帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「復讐の鎧」

「復讐の鎧 ー高次元捕食体ボガールモンス 地底怪獣グドン 古代怪獣ツインテール登場ー
ウルトラマンメビウス』第9話
2006年6月3日放送(第9話)
脚本 長谷川圭一
監督 小原直樹
特技監督 菊地雄一

 

高次元捕食体ボガール
身長 47m
体重 4万7千t
奇跡の星アーブの民を全て喰い尽くした事でツルギの恨みを買った。
前の戦いではメビュームシュートを受ける直前に脱皮して逃げていた。
捕食する度に体内エネルギーが増大し、そのエネルギーに引火したら半径100kmが壊滅する程の爆発を起こす「移動する火薬庫」。
グドンツインテールを捕食するがミクラスの電流攻撃に倒されてしまう。しかし、脱皮してボガールモンスへと進化した。

 

高次元捕食体ボガールモンス
身長 79m
体重 6万7千t
ボガールが脱皮して進化した姿。
弱点だった電流を克服し、逆に頭部から電撃ビームを放つようになった。
因みにボガールモンスに進化した後はボガールヒューマンに変身する事は無くなった。

 

地底怪獣グドン
身長 50m
体重 2万5千t
ボガールによって呼び覚まされた。
ツインテールと戦っていたところをボガールに捕食されてしまう。

 

古代怪獣ツインテール
身長 45m
体重 1万5千t
ボガールによって呼び覚まされた。
グドンと戦っていたところをボガールに捕食されてしまう。

 

マケット怪獣ミクラス
身長 ミクロ~40m
体重 0~2万t
電流攻撃でボガールに勝利したが、進化したボガールモンスに逆に電撃ビームを浴びせられてしまった。

 

物語
ツルギがセリザワの体を奪った事を知ったリュウは激怒。
冷静さを失ったリュウはチームから離れて単独行動を取ってしまう。
一方、捕食を続けるボガールは体内のエネルギーが増大し爆発寸前に陥っていた。

 

感想
遂に謎の青い巨人とボガールの因縁が明かされる。
青い巨人は科学者として進化したアーブの知性体達を驚きと敬意を持って見守り続けていたが、ボガールによって無抵抗なアーブの民は全て喰い尽くされてしまった。
滅びたアーブの星で青い巨人は滅び去った者達の怨念の声を聞き、復讐の鎧を身に纏う。そして復讐こそが自分の使命だと悟り、ボガールの次の餌場である地球にやって来たのだった。
これらの話はネット配信された『ヒカリサーガ』の「アーブの悲劇」で詳しく描かれている。
大切なものを守れなかったのはリュウと重なる部分がある。又、後に語られるが、ミライもある人を守れなかった過去がある。
ツルギは作品における立ち位置やデザインカラーが『ガイア』のアグルに似ているが、「ある星を守れなかった事から敵に対して非情になる」や「青いデザインカラー」等、実は『コスモス』のコスモスとの共通点が多かったりする。

 

セリザワの件で冷静さを失っているリュウはミーティングの途中で席を立ってしまう。
そんなリュウを呼び止めて「俺達はチームだ」と説得しようとしたのはジョージ。ここは「逆転のシュート」と対になっていて、ジョージの変化がよく分かる。

 

思い出の高台でセリザワ隊長と再会したリュウは自分の事を思い出してもらおうとファイヤーシンボルが描かれたGUYSメモリーディスプレイを見せる。しかし、セリザワの意識は無く、ツルギは「この容れ物が助けた最後の人間か」と答える。
運命の出逢い」でディノゾールとの戦いで爆発に吹き飛ばされたセリザワ隊長を見付けたツルギは地球で活動する為にその体を手に入れる。
ウルトラマンが怪獣との戦いで生死の境を彷徨う人間と一心同体になるのはよくある事だが、その際にウルトラマンが人間の意識を消し去って自分の意思で人間の体を動かすのは珍しいパターン。

 

事情を理解したミライはリュウにとってセリザワは「大切な人」だから体を返してほしいと訴える。因みに、後にミライはリュウの事を自分にとって「大切な人」と言うようになる。

 

「セリザワ隊長に喜んでもらわないとGUYSで頑張る意味が無い」と本音を漏らすリュウ。しかし、サコミズ隊長に「今のGUYSは本当に意味無いのか? まだ短くても、お前にとって彼らと一緒に過ごした時間は本当に何の意味も無いものだったのか?」と諭される。
そしてサコミズ隊長に握らされたGUYSメモリーディスプレイに描かれたファイヤーシンボルを見たリュウは今のCREW GUYSと一緒に描いたガンフェニックスのファイヤーシンボルを思い出し、今の仲間達の元へと向かうのであった。
セリザワ隊長と今のCREW GUYSを比べてしまったリュウ。これはアーブの知性体と地球人を比べ、アーブの知性体に比べたら地球人は取るに足らない下等な生物と判断したツルギに通じる部分があった。

 

怪獣が出現するがサコミズ隊長がリュウの説得に向かっていて不在なので、トリヤマ補佐官が代わりに「GUYS Sally Go!」。シリアスなトリヤマ補佐官がかなりカッコいい。

 

グドンツインテールを捕食したボガールにミクラスが再び立ち向かう。
まさかミクラス登場にここまでの頼もしさを感じる日が来るとは思わなかった。

 

「早くメビウスになれ。お前の大好きな命もたくさん死ぬぞ」とミライにテレパシーを送って挑発するボガール。
ボガールは怪獣でありながら人間の姿に変身し、人語を理解してテレパシーを使って挑発を行う等、『A』の超獣のような知能の高さを見せ付けた。

 

熱量が増大していくボガールモンスを相手にメビウスは攻めきれず苦戦するが、リュウの激を受けて反撃に転じる。しかし、そこにツルギが現れてボガールモンスを倒そうとする。
「ここでボガールモンスを倒したら多くの犠牲者が出る」とするメビウスと「ここでボガールモンスを倒さなければより多くの犠牲者が出る」とするツルギの対立。そして光の剣を手に二人のウルトラマンの戦いが始まってしまう。

 

何故かミライはツルギに対してはタメ口。
外見年齢が同じコノミやテッペイにも敬語を使っているミライだけに、これはちょっと意外。