帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「輝きのゼロ」

「輝きのゼロ」
『ウルトラゼロファイト』第二部
2012年12月12日~2013年3月27日放送
脚本 足木淳一郎
監督 アベユーイチ

 

友好珍獣ピグモン
身長 1m
体重 10kg
怪獣墓場で静かに暮らしていたところをスライに捕らえられてゼロに対する人質にされる。
ゼロダークネスによってウルティメイトフォースゼロが全滅した後もゼロを信じてゼロダークネスに立ち向かい、その信じる心がゼロを復活させてシャイニングウルトラマンゼロ覚醒へと繋がった。
戦いが終わった後はウルティメイトフォースゼロの一員となった。

 

ファネゴン人
身長 2m
体重 100kg
アナザースペースの惑星ファネゴンに住む。
暴れるキングシルバゴンから逃げ回っていたがゼロによって救われた。
名前の由来は「ファントン星人」と「カネゴン」を合わせて。

 

強力怪獣キングシルバゴン
身長 70m
体重 7万9千t
アナザースペースの惑星ファネゴンで暴れていたところをストロングコロナゼロのウルトラハリケーンで飛ばされた後にルナミラクルゼロのフルムーンウェーブで鎮められて自分の世界へ帰っていった。

 

にせウルトラの母
身長 40m
体重 3万2千t
キングシルバゴンを鎮めたゼロの前に現れた。その正体はジャタールの変身で、不意打ちでゼロをブロンズ像に変えようとするが殺気を隠せなかった為にゼロに勘付かれてしまった。

 

地獄星人ヒッポリト星人 地獄のジャタール
身長 60m
体重 6万5千t
ダークネスファイブの一人。
変身能力と触れた相手をブロンズ像に変える能力を持ち、グレンファイヤーとミラーナイトをブロンズ像に変えて、ゼロも右手をブロンズに変えるが全身をブロンズ像に変える前にストロングコロナゼロのパンチラッシュとガルネイトバスターを受けて倒された。
「Wディレクターズ・エディション」版ではシャイニングウルトラマンゼロの時間逆行で復活した場面が加えられている。

 

暴君怪獣タイラント
身長 62m
体重 5万7千t
ヴィラニアスの相棒で「極暴タッグ」の片割れ。
多彩な能力でヴィラニアスと一緒にゼロやジャン兄弟と戦った。

 

極悪宇宙人テンペラー星人 極悪のヴィラニアス
身長 54m
体重 3万9千t
ダークネスファイブの一人でタイラントと「極暴タッグ」を組んでいる。
ウルトラ兄弟必殺光線やビームウィップと多彩な能力を持ち、タイラントと一緒にゼロやジャン兄弟と戦った。
古風な物言いであるが口が悪く、失言から敵を怒らせる事が多い。

 

冷凍星人グローザ星系人 氷結のグロッケン
身長 52m
体重 2万t
ダークネスファイブの一人で『メビウス』に登場した暗黒四天王グローザムと同種族。
口から吐く冷気で敵を氷結させる。グレンファイヤーとは氷と炎と言う対極の能力でありながら性格は似た者同士なところがある。
ずる賢いがどこか憎めないキャラクター。
名前の由来は「ブロッケンの妖怪」から。

 

策謀宇宙人デスレ星雲人 炎上のデスローグ
身長 55m
体重 1万5千t
ダークネスファイブの一人で『メビウス』に登場した暗黒四天王デスレムと同種族。
左手から発する火炎弾で相手を焼き尽くす。ミラーナイトと戦った。
名前の意味は「言葉(Logue)を殺す」で実際に言葉を発する事が無く、意思を理解できるグロッケンが通訳している。

 

悪質宇宙人メフィラス星人 魔導のスライ
身長 2m~60m
体重 50t~2万5千t
ダークネスファイブのリーダー格で新生ベリアル軍団の参謀を務める。
アーマードメフィラスと同じ鎧を装着していてメフィラスブレードを使って戦う。
状況判断に優れていて、シャイニングウルトラマンゼロの時間逆行現象をいち早く見抜いた。

 

暗黒大皇帝カイザーダークネス
身長 不明
体重 不明
ゼロに倒されたベリアルの魂が怪獣墓場でアーマードダークネスと出会って融合した姿。
グラシエやダークネスファイブを配下に加えて新生ベリアル軍団を結成した。
怪獣墓場でゼロと再び戦い、そのままゼロの体を乗っ取ってゼロダークネスとして甦った。
実は実体が無い存在で、兜の下にあったベリアルの顔も鎧が変質したものであった。

 

ゼロダークネス
身長 49m
体重 3万5千t
ベリアルの魂がゼロの体を乗っ取った存在。
ゼロの能力を使ってウルティメイトフォースゼロを全滅へと追い込んだ。
そのまま全ての宇宙を支配する覇道を歩もうとするが、ウルティメイトフォースゼロとピグモンの信じる心で覚醒したシャイニングウルトラマンゼロによってベリアルの魂がゼロの肉体から追い出されて消滅した。

 

ウルトラマンベリアル
身長 55m
体重 6万t
ゼロの肉体から追い出されたベリアルの魂はシャイニングウルトラマンゼロの発する光によって消滅したが、その後、シャイニングウルトラマンゼロの時間逆行によってかつての肉体を取り戻して復活した。
「守るべきもの」と言うゼロの強さの秘密に触れ、全ての宇宙を支配する為にさらに強くなる事を宣言する。

 

第1話(2012年12月12日放送(『列伝』第76話))
第一部でのグラシエを倒すゼロの映像を踏みつけるスライ。
前シリーズのラスボスが実は次シリーズに登場する敵より格下だったと言うのはバトル作品のお約束。使い古されたものではあるが新しい敵の強さを印象付けるのに効果的である。
グラシエがダークネスファイブより弱いと言う印象はあまり無いが、地獄の四獣士の魂を取り込まないと巨大化できなかったので戦闘能力は低かったのかもしれない。怪獣墓場に眠る怪獣達を甦らせる事が出来ると言う能力だけでかなり役に立つとは思うが。

 

第二部は第一部と違って白いホリゾントにプロジェクターで宇宙を投影する事で背景を演出している。
ところどころに『メロス』の時のようなスタジオ撮影だともろに分かってしまうカットがあったが、全体的には言われないと気付かない出来になっていて宇宙の雰囲気もよく出ていたと思う。
プロジェクター使用はCGのカット数を減らす為に導入された撮影手段らしいが逆にカラコレ等の調整に手間がかかるらしい。アベ監督によると撮りきりになるので特撮の楽しさが分かるとの事。こういう現場力の話は円谷プロらしいなと思う。

 

キングシルバゴンをフルムーンウェーブで鎮めるゼロ。これは『サーガ』でコスモスの斬新な解決方法を見たから。
M78星雲シリーズのウルトラマン達も無闇に怪獣を倒す事はしないが、やはり怪獣を倒さない解決方法は例外な印象が強かった。
コスモスの精神と能力を受け継いだゼロの存在は後の光の国の歴史に大きな変化をもたらすかもしれない。

 

ウルトラの母がゼロにウルティメイトフォースゼロの危機を伝えに来る。
ゼロは父親のセブンや師匠のレオに対しても敬語を使う事が無いが、何故か母には敬語を使っている場面がある。スタッフによると、ゼロは母親を知らないのでマザコンなのではないかとの事。気のせいか、こういう不良キャラって母性のある女性に弱いよね。
因みに『列伝』のナビゲーターをしている時もゼロは時々敬語を使うようになっている。少しは礼儀作法を身に付けてきた?

 

ウルティメイトフォースゼロの秘密基地マイティベースが登場。
アナザースペースにあり、エメラル鉱石を思わせるデザインとなっている。
建設には惑星エスメラルダからの技術供与もあったらしい。

 

まるで『ジョジョ』のような奇妙なポーズでブロンズ像になっているグレンファイヤーとミラーナイト。
ゼロも思わずブロンズ像化よりポーズの方にツッコミを入れている。
後の『列伝』第104話で二人が登場ポーズの練習をしている時にジャタールの不意打ちを受けた事が語られている。何やってんだか……。

 

第二部の脚本を務めた足木淳一郎さんは『電撃ホビーマガジン』で『Another Genesis』を連載していた他、ウルトラマンフェスティバルの演出や脚本を手がけていて、この後も多くの作品や企画に関わる事となる。

 

 

第2話(2012年12月19日放送(『列伝』第77話))
殺気を感じたゼロは背後から迫る母のマントを剥いで正体を見せろと迫る。
ジャタールの変身した母が妙にエロかったのが印象的。
しかし、ベリアルの配下でありながら母に変身するなんて色々な意味で度胸があるな、ジャタール。

 

触れたもの全てをブロンズに変える事が出来るジャタール。真っ先にやられた事で弱いだの存在感が薄いだの言われているが、実は歴代ヒッポリト星人の中でも上位の能力を持っている。
と言うか、戦い方によっては他のダークネスファイブはもとよりベリアルにだって勝てそうな能力だった。(まぁ、これだけの能力を持っていながらあっさりとゼロに負けたのが問題なんだけど……)

 

 

第3話(2012年12月26日放送(『列伝』第78話))
ヴィラニアスとタイラントの「極暴タッグ」と言うタッグ名を「ダサい」と笑うゼロ。アンタもそんなにセンスが良い方とは思えないんだが……。

 

今回のゼロと極暴タッグの戦いはゼロスラッガータイラントの能力を使った攻防が実に練られていて見所がある。個人的に『ゼロファイト』の中でも上位に入る戦いだと思う。
ワイドゼロショットが捻じ曲がってベムスターの腹に吸収されたのに感動!

 

敗れたジャタールを「役立たず」と言うヴィラニアスに「ブロンズ野郎は仲間じゃなかったのか」と怒るゼロ。
ヴィラニアス「笑止! 弱い者は仲間とは言わぬ。仲間とは強く役に立つ者の事である。我が相棒のようにな」、
ゼロ「ムカつくぜ。お前みたいのが一番ムカつくぜ!」。
卑怯な奴として倒した相手でも倒した後は侮辱しないゼロの姿勢は少年漫画の王道で見ていて気持ちが良い。
ストロングコロナゼロにモードチェンジしたゼロはタイラントを弾き飛ばし、タイラントの下敷きになったヴィラニアスは思わず「どけ! この役立たず!」と発言。
ゼロ「ころころ掌を返す奴が仲間の価値を語ってんじゃねぇ!」。
因みに後の『列伝』ではヴィラニアスとタイラントはまた仲良く出ていたりする。

 

そこに「手こずっているようですね」とスライが出現。
ゼロに向けてエネルギー球体の中に閉じ込められているピグモンの姿を見せる。
「あなたは見捨てられない、この小さな命を……」。

 

 

第4話(2013年1月9日放送(『列伝』第80話))
スライの実体は怪獣墓場にいて、ゼロの前に現れたのは立体映像のようなものだった。
ひょっとして『初代マン』の「禁じられた言葉」でメフィラス星人が出現させた宇宙人達は立体映像かもしれないと言う解釈に沿った能力かもしれない。

 

焦るゼロの前にグロッケンとデスローグも出現。
割り込みに怒るヴィラニアスに対して、「こういうのは自由競争。早い者勝ちだぜ」と返すグロッケン。
手柄の奪い合いとは悪のチームらしい。大抵はこれが原因で仲間割れを起こしてヒーローに敗れるのだが、ダークネスファイブはちゃんと協力してゼロを追い詰めた。この仲間割れを起こしそうで起こさない仲の良さがダークネスファイブの魅力の一つ。

 

そこにウルティメイトフォースゼロが参上。
初見では思わず驚くグレンファイヤーの「じゃじゃーん!!」は関さんのアドリブらしい。
グレンファイヤー「炎の戦士グレンファイヤー!」、
ミラーナイト「鏡の騎士ミラーナイト」、
ジャンボット&ジャンナイン「ジャンボット! ジャンナイン! 我ら鋼鉄のジャン兄弟! ジャンファイト!」。
仲間が一人ずつゼロに声をかけながらカメラがウルティメイトフォースゼロの周りをグルッと一回転する「通称・アベンジャーズカット」がカッコいい。
こういう同列の仲間と言うのはウルトラシリーズでは珍しくてウルティメイトフォースゼロの魅力の一つとなっている。(ウルトラ兄弟もニュージェネレーションヒーローズも特別チームも兄弟や先輩後輩や隊長と言った上下関係が存在している)

 

 

第5話(2013年1月16日放送(『列伝』第81話))
「今週からグレン「ウルトラゼロファイト」「なんだよう……」。
関さんがフリーダム過ぎるw

 

グレンファイヤーとグロッケンの戦い。
「ジャンケンでなぁ、チョキはグーには絶対に勝てないよなぁ。氷も炎には絶対に勝てないって事だよ!」と言うグレンファイヤーの台詞がカッコ良い。

 

極暴タッグと戦う事になったジャン兄弟。
ジャンボット「相手は強敵だ。気を付けろよ」、
ジャンナイン「それは僕に言っているのか? 言われるまでもない」。
ジャンナインは生意気な弟と言うキャラを確立させ、そのジャンナインの生意気さがジャンボットの真面目な兄と言うキャラを引き立てている。

 

ピグモンを助ける為に怪獣墓場にやって来たゼロを見て「勇者様のご到着です」と迎えるスライ。
ダークネスファイブとグラシエが繋がっていた事を知ったゼロは「どうりで卑怯なわけだ」と怒りを顕わにし、それに対してスライは「卑怯もラッキョウもありませんよ。ゼロ、あなたの強さを見せてもらいましょう」と開き直る。
ウルトラシリーズ史上に残る迷台詞を安元洋貴さんのイケメンボイスでさらりとカッコ良く言っちゃったよw
因みに『列伝』第103話によると「卑怯もラッキョウも無い」と言う言葉はメフィラス紳士の証らしい。『T』の「出た! メフィラス星人だ!」に登場した2代目のメフィラス星人を「自慢の一族」と紹介したりとスライの価値観は我々地球人とは大きく違っているようだ。

 

スライはアーマードメフィラスの状態でいる。
これは後のアーマードダークネスへの伏線なのだが、先にカイザーベリアルが誕生してスライもアーマードメフィラスになったのか、アーマードメフィラスになったスライがアーマードダークネスを見付けてベリアルの魂と融合させたのかは不明。

 

 

第6話(2013年1月23日放送(『列伝』第82話))
今回はミラーナイトによるタイトルコール。「ミラーファイト」と言わなかった為かゼロからのツッコミは無かった。

 

ウルトラシリーズでは珍しい団体戦となったウルティメイトフォースゼロとダークネスファイブの戦い。
今回、ウルティメイトフォースゼロのライバルチームが設定され、それぞれの因縁付けも行われた。
グレンファイヤーとグロッケンの相性が良かった。敵として出会っていなかったら友達になっていそうな雰囲気。

 

「心を合わせるぞ」「了解」と言うジャン兄弟の言葉を聞いて「ブリキ人形に心だと? 笑わせるな」と挑発するヴィラニアス。先のゼロとの戦いもだったが、ヴィラニアスは口が悪くて敵を怒らせる事が多い。でも、タイラントを弾き飛ばすダブルジャンナックルを弾き返しているので敵が怒っても負けない実力も持っている。
こんなヴィラニアスだが『列伝』第100話では『ザ☆ウル』の作画を褒めたり、『列伝』第103話ではメフィラス星人のギャグに感心したりと意外な一面がある。

 

ピグモンを攻撃するスライだったが、ゼロはウルティメイトブレスレットをウルトラゼロディフェンダーに変形させて助ける。
このウルトラゼロディフェンダーは『ウルトラマンフェスティバル2012』で使用されたもので映像作品での使用は今回が初めてとなる。
現在のウルトラシリーズは映像作品の他にライブショー等でも物語が展開されていて、その世界は思った以上に広くて複雑になっている。

 

「守り抜くぜ! 仲間が行かせてくれたんだ!」と決意を新たにしてスライと戦うゼロ。
「俺達はウルティメイトフォースゼロ! 宇宙のワルは全部ぶっ倒す!」。

 

 

第7話(2013年1月30日放送(『列伝』第83話))
ゼロの強さを確認したスライは「あのお方」に会う資格があると告げる。そして落雷と共にあのお方、暗黒大皇帝が姿を現す。その正体はアーマードダークネス。そしてその兜の下にはベリアルの顔が……!
ダークネスファイブに「皇帝」と呼ばれていたので自分はエンペラ星人を思い出したが、言われてみればベリアルも『銀河帝国』では皇帝カイザーベリアルになっていた。

 

カイザーダークネス「久し振りだな……。会いたかったぜ、ゼロ……。お前も俺様に会えて嬉しいだろう?」、
ゼロ「馬鹿な……、ベリアル!」。
エンペラ星人にレイブラッド星人にベリアル。カイザーダークネスに盛り込まれた設定が凄い事になっている……!

 

 

第8話(2013年2月6日放送(『列伝』第84話))
カイザーダークネスが顔に傷が無いのに『銀河帝国』の時のように顔を引っ掻く癖があるのは実はこの顔も鎧の一部が変質したものと言う伏線。
カイザーダークネスはアーマードダークネスの事を「ウルトラ戦士への恨みがこもった一品もの」と語る。鎧とは言え、2代目等と言った別個体ではなくて同一のものがこんなに何度も再登場するのは他に無い。
ベリアルが悪の道に堕ちたのはエンペラ星人の力に惹かれた為と言う設定があるが、そのベリアルがエンペラ星人の遺品であるアーマードダークネスを身に付けた時の心境が知りたい。

 

 

第9話(2013年2月13日放送(『列伝』第85話))
「ウルトラジャンファイト! おっと、ウルトラゼロファイト!」。
今回のタイトルコールはジャンボット。真面目な割に時々突拍子もない事をする。
まぁ、この後の展開の方がよっぽどとんでもなかったが……。

 

ウルティメイトゼロとカイザーダークネスの戦い。お互い動きにくそうなスーツだ。

 

ゼロの体を乗っ取ったベリアルは怪獣墓場を出てウルティメイトフォースゼロとダークネスファイブが戦っている場所へ。
そして着くなりデスシウムショットを放つ!
いち早く気付いたジャンボットがジャンナインを助けるが代わりに自分が破壊されてしまう!

 

ゼロは作品ごとにパワーアップを繰り返していたので、この頃になるともはや敵はいない状態になっていた。
カイザーダークネスはエンペラ星人とレイブラッド星人とベリアルの力を合わせたと言うトンデモ設定になっていたが、このくらいしないとゼロとは釣り合わないだろうなと言う感じはした。
しかし、ゼロが強くなったのなら、そのゼロを敵にしてしまおうと言う発想は自分には無くて、ゼロダークネスの登場はかなりの衝撃だった。

 

番組にネタバレは付き物なのだが、『ゼロファイト』では「あのお方」をシークレットにしていて、そのシークレットがカイザーダークネスとしてネタバレされたと思いきや、実はその先にまだゼロダークネスと言う隠し玉があったと言う仕組みになっていた。
ゼロダークネスの存在は放送されるまで関係各所も公表を差し控えていて、この第9話の衝撃が作られた。番組の内容が雑誌等で放送より先に知られてしまうのはもう仕方が無い事だと思っていたが、今回、番組の内容を尊重してその辺りの調整が行われた事に感激した。

 

「俺はゼロであってゼロではない……。そうだな……。ゼロダークネスとでもしておくか」。

 

 

第10話(2013年2月20日放送(『列伝』第86話))
「ウルトラゼロファイト! ジャンファイト!」。
今回のタイトルコールはジャンナイン。

 

ジャンボットを破壊したゼロダークネスにミラーナイトはベリアルの波動を感じ取る。
ミラーナイト「この波動はまさか!?」、
ゼロダークネス「察しが良いな、ミラーナイト。一度は我がしもべとなったんだっけか」、
ミラーナイト「ベリアル……だな!」。

 

破壊されたジャンボットを見て「僕を……庇って?」と呆然とするジャンナイン。
「皆、気を……付けろ……」と言い残して機能停止するジャンボット。かなり派手に倒されたのが衝撃的。普段は「焼き鳥」と呼んでいたグレンファイヤーも「ジャンボット」と叫び、ジャンナインも「兄さん」と叫ぶ……!

 

「ゼロの体は俺が貰った!」と高らかに宣言し、グレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンナインの3人を寄せ付けない強さを見せるゼロダークネス。崩壊していくマイティベースがこの後のウルティメイトフォースゼロ全滅を予感させる。
ここからゼロダークネスの絶望感溢れるどうしようもない強さが1ヶ月近くに亘って描かれる事になる。1話3分で話の展開が遅いからと言うのもあるが、1ヶ月近くもヒーロー達が殺されていくと言うのはかなり鬱になる展開ではある。しかし、ここでの落ち込みがあったからこそ、シャイニングウルトラマンゼロ誕生のカタルシスが生まれたと言える。

 

「あの方の魂は最強の肉体を手に入れた。もう誰も止められない。お前も見物に行くか? 宇宙の終わりの始まりを……」とピグモンに語るスライ。ここでピグモンを怪獣墓場から連れて来なければ後にゼロが復活する事も無かったのだが……。
ところでベリアルの目的は全ての宇宙を手中に収める事なのだが、スライはベリアルによって宇宙に終わりがもたらされると語っている。ベリアルが支配する=宇宙の終わりとも解釈できるが、スライはベリアルとは別の考えがあるようにも見える。

 

ミラーナイトは鏡でゼロダークネスを攪乱。
「鏡を作るのは得意でね。ゼロ! かつて私の心はあなたに救われた。今度は私があなたを救う番です!」と今度は『銀河帝国』とは逆にミラーナイトがゼロダークネスからベリアルの闇を浄化しようと光を溜めるが、ゼロダークネスは全く意に介さずデスシウムショットでミラーナイトの顔面を破壊する。

 

 

第11話(2013年2月27日放送(『列伝』第87話))
今回からタイトル画面が灰色に塗り潰され、タイトルコールもゼロダークネスになる。又、ナレーションもゼロからスライに代わり、まさに「悪の時代が始まる」と言った感じになった。

 

ゼロダークネスに顔面を破壊されたミラーナイトは「グレン。あなた方と共にいて……楽しかった……。ゼロを……頼みます」と言って力尽きる。

 

「ゼロを舐めるな! ゼロの心は貴様なんかに屈したりしない! 目を覚ませ、ゼロ! 僕に涙を、心と言うものを教えてくれた君が、その心を失ってどうする!」。
涙を流しながらゼロダークネスを殴りつけるジャンナイン。「涙」「殴る」「心」と言うのはジャンキラーがジャンナインになった時のキーワード。
しかし、ゼロダークネスはゼロツインシュートを放ち、ジャンナインは上半身と下半身をブチ切られてしまう。
ロボットとは言え、後で生き返るとは言え、ヒーローがここまで無残に倒されていくのはあまり例が無い。

 

ゼロダークネスの誕生からわずか数分で死屍累々の状態。
倒れていった仲間達の屍の中でグレンファイヤーが叫ぶ。
「そりゃねぇぜ、ゼロ……。こんなところで終わりかよ……。俺達の、俺達ウルティメイトフォースゼロの快進撃はまだ始まったばかりじゃねぇか……。違うのかよ……。違うのかよぉ! ゼロぉ!!」。
銀河帝国』で「仲間と言うのは良いもんだ」と言っていたグレンファイヤーの目の前で仲間が次々と殺されていくのは辛い。

 

 

第12話(2013年3月6日放送(『列伝』第88話))
ファイヤーダッシュでゼロダークネスに立ち向かうグレンファイヤーだったが、既にゼロスラッガーで背中と頸動脈を切られていた。
血の代わりにマグマが噴き出しているが、これを血と見るとヒーロー作品では異例の出血量となる。又、頸動脈を切ると言うのもヒーロー作品ではあまり見られない。何と言うか、ゼロダークネスの容赦無さが伝わってくる。

 

「つえぇな、ゼロ……。だがよ、おめぇの本当の強さ……ハートの強さだろう……! 信じてやるからよ、さっさと……帰ってきやがれ……」と言い残して力尽きるグレンファイヤー。
遂にウルティメイトフォースゼロは全滅……。
ゼロの心は真っ暗闇の土砂降りとなっていた……。
既に立つ気力も無く、カラータイマーも赤く点滅している……。
そこに聞こえてくるベリアルの声。
「お仲間は逝っちまったぜ。俺の、いや、お前の手にかかってな」。
そして遂にゼロの瞳とカラータイマーから光が消え、ベリアルは高笑いと共に勝利宣言をする。
「俺達の因縁もこれで終わりだな。あばよ、ゼロ」。
そして動きを止めたゼロに代わってゼロダークネスとダークネスファイブが行進を始める。
「さぁ、行くぞ。俺様の覇道の始まりだ! 全ての宇宙を我が手に……!」。

 

土砂降りの闇の中、俯くゼロのもとにウルティメイトフォースゼロの仲間達が現れる。
ジャンナイン「なぜ俯いているんだ? ゼロ」、
ジャンボット「私達は君と出会い、共に戦い、力の限り生きた。何も悔いは無いのだ」、
ミラーナイト「あなたにはまだ救える命がある。手を差し伸べられる多くの心が待っているじゃないですか?」、
グレンファイヤー「俺達はお前を信じて託せるから先に行けるんだぜ。そのお前がこんなところで立ち止まっていてはいけねぇな」。
「「「「すすめ! ウルトラマンゼロ」」」」。
死んだ仲間の魂が激励に来るのは『キン肉マン』を思い出す。
たとえ殺されても激励に来てくれる仲間達と言うのは良いなぁと思うが、その一方でウルトラマンは仲間を失って独りぼっちになっても何かを守る為に戦わなくてはいけないのかとも思った。かつて『レオ』の「レオの命よ! キングの奇跡!」でキングがブニョに殺されたレオを甦らせた時も感じたが、ウルトラマンと言う存在はこの世界で最も過酷な運命を背負っている存在なのかもしれない。

 

 

第13話(2013年3月13日放送(『列伝』第89話))
ゼロダークネスとダークネスファイブの行進を止めようとするピグモン
あの戦いを見た後で自分の身を挺してゼロダークネスを止めようとするピグモンの勇気が凄い。
ウルティメイトフォースゼロと同じくピグモンもゼロの事を信じていたと言う事か。

 

目障りだとピグモンを消そうとするゼロダークネスであったが、その時、ベリアルの腕をゼロが掴んで止める。
ゼロ「まだだ……。まだ……」。
そのままゼロはベリアルを連れて雨雲の中へ。
ウルティメイトフォースゼロ「すすめ!」。
仲間達の声を聞き、ゼロは自分の心と向き合う。
ゼロ「俺は……まだ、飛べる!」。
そしてゼロは雨雲を突き破り、光溢れる青空へと抜き出た。
ゼロ「守るべきものがある! 俺は、ウルトラマンだ!!」。
太陽を背に、ゼロから眩い光が溢れて周囲に広がっていく。
そして金色の光を放ち、シャイニングウルトラマンゼロが誕生した!
ベリアル「その姿は何だ?」、
ゼロ「お前の闇を……切り裂く光だ!」。

 

シャイニングウルトラマンゼロはベリアルを軽く弾くと、これまでとは比べ物にならないシャイニングエメリウムスラッシュを発射!
それを何とか弾いたベリアルに向かってゼロが問う。
ゼロ「お前は持っているのか?」、
ベリアル「何?」、
ゼロ「守るべきものを……」、
ベリアル「何だと……?」、
ゼロ「何故奪うだけで守るものを持たないんだ?」、
ベリアル「何を……何を言っているんだ!?」、
ゼロ「お前だって、ウルトラマンだろうが!!」。
今まで「ドン引き」とか口が悪かったゼロがこんな悟りを啓いたような話し方に変わったのに驚く。これまで戦闘力は上昇していったが精神的にはまだまだ未熟だったゼロがこの境地に辿り着いたとは感慨深い。
ゼロがベリアルの事を「ウルトラマン」として見ていたのが意外。最近は仮面ライダーシリーズでもヒーローじゃない仮面ライダーが出て、ウルトラシリーズでも闇のウルトラマンやベリアルのような存在が出て、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」と言った言葉が持っていたヒーロー性は薄れてきていたので、ここでゼロがベリアルに「ウルトラマン」として呼びかけた事は「ウルトラマン」と言う言葉の意味を考える上でとても興味深い。

 

ゼロが復活してシャイニングウルトラマンゼロに覚醒する場面にかかっている歌はゼロの声を担当している宮野さんが歌う『ULTRA FLY』。
『ゼロファイト』の第一部を見た宮野さんがそれをイメージして作って『列伝』の主題歌になったのだが、今回のこの場面の為に作ったのではと思える程のハマりっぷりであった。
登場作品が多いのでゼロに関する歌も多くあるのだが、自分はこの場面の印象が強い事と宮野さんが歌っている事で、ゼロをイメージする歌を尋ねられたらこの『ULTRA FLY』を挙げる。

 

 

第14話(2013年3月20日放送(『列伝』第90話))
「たとえ仲間を失っても、闇の中で心が折れても、守るべきものがある限り立ち上がる。そう、俺は……ウルトラマンなんだ!」。
これまでの重苦しい展開を吹き飛ばすかのようにタイトル画面に光が戻り、タイトルコールとナレーションもゼロに戻る。

 

ゼロの心の中の戦い。
シャイニングウルトラマンゼロはさらに巨大化してベリアルを飲み込まんが如くになる。
そして現実世界。
ゼロダークネスのカラータイマーから金色の光が溢れ、ベリアルの魂が追い出される。
そしてゼロは現実世界でもシャイニングウルトラマンゼロへと変身!
シャイニングウルトラマンゼロは死んだ仲間達を見ると掲げた右手から周囲に向けて金色の光を振り撒く。その光を浴びたベリアルの魂は存在を維持できなくなり、周囲の星々の動きが逆転すると、破壊されたはずのマイティベースが……!?

 

 

第15話(2013年3月27日放送(『列伝』第91話))
シャイニングスタードライヴで周囲の時間を巻き戻したシャイニングウルトラマンゼロ。遂に因果律をも覆したか……。いかにゼロが高いスペックを持っていたとしても、これは通常のウルトラマンの能力を超えている力。
シャイニングウルトラマンゼロ覚醒にはノアの力も関わっているのかもしれない。ゼロは第2のノアになったのだろうか?(シャイニングウルトラマンゼロのカラータイマーの名称は「シャイニングエナジーコア」。そしてノアの力を宿したウルティメイトブレスレットはシャイニングウルトラマンゼロと一体化していると言う設定)
因みにシャイニングウルトラマンゼロは時間を巻き戻したが、この時間を逆行するウルトラマンと言うのは後のギンガへと引き継がれている。

 

元の姿に戻ったゼロが力尽きて倒れようとすると甦ったグレンファイヤーが助ける。
「また会えたな。ウルトラマンゼロ」。

 

ゼロはシャイニングウルトラマンゼロに変身していた時の事を覚えていなかった。
さすがにレベルが違いすぎるので簡単に変身できないように制約が付けられたのだろう。

 

甦ったウルティメイトフォースゼロはいつものようにワイワイガヤガヤと騒ぐ。
グレンファイヤーに「焼き鳥」と言われたジャンボットはいつになったら自分の名前を覚えるのかと不満を漏らすが、実はグレンファイヤーはちゃんとジャンボットの名前を覚えている事を一番最初に死んだジャンボット以外の全員が知っている。
ピグモンもウルティメイトフォースゼロに加わり、皆揃って笑いながら帰っていく。そしてゼロは心の中でかけがえのない仲間達に感謝の言葉を述べるのであった。
「ありがとな、皆」。

 

新たにウルティメイトフォースゼロに加わったピグモンの名前を皆で考える事になる。
ゼロが提案したのは父親の名前を頂いての「モロボシ君」。『ドラゴンボール』で孫悟空が息子に自分のじいちゃんである孫悟飯の名前を付けたのを思い出す。
因みに『列伝』第104話ではゼロはピグモンの事を「モロボシ君」「モッ君」「ピーちゃん」と色々な名前で呼んでいる。冗談だったのか、それともまだ名前が決まっていないのか。仲間になってもう3ヶ月も経っているのだから名前は固定してあげようよ。

 

エンディング曲はvoyagerが歌う『奴らがウルティメイトフォースゼロ!』。
これまでゼロの歌はあったがウルティメイトフォースゼロの歌は無かったとの事。

 

シャイニングウルトラマンゼロが周囲の時間を巻き戻した事で死んだはずのウルティメイトフォースゼロが甦ったが実はベリアルも甦ってかつての肉体を取り戻していた。
右目の傷が無いと言う事は『銀河伝説』でゼロと戦う以前の肉体と言う事になる。まさかそこまで時間が巻き戻っていたとは思わなかった。
「守るべきもの……。貴様の強さはそれか……。ゼロ! 俺はさらに強くなる。全ての宇宙を手に入れてやる!」。
ゼロとベリアルの因縁はまだ終わらない……。

 

『ゼロファイト』は後に全話を再構成して一本化した「Wディレクターズ・エディション」が発売されている。
TV放送版ではジャタールの存在がすっかり忘れ去られていて第二部最終話ではまるでタイラントがダークネスファイブの一員かのような扱いになっているが、「Wディレクターズ・エディション」版ではジャタールが甦った場面が追加されている。良かった良かった。

 

第二部 完

 

 

『列伝』ではこの後の話も描かれていて、第100話「ベリアル陛下降臨! 百体怪獣総進撃!?」では、番組放送100回記念を新生ベリアル軍団が放送ジャックして、ベリアルがベリュドラを構成している怪獣100体を紹介する事となった。(実際は時間切れの為に100体は紹介出来ず)。
続く第103話「大暴れベリアル軍団! 我らダークネスファイブ!!」では、前回の放送で怪獣100体を紹介できなかったベリアルの機嫌を直す為にダークネスファイブがかつてウルトラマン達と戦った自分達の同族を紹介している。
これらの話ではダークネスファイブがかなり愉快に描かれていて、特にグロッケンのキャラの立ちっぷりが凄い事になっている。
この第103話で自分も含めて強豪宇宙人達が最後はウルトラマン達に敗れ去った事実を受け入れたベリアルはダークネスファイブと別れて一人己の道を進もうとするが、スライを始めとするダークネスファイブの覚悟を決めた忠誠心に考えを改め、さらなる強さを得る為に自分のだけでなく自分達の守るべきものを見付けると宣言する。
銀河帝国』のベリアル帝国軍や今回の新生ベリアル軍団を見ていると、ベリアルが部下から慕われているのが分かる。悪のボスとしての魅力があると言う事か。

 

一方のゼロも『列伝』の最終回に当たる第104話「ウルトラマンゼロ! 新たな戦いへの決意!!」でその後が描かれている。
グレンファイヤーは「バランダ」と言うロボット怪獣を倒していて、ミラーナイトとジャン兄弟はエメラナ姫とピグモンを会わせる為に惑星エスメラルダへ行っている。
ゼロはシャイニングスタードライヴでベリアルが甦った事に気付いていて、ゼロダークネスとしてウルティメイトフォースゼロのメンバーを手にかけた罪悪感とシャイニングウルトラマンゼロの力への恐怖から仲間達のもとを去ろうとするが、グレンファイヤーの熱い言葉を受けて立ち直っている。
細かい部分は異なるがゼロとベリアルのその後の行動がどこか似ているのが興味深い。

 

尚、シャイニングスタードライヴで甦ったジャタールがゼロとグレンファイヤーを再びブロンズ像にしようと不意打ちするが二人に気付かれないまま撃退されている。

 

続く『新列伝』の第48話「ウルトラフロンティア! ダークネスラッシュ!?」と第49話「覇道への道! ダークネスファイブ出陣!!」では全ての宇宙を支配すると言うベリアルの野望を叶える為にダークネスファイブが『大怪獣ラッシュ』の舞台であるプラズマギャラクシーを調べている。
ここで今まで別行動だったジャタールも新生ベリアル軍団に合流して皆でプラズマギャラクシーに乗り込んでいる。(同時期のデータカードダス『大怪獣ラッシュ ULTRA FRONTIER』でもベリアル襲来ミッションが行われた)

 

そしてゼロとベリアルの因縁は『ジード』へと引き継がれる事となった。
又、小説の『ウルティメイトフォースゼロ ~Side Story~』では『ゼロファイト』と『ジード』の間にあったウルティメイトフォースゼロの物語が語られている。

 

 

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