帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「がんばれ! クワガタ越冬隊」

「がんばれ! クワガタ越冬隊」
ウルトラマン80』制作第36話
1980年12月10日放送(第36話)
脚本 石堂淑朗
監督 合月勇
特撮監督 高野宏一

 

昆虫怪獣グワガンダ
身長 50m
体重 3万t
ヤマちゃんの不注意で死んでしまったアッちゃんのクワガタがアッちゃんの怒りで怪獣化した。
ハサミで敵を襲う。何度倒されてもすぐに起き上がる不屈の精神の持ち主。
ヤマちゃんが謝ってアッちゃんの怒りが解けると元のクワガタに戻って土の中に帰っていった。
名前の由来は「クワガタ」かな。

 

物語
クワガタを越冬させようと頑張っていたアッちゃんだが、ガキ大将ヤマちゃんの不注意でクワガタに死なれてしまう。
アッちゃんのヤマちゃんへの怒りはクワガタを怪獣グワガンダとして蘇らせてしまう。

 

感想
「お~れ~はジャイア~ン♪ ガキ大将~♪」なヤマちゃん。
あれだけ頑張ったのに他人の不注意で一晩で水の泡になったら、そりゃ怒るよな。
でも、(一応)友達に向かって「死んでしまえばいい!」とまで言い切った子供はウルトラシリーズでは珍しい。

 

今回のグワガンダはアッちゃんの怒りで誕生したので、これもマイナスエネルギーと考えて良いと思う。
さすがの80も人間の気持ちには勝てないらしく、結局、グワガンダを倒す事は出来なかった。

 

80とグワガンダの戦いはコミカルだった。
何度倒されてもすぐに起き上がるグワガンダに「やれやれ、きりがない」と言った感じの80。何を思ったか80は戦いの途中でグワガンダに握手を求めるが、拒絶されると怒りまくった。今回の80は少し変。

 

逆転現象(蜃気楼)の事を知らなかったイトウチーフ。
フジモリ隊員やイケダ隊員によると、去年も逆転現象が起きていて80も蜃気楼に引っ掛かった事があるらしい。
この話で気になるのは去年起きた逆転現象をイトウチーフは知らないのに、イトウチーフの後に来たフジモリ隊員とイケダ隊員は知っていた事だ。
考えられるとしたら、去年と言うのは第13話以前の事で当時はヨーロッパにいたイトウチーフは知らなかったが、フジモリ隊員とイケダ隊員は日本のUGM養成所にいたので知っていたと言うところだろう。

 

逆転現象(蜃気楼)で丘に巨大なドームが出現した時、オオヤマキャップは住民を安心させる為にシルバーガルでドームに突っ込んで蜃気楼である事を証明しろと命令。そして本当にシルバーガルがドームに突っ込むと「ビックリさせるな……」と驚く。セラ広報員も言っていたけれど、突っ込めと言ったのはアンタですよ!
さすがに「そうか……、酷いキャップだ……」と自分で言っているけれど、今日のオオヤマキャップは少し変。

 

グワガンダに撃墜されたイケダ隊員。
「UGMのお兄さん!」と言って近付いてくるアッちゃん達に「お! 君達良い子だな。おじさんと言ったら返事しなかったぞ」と答える。
毎回毎回、細かい笑いを提供してくれる人だ。

 

今回は逆転現象(蜃気楼)の話と言う事でユリちゃんが全編に渡って登場している。
グワガンダもただの蜃気楼だと思ってシルバーガルに突っ込むよう命令したオオヤマキャップとの掛け合いが面白い。
フジモリ隊員「もしあの怪獣が蜃気楼なら、向こうが透けて見えてもいいんじゃないかな?」、
オオヤマキャップ「怖いのか? そいつはひょっとしたら濃い蜃気楼かもしれない。その可能性は?」、
ユリちゃん「あります!」、
城野隊員「でもキャップ。(日本はもう秋なのに)一体どこのクワガタが蜃気楼に?」、
オオヤマキャップ「それは君、インドネシアとか、ボルネオとか……」、
城野隊員「そんな遠くから!?」、
オオヤマキャップ「その可能性は?」、
ユリちゃん「0です!」、
オオヤマキャップ「0!? 突っ込むのは待った!」、
が時既に遅し。フジモリ隊員とイケダ隊員はグワガンダに撃墜されて脱出。「何が蜃気楼だ! キャップはクビだ!」と愚痴るのであった。

 

最後、死んだアッちゃんのカブトムシを超能力で生き返らせる猛。
ユリアンが来る前の猛は変身前でも超能力を使う事がかなり多い。

 

今回は予告のナレーションもいつもと口調が違ってですます調になっている。今回は皆が少し変だったお話。

 

 

ウルトラマン80 COMPLETE DVD-BOX

ウルトラマン80 COMPLETE DVD-BOX