帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「闇と光」

 

「闇と光」
ウルトラマンギンガ』第10話
2013年12月11日放送(第10話)
脚本 谷崎あきら
監督 アベユーイチ

 

暗殺宇宙人ナックル星人グレイ(SD)
身長 14cm~43m
体重 150g~2万t
美鈴の心の闇を使ってダークダミースパークを作り出し、そのまま美鈴を自分と一緒にスーパーグランドキングにダークライブさせた。
美鈴が捕らわれて思うように戦えないヒカル達を苦しめるが、美鈴を助け出された後は形勢逆転され、最後はスーパーグランドキングごとギンガサンシャインで倒された。

 

超怪獣スーパーグランドキング(SD)
身長 14cm~78m
体重 150g~21万5千t
口から吐く光線で相手のウルトライブを解除させ、全身から発する光線で相手に大きなダメージを与える。
美鈴とグレイがダークダミースパークでダークライブしている。
美鈴が捕らわれて思うように戦えないヒカル達を苦しめるが、美鈴を助け出された後は形勢逆転され、最後はギンガサンシャインで倒された。

 

ウルトラマン(SD)
身長 14cm~40m
体重 150g~3万5千t
千草がギンガライトスパークでウルトライブした。
ヒカルが美鈴を助け出すまでスーパーグランドキングを抑えていた。

 

ウルトラセブン(SD)
身長 14cm~40m
体重 150g~3万5千t
美鈴の父がギンガライトスパークでウルトライブした。
ヒカルが美鈴を助け出すまでスーパーグランドキングを抑えていた。

 

ウルトラマンティガ(SD)
身長 14cm~53m
体重 150g~4万4千t
健太がギンガライトスパークでウルトライブした。
ヒカルが美鈴を助け出すまでスーパーグランドキングを抑えていた。

 

物語
降星小学校を襲うスーパーグランドキング。その中には美鈴が捕らわれていた。
ヒカルは美鈴の精神世界へ行き、美鈴の父達は新たなギンガライトスパークでウルトラマン達にウルトライブする。
一方、ホツマは遂に闇の支配者の正体を糾弾する。

 

感想
闇の支配者の正体が白井先生だと判明。
闇の支配者が復活する為には人間の悪意を集める必要があり、それがこれまでダークライブさせられてきた人々。
皆、降星小学校の卒業生で道を踏み外した人達だったと言うのは盲点だった。これまでの話で卒業生だと説明があったのはユウカと剛だけであったが、前期と後期で一回ずつ説明があれば十分だと思う。もし山田と木村と矢神まで卒業生だと説明していたら勘の良い視聴者は前期の時点で気付いてしまう恐れがある。
正体が白井先生と言う事で闇の支配者が降星小学校の周辺にのみ現れた理由付けがされた。卒業生達が次々に問題を起こし剛の賭博問題で閉校式が中止になった事で子供思いだった先生は卒業生達を怪獣に変えて学校の周辺を荒らすようになった。「学校」と言う身近な所に凄まじい悪意が渦巻いていたと言うのは背筋がゾッとした。

 

校歌の書かれた板を破壊する場面では白井先生は両腕だけが異形のモノになっていた。大人しそうな年配の女性が力任せに物を壊す場面は狂気を感じてかなり怖い。
校長室に隠されていた闇の支配者の部屋を暴く場面では全てのスパークドールズが後ろ向きになって顔が見えないようになっていた。意思の無い人形が溢れ返っている部屋は薄ら寒さを感じた。
閉ざされた世界」ではグレイが白井先生を嘲笑うようにして闇の支配者の事を話していたが、自分が闇の支配者である事に自覚が無いまま心の闇を増大させていった白井先生の事を本当に嘲笑っていたのかもしれない。

 

スーパーグランドキングはボリュームがありながら全体のバランスも良いデザインに仕上がっている。
『T』の誕生40周年として『ギンガ』にはTVシリーズの強敵であったタイラントと『ウルトラマン物語』のラスボスであったグランドキングが登場したのだが、『劇場スペシャル』のタイラントと違って今回のスーパーグランドキングには登場する必然性があまり無かった。だが、このようにストーリーとは無関係に怪獣をセレクトできるのは『ギンガ』のスパークドールズだからこそとも言える。

 

スーパーグランドキングの中ではグレイと美鈴がそれぞれダークダミースパークを手にしている。
そう言えば、闇のエージェントのうち、イカルス星人、グレイ、マグマ星人は自分用のダークダミースパークを持っていたが、バルキー星人だけ持っていなかった。
ひょっとしたら、友也がジャンキラーの操縦に使っていたダークダミースパークはバルキー星人が自分用のを渡したものだったのかもしれない。

 

ヒカルがギンガの中に戻るまでの間をジャンナインはずっと戦い続けて最後は遂に戦闘不能に陥ってしまう。そのまま自己修復が完了する前にルギエルとの戦いが終わるので今回が友也とジャンナインの最後の戦いとなった。

 

今回のジャンナインはジャンスターの状態で宇宙空間で待機していた。「閉ざされた世界」でのスパークドールズ状態は総集編故の特別状態だったのだろうか?
今回はヒカルがギンガに変身して友也がジャンナインを呼び出すのが同時になっている。実はギンガとジャンナインが同時に戦い始めるのは今回だけだったりする。(それ以外はどちらかが途中参加になっていた)

 

美鈴の父は怪獣の中に捕らわれた娘を助けようとし、それなら自分達も一緒に行くと言ってくれる娘の友達を目にする。
そしてスーパーグランドキングを食い止める為に美鈴の父と健太と千草が3人揃ってウルトライブする。正しい心を持っていれば誰でもウルトラマンに変身できるとした事で『ギンガ』は自由度がかなり上がった。
だが、スーパーグランドキングを攻撃できないのに活動時間に限界があるウルトラマンに変身したのは残念ながら選択ミスと言わざるを得ない。怪獣より強いウルトラマンを選択してしまうのは分からなくもないが、ここは時間制限が無い上にパワーの強いブラックキング、ドラゴリー、レッドキングあたりがベストだったと思う。

 

ギンガはヒカルを美鈴の意識の中へと飛ばす。おそらくこれは前回の「漆黒のウルトラ兄弟」で美鈴の父がダークダミースパークを使ってギンガスパークを持つヒカルの精神世界に干渉したのを応用したものだと思われる。
精神世界の美鈴はヒカルを殺そうとした自分の父といつも勝手ばかりやっているヒカルが許せないと吐露する。助けに来たつもりがいつの間にか喧嘩してしまったヒカルと美鈴だが最後はお互いの事を心配して駆け寄りそのまま抱き合う。色々あったが、ぶっちゃけると「素直になれ!」と言う話かな?
二人が抱き合ってそのままギンガにウルトライブするのは『A』のウルトラタッチを思い出す。
「ヒカルは今、命懸けで美鈴を救い出そうとしている」と言うタロウの言葉とは逆にコミカル調であったヒカルと美鈴の場面。同時進行していた白井先生とホツマの話がかなりのホラーテイストだったので、バランスを取る為にこちらはコミカルで子供っぽい感じになったのかな。

 

ウルトラマン3人とジャンナインが苦戦したのはスーパーグランドキングの中に美鈴がいて思うように攻撃できなかったから。そのスーパーグランドキングをギンガが倒せたのはスーパーグランドキングの中から美鈴がいなくなり逆にギンガの中にヒカルと美鈴の二人がいたから。この辺りのパワーバランスがちゃんと出来ていて良かった。
一人のウルトラマンの中に複数の人がいてグランドキングに勝つと言うのは『ウルトラマン物語』のスーパーウルトラマンを思い出す。

 

超最強となったギンガはスーパーグランドキングを投げ飛ばし、ギンガサンシャインでグレイごと撃破。このギンガサンシャインはギンガのクリスタルが光って発動する技の中で七番目に登場したものとなった。
因みにギンガのクリスタルが光って発動する技は以下の通り。
黄…ギンガサンダーボルト
赤…ギンガファイヤーボール
白…ギンガセイバー
緑…ギンガコンフォート
紫…ギンガスラッシュ
青…ギンガクロスシュート
ピンク…ギンガサンシャイン
虹…ギンガエスペシャリー

 

白井先生の中から闇の支配者を追い出そうとするホツマ。この時に選ばれし者の紋章が浮かび上がっているので、選ばれし者としての力を使ったのかもしれない。

 

今回の話は谷崎さんの現時点でのウルトラシリーズ脚本最終作となっている。

 

 

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