帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「闇からの使者」

「闇からの使者 -テレスドン登場-
ウルトラマンパワード』第4話
1994年4月21日発売(第3巻)
脚本 スティーヴン・カランディ(原案 伊藤和典
監督 キング・ワイルダー
特殊効果 ジョセフ・ビスコーシル

 

地底人太陽の民
身長 120cm
体重 750kg
かつて地上を支配していたが巨大隕石の落下で地上が破壊された時に「エルドラの神」によって地下に導かれて再び光が訪れるのを待っていた。
パワードをエルドラの神の再来と考えてカイを拉致し、地上を汚し腐れ果てさせた人類を打ち砕こうとテレスドンを放った。
カイがフラッシュプリズムの光を開放した後の動向は不明。

 

地底怪獣テレスドン
身長 62m
体重 13万t
太陽の民が人類を打ち砕く為に地上に放った怪獣。
あらゆる攻撃にもビクともしない頑丈な皮膚を持つ。サイボーグかロボットと思われる。
日没と共に街を破壊し夜明けと共に地下に戻る。地中の生物なので光が苦手だったが、二度目の出現時には目にフィルターが施されていた。
パワードに押さえ込まれた隙にストライクビートルのマグネシウム照明弾を至近距離で受け、最後はメガ・スペシウム光線を受けて爆発炎上した。

 

物語
カイとベックはトンネル内部の異変を調べに向かうが、地震が起きてカイが行方不明になってしまう。
落ち込むベックの前にテレスドンが出現!
一方、カイはテレスドンを放った太陽の民に捕らえられていた。

 

感想
原題は「The Dark Past」。
「暗い過去」となる。
『初代マン』の「地上破壊工作」と「バラージの青い石」をミックスした話で、太陽の民がウルトラマンの像に光を与えようとしたり、光と闇の対比が描かれたり、「違う! 太陽ではない! 光だ! 偉大なるエルドラの神の光だ!」と太陽とは別の光が提示されたりと平成ウルトラシリーズのプロトタイプとも言える内容になっている。

 

今回の話からVHS版の新巻ごとにオープニングに新しい映像が追加されていった。

 

今回の話を見ると、カイは皆のかわいい弟分なのかな。

 

カイを拉致した太陽の民は暗闇に佇む様子が不気味で良かった。
その太陽の民が地上に放ったテレスドンは夜の街を破壊していく様が格好良かった。

 

太陽の民が語る闇の歴史。
「その昔、わしらの種族は地上を支配しておった……。だが、ある日、巨大な岩石が宇宙から落下し、地上の世界は完全に破壊されてしまった。偉大なるエルドラの神は我らを地下へ導き、こう命じられたのだ。「再び光が訪れる時を待て」と……。光が現れた時、その時こそ、我らは再び地上に戻るのだ……」。
そして太陽の民は地上を汚し腐れ果てさせた今の人類を打ち砕くと宣言する。

 

「人類が誕生した時から太陽は光り輝いているぞ。なぜ今頃になって光が戻ったなんて言い出したんだ?」と言うカイの疑問に太陽の民は「違う! 太陽ではない! 光だ! 偉大なるエルドラの神の光だ!」と答える。
太陽の民が崇拝するエルドラの神の像はウルトラマンにそっくりで、太陽の民がフラッシュプリズムを近付けると、フラッシュプリズムが緑色に光って、エルドラの神の像の胸も赤く光った。
エルドラの神がウルトラマンかどうかは明らかにされていないが、太陽の民がエルドラの神について語る時に腕を十字にしてスペシウム光線のポーズをとっていた。
太陽の民が語った闇の歴史が本当だとして、エルドラの神がウルトラマンだとした場合、太陽の民は侵略者などではなくて地球に住んでいた種族でウルトラマンにも守られていた存在だったが、時を経て今度はウルトラマンであるパワードに倒される事になったとなる。ひょっとしたら今回は『セブン』の「ノンマルトの使者」と同じ問題を抱えている話だったのかもしれない。

 

まだ街の住人の避難が完了していないから攻撃しないようにと注意するエドランド隊長にサンダースは「マジですか? じゃあ、何すりゃいいんです? おっかない顔して奴を脅かしてみましょうか?」と不満たらたら。また勝手に攻撃するのかと心配したが今回はちゃんと待っていた。
そして住人の避難が完了していよいよ攻撃開始! サンダースが「やっとオイラの出番だぜ!」と思ったらテレスドンは地下に戻ってしまった。

 

一緒にトンネルに行ったカイが行方不明になった事にベックは責任を感じて落ち込む。
テレスドンの出現に自分の任務を果たそうと奮起し、テレスドンは光が苦手だと言う事を発見するが、「カイがいてくれたらと思います……。いや、手が足りないから……」とふと弱音を漏らす。

 

太陽の民からの警告を伝えにW.I.N.R.基地にアメリカ陸軍が来る。
今までだと、こういうキャラクターは嫌な奴が多かったが、今回はそういった事は無かった。ここは自衛隊在日米軍にアレルギーを持つ人がいる日本とアメリカの違いだろうか?
ところでエドランド隊長はW.I.N.R.だけで対処できると答えていたが、テレスドン迎撃に出撃した戦車部隊はアメリカ陸軍のものではないのだろうか?

 

光が戻ったと喜ぶ太陽の民をカイは否定する。
「あんなものニセモノさ。本物はカプセルの中だ。太陽よりも強い光だから。お前らには呼び出せない!」。
その言葉に激昂した太陽の民はフラッシュプリズムをカイに差し出し、やって見せろと挑発。これが運の尽きでカイはパワードに変身して地下から脱出する。う~ん……。マヌケだぞ、太陽の民……。

 

パワードの登場に「これから本気出そうと思っていたのに」とサンダース。
とにかくパワードとW.I.N.R.の協力で見事テレスドンを撃破するのであった。

 

戦いが終わって基地に帰った皆の前にカイが待っていた。思わず抱きつくベック。
カイによると、トンネルで地震に遭った時に窪みに落ちて脱出するのに数日かかってしまったとの事。
そして一言、「それで俺がいない間、何か面白い事ありました?」。
お茶目なカイ君。皆の手荒い歓迎を受けるのだった。

 

 

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