帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「閉ざされた世界」

「閉ざされた世界」
ウルトラマンギンガ』第7話
2013年11月20日放送(『新列伝』第21話)
脚本 長谷川圭一
監督 原口智生

 

暗殺宇宙人ナックル星人グレイ(SD)
身長 14cm~43m
体重 150g~2万t
闇の支配者にダークスパークでライブサインをリードされた事で人間大で活動できるようになった三人目の闇のエージェント。
閉ざされた降星小学校に現れ、白井先生に闇の支配者がすぐ近くにいる事を告げる。
扇子を持ち、オネエ言葉で喋る。
「グレイ」と言えば、よく知られた宇宙人の名称であるが、ひょっとして、それとは別に三ツ矢雄二さんの「グレーゾーン」から来ているのかな?

 

フィンディッシュタイプビーストダークガルベロス(SD)
身長 14cm~52m
体重 150g~3万9千t
ガルベロスの暗黒強化種。
ダークダミースパークによって大里剛がダークライブされていて、閉ざされた降星小学校を襲おうとした。
ボクシング対決でブラックキングに勝利するもギンガには敗れ、その後は幻覚による分身攻撃を繰り出したが無数に分身したギンガに気を取られた隙に宇宙空間にまで上がっていた本物のギンガのギンガファイヤーボールを受けて倒された。
戦いの後、スパークドールズはヒカル達に回収された。

 

用心棒怪獣ブラックキング(SD)
身長 14cm~65m
体重 150g~6万t
ダークガルベロスと戦う為にヒカルがウルトライブするもボクシング対決に敗れてしまう。

 

物語
夏が過ぎて秋になってもヒカル達は闇の支配者の正体を探れずにいた。
そんなある日、ヒカル達は降星小学校から出られなくなる。

 

感想
3ヶ月のインターバルを置いて再開された『ギンガ』の後期。
前期が1話完結形式だったのに対し後期は連続形式になっている。

 

今回の話の前半は前期と『劇場スペシャル』の総集編となっている。
しかし、ここで総集編をする必要があったかは疑問。ソフト化されたものを見ている人からすればわずか7話で総集編をする必要は無いし、リアルタイムで『新列伝』を見ていた人からしても今回の話が放送されるまでの間に既に何度か総集編が放送されていたのでやはり必要が無い。しかも時系列順に話を見ていくと「夢を憎むもの」、『劇場スペシャル』、今回の話と総集編が繰り返されている。『ギンガ』はわずか11話しかないので総集編を何度も挟むより物語を展開してほしかった。

 

この総集編の場面で友也がガンパッドとジャンナインのスパークドールズを持っている。
やはりジャンナインも他のウルトラマンや怪獣と同じようにダークスパークでスパークドールズにされていたのかと思ったが、実はこれがかなり難しい問題を孕んでいる。この話で友也が持っていたジャンナインのスパークドールズはどのようにして実体化させているのか?
ダークダミースパークは「夢を懸けた戦い」で破壊されているので、その後はダークダミースパークを使って実体化させる事は出来ない。ギンガスパークはヒカルが使用しているので、これを使って実体化させると言うのもあり得ない。他に考えられるとしたらガンパッドを使って実体化させているなのだが、そうなると「ダークスパークの呪いを解く事が出来るのはギンガスパークだけ」と言う基本設定と矛盾してしまう。
推測するのなら、「夢を懸けた戦い」まで友也が使っていたガンパッドはダークダミースパークが作り出したもので、それを使って友也はジャンキラーの実体化や操縦を行っていた。「夢を懸けた戦い」でダークダミースパークをギンガに破壊された事でガンパッドも消滅した後、友也の涙をきっかけに新しいガンパッドが誕生したが、これはダークダミースパークがガンパッドを作り出したように今度はギンガスパークかギンガライトスパークが新たなガンパッドを作り出した。今の友也はこの新しいガンパッドでジャンナインの実体化や操縦が行っていると言ったところだろうか。

 

どうしてタロウだけは意思を持ったままだったのかが明らかになる。
それは父や母や兄弟達が庇ってくれたので闇の波動の直撃を受けずに済んだから。
上の者が身を挺して下の者を守り希望を託すと言うのは最終回「きみの未来」でのタロウとヒカルの関係に繋がる。
今回、特に何のきっかけも無くタロウの記憶が甦るが、ここは前期を通しての謎だったので、もう少し劇的な謎解きをしてほしかった。

 

記憶を取り戻したタロウは「人形になって宇宙のどこかを彷徨っている者もいる」と語っている。
どうやら全てのスパークドールズが降星山に降り注いだわけではないようだ。

 

時空が歪んで降星小学校から出る事も外と連絡を取る事も出来なくなった。
この閉ざされた学校から脱出しようとする場面は『初代マン』の「無限へのパスポート」が元ネタと思われる。しかし、学校から脱出しようとしたら別の場所に出てしまうと言う流れをちゃんと見せていないのでイマイチよく分からない場面になっている。
ところで友也の分析によると降星小学校だけ外の世界から切り離されて孤立したとの事だが、ヒカルがブラックキングにウルトライブしてからは降星山全体が外の世界から切り離されたとなっている。どうして途中で結界の範囲が変わったのだろうか?

 

ダークガルベロス出現。白井先生も怪獣を目撃し、カッキーはヒカルがウルトライブするところを目撃する。
ブラックキングとダークガルベロスが喋りながら戦うのは人間が怪獣にライブする『ギンガ』ならでは。
鉄塔をリング代わりにし、スパークドールズを観客に、マントを羽織ったギンガが颯爽と入場する等、ダークガルベロスとの戦いはボクシング風の演出がされている。
こういう遊びのある戦い自体は好きだし、マントを羽織ったギンガは文句無しにカッコいいと思う。しかし、これが全50話のうちの30話台だったら作品の幅を広げる回として受け入れられるのだが、今回は後期の第1話なので、まずは後期に関する基本設定等をちゃんと見せてほしかった。

 

ダークガルベロスは殴り合いでブラックキングに勝つも続くギンガとの戦いでは殴り合いに負けてしまう。すると今度は幻覚を利用した分身攻撃を繰り出すが、それに対抗してギンガも無数に分身する。その隙に本物のギンガは宇宙空間にまで飛び上がって、ギンガファイヤーボールでダークガルベロスを真上から攻撃して勝利を収める。
ダークガルベロスにダークライブした大里剛がボクサーなので上からの攻撃には対応できないのを突いた作戦。ただ、これもイマイチ分かり難いカットの繋ぎ方だったと思う。又、ダークガルベロスがオリジナルに比べてどのように強化されたのかよく分からなかったのも残念だった。

 

ナックル星人グレイが登場。
バルキー星人やイカルス星人もだったが、闇のエージェントはどうしてこんなにキャラが濃い?
グレイは白井先生の前に現れて「闇の支配者様はこの学校にいるの。あなた達のすぐ近くに……。え、誰かって? さぁ、誰かしらね?」と告げる。
結論から言えば白井先生自身が闇の支配者だったわけだが、どうしてグレイはこういう事を言ったのか?
グレイの独断とは考えられない。おそらく闇の支配者にそう言うように命令されたのだろう。闇の支配者がグレイに言わせた理由だが「闇の支配者が近くにいるとする事でヒカル達を疑心暗鬼に陥らせる」と「グレイから言伝を頼まれた人物にする事で白井先生を容疑者から外させる」の二点が考えられる。
しかし、白井先生が闇の支配者の話をホツマにしか伝えず、ホツマは前々から闇の支配者の正体に目途を付けていたようなので、あまり効果は無かった……。

 

「怪獣が生まれる度、闇の力が大きくなる。奴の復活は……近い」。

 

 

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