帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「ベムスター復活! タロウ絶体絶命!」

ベムスター復活! タロウ絶体絶命! ー異次元人ヤプール 宇宙怪獣ベムスター登場ー
ウルトラマンT』制作第29話
1973年10月19日放送(第29話)
脚本 田口成光
監督 山本正孝
特殊技術 高野宏一

 

異次元超人巨大ヤプール(改造)
身長 50m
体重 8万2千t
エースに倒されたヤプールの残党が自らを強化改造して復活した。今回は異次元からではなく、司令船から手に持った杖で怪獣や超獣に指令を送る。司令船の大きさを考えると今回は身長50mもあるようには見えない。
ベムスターを強化改造して復活させ、地球の残り少ないエネルギーを吸い尽くそうとする。
劇中では語られていないが、後編のサブタイトルに「怪獣軍団」と書かれているので今回は怪獣軍団に所属していた可能性がある。
「頭の弱い人間どもよ。同じ事を二度繰り返すほどワシの頭は悪くないぞ!」。

 

宇宙大怪獣ベムスター(改造)
身長 80m
体重 6万1千t
ヤプールによって強化改造されて復活した最強の宇宙怪獣。腹の口であらゆるエネルギーを吸収し、ZAT宇宙ステーションNo.1を飲み込んだ。
目から光線やミサイルを撃つ。ZATが開発したウルトラブレスレットと同じ威力を持つノコギリも受け付けない防御力を誇る。
デザインが超獣っぽくなったが肩書きは怪獣のまま。『円谷プロ怪獣図鑑』では肩書きは「宇宙大怪獣」になっているがオープニングの怪獣紹介では「宇宙怪獣」になっている。弱くなっていないか?
身長が80mとかなり大きくなっている。初代マンの倍もあるのか……。
劇中で上野隊員がベムスターの出身を「かに星雲」ではなくて「かに座」と説明している。おいおい、それは「暗黒怪獣 星を吐け!」のザニカだよ。

 

物語
復活したヤプールベムスターを使って地球に再度挑戦する。
ベムスターの前にZAT宇宙ステーションNo.1は全滅し、ZATも苦戦を強いられる。そしてタロウも……!

 

感想
「ご存知怪獣・宇宙人登場シリーズ」の第3弾で『帰マン』の「ウルトラセブン参上!」に登場したベムスターが再登場している。「ご存知怪獣・宇宙人登場シリーズ」で脚本上の問題が無かった唯一の話。今更言っても仕方が無いが、メフィラス星人エレキングもこうしてほしかったなぁ……。

 

月の裏側から交信を絶ったZAT宇宙ステーションNo.1を探索しにZATは宇宙に行くが宇宙ロケットのアンドロメダとマゼランは登場しなかった。何故?
結局、この2機はオープニングに登場するも劇中では殆ど出番が無かった。残念。

 

ベムスターへの対策を立てる為にZATは過去の映像を分析する事に。
ここでウルトラブレスレットと同じ威力のノコギリを作れてしまうのがZATの凄いところ。
今回、新マンの事をZATは「ウルトラマン」と、ナレーションは「帰ってきたウルトラマン」と言っている。
ところでセブンが新マンにウルトラブレスレットを授ける映像は一体どこから撮ったものなのだろうか?

 

ZATは駄目だよなぁ。いつも怪獣に負けてばっかでさぁ。あんなもの、あったって無くったって同じだよな」と悪態を吐くヒロシとアキラ。
ZATの援護がなければタロウが負けていた戦いは結構あったと思うが、やはり、単独で勝たなければ評価されないものなのだろうか。野球だって犠打や中継ぎ、サッカーだってアシストが無ければ試合に勝つ事は出来ないのに。

 

ZAT(人間)だって、そのうち必ずウルトラマンタロウ以上の力を持つようになるだろう。しかし、努力もしないで勝てるようにはならん」。
ウルトラシリーズでは人間はかなり弱い部類に入る。だからウルトラマン達が助けてくれるのだろう。だが、「宇宙人であるウルトラマンが地球の平和を守る」と言う構図が「人間がウルトラマンに依存してしまう」と言う問題を生み、それを解決する為に「人間はいつかウルトラマンの庇護から離れて自立しなければいけない」と言う話が出てくるようになった。こうしてウルトラシリーズは「人間の成長と自立」をメインテーマにしていくようになる。

 

海野は寺小屋について「皆と一緒に勉強しているようなもんです」と言っている。とは言え、海野が教えている事は遊びや漫画を読む事であった。つまり、海野が言う「勉強」とは学校が教えるような知識ではなくて、生きる為に必要な心の在り方であった。

 

海野はベムスターに特攻する時に爆弾を用意していたが、一体、どこで手に入れたのだろうか?

 

ベムスターの猛威に絶体絶命のタロウ! 果たして!?
と言う事で次回「逆襲! 怪獣軍団」に続きます。

 

 

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