「怪獣を呼ぶ石」
『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』第7話
2008年1月12日放送(第7話)
脚本 荒木憲一
監督 村石宏實
原始怪鳥リトラ(S)
身長 15m
体重 1万t
ファイヤーリトラに変身してファイヤーストライクでフログロスを倒し、その後もテレスドンを誘導してブルトンのアンテナを破壊してZAPに勝利のきっかけを与えた。
最後はファイヤーストライクでレッドキングに腹の中からダメージを与え、ゴモラの超振動波と合わせてレッドキングを倒した。
アタック:600 ディフェンス:800 スピード:1500 必殺技:ファイヤーストライク
四次元怪獣ブルトン
身長 60m
体重 6万t
体の穴からアンテナのようなものを出して色々な四次元現象を起こす怪獣。敵を四次元世界へ飛ばしてしまう。
惑星ボリスの砂漠に落下し、研究室に回収されたところで四次元現象を起こした。時空間に穴を開けて過去の地球や宇宙から何百と言う怪獣達を呼び寄せて惑星ボリスを怪獣惑星に変えた。
フログロス、ネロンガ、テレスドン、レッドキングを召喚してZAPクルーを襲撃するが、スペースペンドラゴンのワイバーンミサイルで倒された。
アタック:1000 ディフェンス:1000 スピード:800 必殺技:異次元吸収
アンフィビアタイプビーストフログロス(B)
身長 40m
体重 3万2千t
地上、地中、水中と色々なフィールドが得意なアンフィビアタイプのビースト。口から強力な火球を出す。
ブルトンに召喚されてレイ達を襲うがファイヤーリトラの火球に倒された。
因みに(B)はBigの略で、1体限りの個体を指すSpecialとは異なり複数の個体を指す。
アタック:1000 ディフェンス:500 スピード:800 必殺技:気化油
透明怪獣ネロンガ
身長 45m
体重 4万t
ブルトンに召喚されてレイ達を襲うがゴモラが避けたテレスドンの火炎で倒されてしまった。
今回は磁気嵐や透明化と言った能力は使わなかった。
アタック:800/0 ディフェンス:1100 スピード:1000 必殺技:暴君電撃
地底怪獣テレスドン
身長 60m
体重 12万t
ブルトンに召喚されてレイ達を襲うが誤って火炎でネロンガを倒してしまい、その後、自分もゴモラの超振動波で倒された。
アタック:800 ディフェンス:900 スピード:700 必殺技:地底からの侵略者
どくろ怪獣レッドキング
身長 45m
体重 2万t
ブルトンに召喚されてレイ達を襲うが何故か仲間が全員倒されてから本格的に参戦した。
力でゴモラを圧倒するがファイヤーリトラのファイヤーストライクとゴモラの超振動波で内と外からWダメージを受けて倒された。
アタック:1100 ディフェンス:500 スピード:600 必殺技:怪力パンチ
物語
謎の時空エネルギーに捕らわれたZAPクルーはある廃墟に辿り着き、そこでレイは記憶の断片を掴む。
そして四次元怪獣ブルトンが出現!
ブルトンによって惑星ボリスは怪獣惑星になってしまい、ブルトンを倒さない限り怪獣は際限無く増え続けるのだった!
感想
ドラゴンスピーダーの講習を受けて楽しそうに操縦するレイ。
ハルナも言っていたが、こんなに楽しそうなレイは今まで見た事が無い。
あまりのはしゃぎっぷりで外見からは意外な程の子供っぽさであるが後に明かされる秘密を考えると納得。
かつてスペースペンドラゴンを墜落させた強力な時空エネルギーに今度はドラゴンスピーダーが捕らわれてしまう。
不時着先の廃墟でレイは記憶の断片を掴み、ある父娘の写真が収められているペンダントを見付ける.
廃墟で見付けた映像データを復元してZAPクルーは惑星ボリス壊滅の秘密を知る事になる。
砂漠に落下した隕石は研究施設に運ばれたが異変を起こして巨大化。四次元能力で時空間に穴を開けて過去の地球や宇宙から何百と言う怪獣達を呼び寄せて惑星ボリスを怪獣惑星に変えてしまったのだった。
四次元能力を持つブルトンが世界観の異なる怪獣達を招き入れたと言うアイデアが面白い。『初代マン』の「無限へのパスポート」に一度登場しただけでありながら絶大なインパクトを誇るブルトンを上手く活用したと言える。
ところでこの映像データの再現場面だが、一体どこにカメラがあったのだろうか? 随分とコロコロ視点が変わっていて気になる。これもブルトンの能力だったのだろうか?
ブルトンの四次元能力で起きた研究室の異変は揺らめく映像と共に不気味な仕上がりになっている。
ブルトンはネロンガとテレスドンとレッドキングを召還。これらは全て『初代マン』に登場した怪獣。
2対4と言う圧倒的不利な状況だったが、ゴモラが避けたテレスドンの炎が当たってネロンガが倒され、リトラはテレスドンを誘ってテレスドンの火炎をブルトンのアンテナに当て、時空エネルギーが消えたブルトンをスペースペンドラゴンのワイバーンミサイルが撃破。テレスドンもゴモラの超振動波によって倒される。
最後に残ったレッドキングは力でゴモラを圧倒するもファイヤーリトラが放った炎を飲み込んで腹の中にダメージを負い、そこにゴモラの超振動波を受けて内と外のWダメージで倒された。
今回のレッドキングはネロンガやテレスドンがいた時には戦おうとしないで皆が倒されてから動き出している。最初から参戦していたらゴモラに勝てたと思うのだが……。
今回の話で惑星ボリスが怪獣惑星になった秘密が明かされた。
これまでのウルトラシリーズでは怪獣がどこでどのようにして出現したのかと言うバックグラウンドが重視されていたが、本作ではブルトンが無作為に召喚したと言う事でその辺りのバックグラウンドは省略され、怪獣の能力や仕草と言った部分が重視される事となった。
ここはカードバトルらしい割り切り方と言える。このパターンは後のニュージェネレーションヒーローシリーズでも何度か使われる事となった。