帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』

ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』
2013年9月7日公開
脚本 谷崎あきら
監督 アベユーイチ

 

異次元宇宙人イカルス星人(SD)
身長 14cm~40m
体重 150g~1万8千t
闇の支配者にダークスパークでライブサインをリードされた事で人間大で活動できるようになった二人目の闇のエージェント。
イカ」と言う単語を交えて喋る。アロー光線を放つ。
降星山に眠っているスパークドールズのうち、レッドキング、バラバ、シーゴラス、ベムスター、ハンザギラン、キングクラブを手に入れ、それらのライブサインに加えて自分自身をダークダミースパークでリードする事でタイラントへと合体した。
敗れた後、闇の支配者の正体を喋ろうとしたところを闇の支配者のダークスパークによってスパークドールズに戻された。
その後、スパークドールズはヒカル達に回収された。

 

合体怪獣タイラント(SDU)
身長 62m
体重 5万7千t
イカルス星人を中心にレッドキング、バラバ、シーゴラス、ベムスター、ハンザギラン、キングクラブのスパークドールズが合体して誕生した。
ベムスターの腹でゼペリオン光線を吸収してティガ相手に優勢に戦うが、ジャンナインの参戦で形勢逆転される。
最後はジャンナインを捕らえていたバラバの鞭をティガに切られて蹴り返され、ジャンナインのジャンスターダストで倒された。
戦いの後、合体に関わったスパークドールズはヒカル達に回収された。
因みに(SDU)は「スパークドールズが合体した」と言う意味で「united」が付けられている。

 

暗黒破壊神ダークザギ(SD)
身長 14cm~50m
体重 150g~5万5千t
闇の支配者が送り込んだ存在。
ジャンナインを圧倒し、ギンガと世界各地を移動しながら戦う。
互角の戦いを繰り広げるが、最後はギンガクロスシュートによってエナジーコアを破壊され倒された。
スパークドールズはヒカル達に回収されず、闇の支配者に回収された。

 

ウルトラマンティガ(SD)
身長 14cm~53m
体重 150g~4万4千t
並みの怪獣では勝てないタイラント相手にヒカルがウルトライブした。
タイラント相手に優勢に戦うものの、ゼペリオン光線をベムスターの腹で吸収されて窮地に陥る。最後はバラバの鞭を切ってタイラント相手に蹴り返し、ジャンナインの勝利に貢献した。
因みに本作が公開された9月7日は1996年に『ティガ』の放送が開始された日である。

 

物語
降星山にただならぬ気配を感じたヒカル達はスパークドールズの捜索を開始する。
一方、闇の支配者は新たな闇のエージェントとしてイカルス星人を送り込む。
ヒカル達とイカルス星人が探す6体のスパークドールズの秘密とは……?

 

感想
これまでのウルトラシリーズの映画に比べてやや短めの上映時間となっている。
上映館数も減っているが、公開第1週はミニシアターランキングで観客動員数第1位を記録している。

 

前期と後期の間に位置する話。
この時期の『新列伝』と『劇場スペシャル』は似たような展開を見せているが微妙に違っているところがある。
例えばバルキー星人がこれまでの話を解説しているが、『新列伝』ではスパークドールズを使って怪獣の紹介をしているのに対し、『劇場スペシャル』ではストーリー中心の解説になっている。
そしてイカルス星人は『新列伝』ではタロウからタイラントの情報を聞き出し、ヒカルとも遭遇してちょっとした戦いが起きているが、『劇場スペシャル』ではタロウやヒカルの所には行かず降星山でタイラント復活に向けて行動を開始している。その為、『新列伝』ではヒカルはタロウからタイラントの話を聞いているのだが、『劇場スペシャル』ではタイラントの話を聞いていないのでベムスターの腹が光線を吸収する事を知らず苦戦する事になる。又、細かいところでは『新列伝』ではタロウはイカルス星人の名前をすぐには思い出せなかったが、『劇場スペシャル』ではすぐに思い出している。

 

ヒカルはイギリスにいる両親に電話して自分はまだしばらく降星町に残る事を告げる。
この時の会話に出た「グラスゴー」とはイギリスのスコットランド南西部に位置する街の名前。

 

降星山に眠るスパークドールズの波動を感じるヒカル。
ギンガスパークを使わず自身で感じる事が出来たのは選ばれし者だからだろうか?

 

翌日、用事があると言う友也を除いて、ヒカル達は降星山でスパークドールズを探す事に。
ギンガスパークを持つヒカルとウルトラマンであるタロウはスパークドールズを見付ける事が出来るので二手に分かれる事に。ここでヒカルと美鈴はお互いに一緒に行きたいと言う波動を発するが、それに気付かないタロウは美鈴と同行すると言い、結果的にヒカルと美鈴は別行動に。スパークドールズの波動は感じられるのにこういう恋の波動は鈍いタロウであった。まぁ、昔からそうだったが……。
こうしてヒカルと千草、美鈴と健太とタロウと言う珍しい組み合わせに。美鈴と一緒になれて妙にテンションが高い健太が微笑ましい。
このスパークドールズ捜索はハイキングみたいで、それぞれの言動も子供っぽくて自然で楽しい感じになっている。

 

美鈴と健太は同じくスパークドールズを探しているイカルス星人と遭遇。
そこに友也が現れるが、イカルス星人のアロー光線を受けて危機に陥る。その時、健太がカメラのフラッシュでイカルス星人を怯ませ、タロウがウルトラ念力で吹き飛ばす。前期では色々あって険悪な雰囲気だった健太が迷い無く友也を助けに行ったのが良かった。
友也はヒカルとは別に降星山の異変を調べていて、「一緒に来ねぇの?」と言う健太の誘いを「群れるのは好きじゃない」と言って断る。しかし、今の自分の力では美鈴達を守れないので力を貸してほしいと言うタロウの願いを受け、友也は美鈴に手当てされた自分の手を見て行動を共にする事を決める。

 

ヒカル達が見付けたスパークドールズはハンザギランとバラバ。美鈴達が見付けたのはレッドキングイカルス星人から奪ったキングクラブ。そしてイカルス星人はベムスターとシーゴラスとなっている。
ここでちょっと気になるのは、ヒカルとタロウが「次に見付けるのは探している6体のスパークドールズの最後の一体だ」と言うところ。イカルス星人がベムスターとシーゴラスを回収した事をどうやって知ったのだろうか?

 

イカルス星人が変身したニセ美鈴の言動が明らかにおかしくて笑える。昔から宇宙人が変身した人間はおかしな言動をしていたが、それを逆手にとってギャグにしている。
ニセ美鈴が『セブン』の「怪しい隣人」でのイカルス星人の動きを再現しているのはさすがと言うべきか。
因みに追いつめられたイカルス星人が本物の美鈴を人質にとって形勢逆転した時の「逆転こそ我が命」と言う台詞は『ファイト』のサブタイトルが元ネタ。なんとマニアックなチョイス。

 

複数のスパークドールズを組み合わせて合体怪獣を作ると言うアイデアが面白い。このアイデアは続く『ギンガS』で新しい合体怪獣ファイブキングを作り出し、スパークドールズの設定が無くなった後も『オーブ』の合体魔王獣や『ジード』のベリアル融合獣と言った合体怪獣を生み出していく事となった。
ティガとタイラントの戦いはヒカルがベムスターの腹の吸収能力を知っていたら勝っていたような雰囲気だった。ティガが弱いのではなくてヒカルが上手く戦えなかったとした事でティガの格付けを守った形になっている。
ジャンスターからジャンナインに変形する際に友也が言った「ジャンファイト・ツー・ダッシュ」は『ジャンボーグA』でナオキがジャンカーZをジャンボーグ9に変形させる際の掛け声がモデル。
ティガとジャンナインのコンビはジャンナインがタイラントの足下を撃って煙幕を張った隙にティガが近付いて攻撃する等、殺陣の組み合わせが良く出来ている。

 

友也がヒカルを助けたのは美鈴に怪我の手当てをしてもらった借りを返したかったから。
その後、現れたダークザギに苦戦を強いられるが、自分はギンガを倒す男だからと言って逃げようとしなかった。いつも淡々としている友也にしては珍しく熱くなっている場面。
そんな友也と友也を思うヒカルの心に応えてギンガのスパークドールズが現れ、ヒカルは再びギンガに直接変身する。
友也を助けたヒカルはさっきのタイラント戦で助けてくれた借りを返したかっただけだと答える。

 

ジャンナインがダークザギに苦戦した時、タロウはティガのスパークドールズはもう使えないと言っている。先のタイラント戦でエネルギーを消耗しすぎたのだろうか。

 

ダークザギはサンダーダランビアのように人間がダークダミースパークでダークライブしたタイプではなく、かと言ってバルキー星人やイカルス星人と言った闇のエージェントのように自身の意識があるようにも見えない。ひょっとしたら、闇の支配者自身がダークスパークでダークライブしたのかもしれないが劇中ではその辺りについての説明は無かった。

 

ギンガとダークザギの戦いはまさかの空中戦で驚いた。様々な場所に移動しての高速バトルは『ネクサス』を思い出す。今回は『ネクサス』の最終回「絆 ーネクサスー」を担当していたアベ監督なので、ひょっとしたら『ネクサス』では叶わなかったノアとダークザギのCGバトルのリベンジなのかもしれない。
ギンガクロスシュートとライトニングザギの撃ち合いの末、ギンガはダークザギのエナジーコアを破壊して勝利!
短い時間でありながら印象に残る戦いだった。

 

美鈴は戦いが終わってヒカルがイギリスに帰るのかと気にするが、ヒカルはまだ戦いが終わっていない事を感じ、降星町にしばらく残る事を決めるのであった。

 

 

 

 

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