帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「悪魔を討て!」

「悪魔を討て!」
ウルトラマンタイガ』第8話
2019年8月24日放送(第8話)
脚本 林壮太郞
監督 神谷誠

 

夢魔ナイトファング
身長 62m
体重 6万2千t
かつて巫女が引き出した地球的エネルギーで封印されたが人柱にされた人々とババルウ星人達の暗躍で巫女の生まれ変わりである天王寺藍によって復活した。
特殊な音波で人々に悪夢を見せてその苦しみを自分のエネルギーに変換する為、人が多くいる街に移動する。E.G.I.S.に音波を無効化され、まだ体内に残っていた地球のエネルギーを天王寺藍に引き出され、最後はフォトンアースのオーラムストリウムで倒された。
倒されるとナイトファングリングになった。
元々は宇宙怪獣だったらしく、タイタスもその噂を聞いていた。

 

物語
復活したナイトファングは街に行って大勢の人間に悪夢を見せてその苦しみを自分のエネルギーに変換する。
巫女の生まれ変わりだった天王寺藍は自分の能力と向き合いナイトファングを倒す為に掛け出す!

 

感想
ようやくブルレットが使われたのだがアクアブラスターではナイトファングを止める事が出来なかった。悲しい……。

 

人柱にされた人々の魂を天王寺藍は「悪霊」と呼ぶ。
自分達が成仏する為にナイトファングを復活させて多くの人を苦しめる事になっているので、人柱にされた事は可哀相だと思うが彼らの行為はまさに「悪霊」だったと言える。

 

ホマレは人柱にされた人々と宇宙人が共謀したと言っていたが、人柱にされた人々の魂がババルウ星人達にナイトファングの復活を持ちかけたと言う事なのかな。
クトゥルー神話では邪神やその関係者が思念を送って邪神の復活の助けになる人物を探して誘惑する話があるので今回もそのパターンだったのかもしれない。

 

天王寺藍の霊能力はネットアイドルとしてのキャラ付けかと思いきや実は本物だった。と言う事は炎上して閲覧数を上げていると思われていた迷惑系動画の配信も本当は除霊だったのかもしれない。
例えば廃屋には本当にお化けがいて呪いの人形も本物で、それらを天王寺藍が廃屋で歌と踊りを捧げたり人形の髪を染め直す事で霊を祓っていたと。そう考えると動画の閲覧数もネットアイドルとして多くの人に認められたいと言う承認欲求の他に実はお祓いの儀式に必要な人数をネットを通じて集めていたのかもしれない。
描写を見るに天王寺藍は自分の能力を知ってはいるが除霊をしている雰囲気は無かったので、天王寺藍の霊能力を知っていたプロデューサーが彼女に内緒でお祓いをさせていたのかもしれない。(それじゃプロデューサーは何者なんだ?と言う話になるが、彼自身は霊能力を持たない除霊師だったのかな?)

 

ナイトファングの「悪夢を見せる能力」は対抗策が全く無い昔だと脅威だったが科学技術が発達した現在だとすぐに能力を分析されて対抗策を開発されてしまうと時代によって怪獣の脅威のレベルが変わるのが面白い。

 

ナイトファングの能力を「耳には聞こえない音波を流している」と分析したピリカ。
では、その「耳には聞こえない音波」をピリカはどうして感じ取る事が出来たのかと言う疑問については後の話で明らかになる。

 

今回の話でヒロユキが何度か自分の肩に話しかける場面があるが、ひょっとして本当はここにタイタスのイメージ体が合成される予定だったのかな。

 

他人の肩で筋トレするタイタスさんが本当にブレないw
「肩が重い」と天王寺藍に言われて「妖精」ではなく「悪霊」のような扱いをされていたw

 

今回はタイガのパワーアップ回で、ナイトファングに残っていた地球のパワーを天王寺藍が引き出し、それがタイガの太陽のパワーと融合する事でタイガキーホルダーがフォトンアースキーホルダーにパワーアップした。
ナイトファングがフォトンアースに手も足も出なかったのはナイトファングが「夜」「闇」でフォトンアースが「太陽」「光」と言う属性の問題も大きかったと思われる。
前にも言ったが自分は『メロス』辺りが最初のウルトラだったので、鎧を着たフォトンアースのデザインは自分好みであった。

 

天王寺藍はゴスロリの格好をしていて、最初は最近のアイドルっぽい格好をしているんだなと思っていたのだが、よく見ると、黒と紫と言うカラーリングがナイトファングと同じだった。又、天王寺藍は眼帯をしていて、その下の眼は赤くなっているのだが、これもナイトファングの第三の目と同じカラーリングであった。ひょっとして、ナイトファングの影響を受けて無意識のうちに似ている格好をしていたのかもしれない。
因みに天王寺藍は巫女の生まれ変わりで、ナイトファングから地球のパワーを引き出す時に黒い服を脱ぎ捨てて白い服になるのだが、それによってカラーリングがかつて巫女がナイトファングを封印した時と同じになっている。

 

今回の事件にトレギアは無関係のようだが、ナイトファングが怪獣リングになっているのでどこかのタイミングでナイトファングに何かしら細工をした可能性がある。

 

天王寺藍は「自分の能力は人を傷付ける」と自分の能力を否定して隠そうとするのだが、その一方で「霊能力アイドル」として自分の力を周りに見せようとすると言う矛盾した存在であった。
霊能力を嫌っているのに自分が生きていくには霊能力を捨てる事が出来なかった。もし彼女が他の何かを手に入れていたら、それで生きていく事が出来たのだろうが、残念ながら彼女にとって霊能力は他に換えが無いほど大きいものであった。
実はそれはトレギアも同じで、ウルトラマンと言う存在が嫌ならウルトラマン以外の道を歩めば良いのに結局トレギアは「ウルトラマンとして生きていく」以外の道が無かった。その為、トレギアはウルトラマンを否定して馬鹿にしながらもそこと関わり続ける事になる。
最終的に天王寺藍は「霊能力者としての自分」を受け入れて肯定する事が出来たが、トレギアは「ウルトラマンとしての自分」を受け入れられず否定し続け、今回の話では「愚者」のタロットカードを手にする事になる。

 

『タイガ』では周りにいる地球人達とは違った出身地、姿、能力を持つ事で色々と苦悩する宇宙人の話が多いが、今回の天王寺藍の話で地球人でも周りとは違ったものを持つ事で宇宙人と同じような苦悩をする事になると『タイガ』の地球に起きる問題の原因と言えるものが描かれた。

 

 

 

 


【監督コメント付】『ウルトラマンタイガ』次回予告 第8話「悪魔を討て!」 "ULTRAMAN TAIGA" episode 8 Preview + Director interview !!

 

 

「次の機会に」
『トライスクワッド ボイスドラマ』第8回
演出 足木淳一郎

 

今回のボイスドラマは本編と直接繋がっている。
フォトンアースについてわちゃわちゃ騒ぐトライスクワッド。こういうのを本編でもっとやってほしかったなぁ。(タイタスさん、思った以上にメンドイ性格しているw)

 

タイタスさんは筋肉だけでもかなりお腹いっぱいなのにウルトラマンや怪獣に関する豊富な知識があって蘊蓄を語りたがると言う『メビウス』のテッペイのようなキャラまで作られた。どこまでキャラが濃くなるんだ、この力の賢者さんは……。

 

前回までボイスドラマで「ウルトラマンとは違う道を歩んだ父親」によって色々と苦しむ事になった自分の話をしていたタイタスが「お父さんウルトラマン」の話を楽しそうに語り出すと言うのは色々と考えさせられる。


【ウルトラマンタイガ】『トライスクワッド ボイスドラマ』第8回「次の機会に」-公式配信- "Tri-Squad Voice Drama" episode 8

 

 

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