

 

狐火怪獣ミエゴン
身長 62m
体重 3万3千t
那須岳に伝わる伝説の九尾の狐。普段は姿が見えず、出現する時には火花が飛び散って住民に狐火と言われている。カオルによると息は生臭いらしい。
口から炎を吐く。近距離での瞬間移動も可能らしい。
ZATのスプレー作戦で姿を現し、スワローキックで倒された。

 

物語
狐憑き」と呼ばれる少女カオル。
付近で狐火による被害が相次ぐ中、住民はカオルが犯人ではないかと疑い、自警団を結成する。

 

感想
今回は那須地方でロケが行われ、那須地方に伝わる「九尾の狐」の伝説を元に話を作っている。個人的には九尾の狐をモデルにするのならミエゴンには美女に変身してほしかったなぁと思う。

 

狐憑き」として住民から迫害されるカオル。
自警団の一人は「奴は人間じゃない。狐だ!」と殺す事も視野に入れていた。『初代マン』の「まぼろしの雪山」や『帰マン』の「怪獣使いと少年」と同じ展開で、「怪獣使いと少年」の本編ではカットされた住民に石を投げられる場面も今回は入っている。
恐ろしいのはカオルが狐憑きだと言う証拠が何も無いのに住民はカオルを狐憑きとして追い回していた事。カオルやZATがどうして追い回すのかと尋ねても住民は何も答えなかった。

 

まぼろしの雪山」や「怪獣使いと少年」と違って今回はカオルを庇ってくれる人がいてくれた事が救い。あの遊園地のおじいさんがいなかったらカオルはどうなっていたか考えると怖い。

 

最後に子供達がカオルに謝る場面があるが、引っぱたいて「これでおあいこよ」と言えるカオルが格好良い。

 

カオルの事を常に見守っている母親の存在がウルトラの母と重なる。
親子をテーマにしている『T』だが今回の話のように親と別れた子供が意外と多い。

 

カオルがロープウェーにしがみついている場面はミニチュア部分の出来がキツい。

 

今回の戦いはタロウがやたらと技名を叫んでいたのが印象に残った。

 

今回の話は斎藤さんのウルトラシリーズ脚本最終作となっている。