帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「超音速の追撃」

「超音速の追撃 -超音速怪獣ヘイレン登場-
ウルトラマンマックス』第12話
2005年9月17日放送(第12話)
脚本 金子二郎
監督・特技監督 金子修介

 

超音速怪獣ヘイレン
身長 52m
体重 3万8千t
ジェット機のようなフォルムを持ち、マッハ10以上で飛行する。地上でも素早い動きが可能。口から火球を吐く。
ダッシュバードβのパワーブースター音やバッドスキャナーズの曲を敵だと思って攻撃する。
バッドスキャナーズの演奏を聴いて代茂木音楽ステージに現れ、マックスを上回るスピードで翻弄させるが、最後はバッドスキャナーズの演奏に気を取られている隙にマクシウムカノンを受けて倒された。

 

物語
ダッシュバードβのパワーブースター実験中にマッハ10以上の速度を誇る超音速怪獣ヘイレンが襲来!
ヘイレンの特性を分析したDASHはヘイレンがある音楽を狙っている事を知る。

 

感想
ハードロック・ヘヴィメタルバンドのACTIONが「バッドスキャナーズ」と言う名前でゲスト出演している。劇中に流れる『NOT SO BAD』は今回の話の為に書き下ろされたもの。超音速バトルとの相性が良くて盛り上がる曲となっている。
今回は登場怪獣のヘイレンがアメリカのハードロック・バンドのヴァン・ヘイレンから名付けられたように、ウルトラシリーズでは珍しくロックを取り上げた話となった。

 

今回登場のダッシュバードβはヘイレンの襲来でパワーブースターの実験は中断してしまったがマッハ9.5まで出ていた。
ミズキ隊員は「マックスより速いかも」と言っているが、マックスの飛行速度はマッハ9.99となっている。惜しい。
ダッシュバードβは今回のみの登場と言うのは勿体無かった。

 

パワーブースター実験中に皆で司令室で音楽を楽しむ等、DASHがかなりゆるいチームになっている。
今回は音楽に反応する怪獣と遊びが多い回で、こういうものを積み重ねていった『マックス』は最終的に何でもアリになっていって、やがて「コメディ回にハズレ無し!」と言われるようになる。

 

今回のDASHは細かい演技で人間らしさがぐっと増した。1クールも終わりに来ているので、それぞれのキャラも確立してきた。特にヒジカタ隊長は超が付く程の真面目故に言動がおかしくなるキャラとして、コメディ回では特に輝く事となっていく。

 

今回のカイトは第1話にあったような無茶は鳴りを潜め、冷静沈着に状況を見極めて的確な行動を選択する、さり気ないが頼りになる人物となり、トミオカ長官にも「優秀な部下に育った」と評されるようになっている。

 

墜落寸前のダッシュバードを念力で受け止めるマックス。
墜落する戦闘機を受け止めるのにも色々な受け止め方があるものだ。

 

マックスの勝利に思わず立ち上がってガッツポーズするエリー。確実に人間に近付いている。
その後、エリーは「おなかすいた」と言って充電システムへ。「無限の侵略者」では人間の食事を不便と評していたが、自分の充電をその食事に例えるあたり、人間に対する見方もかなり変わってきたようだ。
因みに充電中にエリーが読んでいた本は『失われた歌謡曲』と言うタイトルであった。エリーを演じている満島ひかりさんはかつてダンス&ボーカルグループのFolderのメンバーだったので、どこかで歌う場面があっても良かったかなと思う。

 

今回の話は金子二郎さんのウルトラシリーズ脚本デビュー作となっている。
金子さんは金子監督の実弟で、『マックス』では脚本の他にオープニングの切り絵も担当していたとの事。

 

 

ウルトラマンマックス TV COMPLETE DVD-BOX

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  • 発売日: 2012/10/26
  • メディア: DVD