帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「新しき世界のために」

「新しき世界のために」
ウルトラマンタイガ』第18話
2019年11月2日放送(第18話)
脚本 足木淳一郎
監督 辻本貴則

 

集団宇宙人フック星人
身長 180cm
体重 65kg
小森の仲間の革命闘士でベムラーを使って破壊活動を行うがタイガ達に阻止される。

 

宇宙怪獣ベムラー
身長 50m
体重 2万5千t
フック星人が使う怪獣でフーマを追い詰めるがタイタスのアストロビームで倒された。

 

変身怪人ピット星人水野ヒトミ
身長 155cm
体重 60kg
小森の同居人。
小森の計画を知っていて、ホマレを小森から離そうとするが本心はホマレに小森を止めてほしかった。

 

触覚宇宙人バット星人小森セイジ
身長 250cm
体重 80kg
地球での宇宙人の地位を確立させようと人間社会の粉砕と支配を企てた革命闘士。
普段は能力を隠して暮らしているが電撃を発して相手を攻撃する事が出来る。
霧崎にそそのかされゼットンを使って破壊活動を行うが、最後はホマレと水野の説得を受け入れて違う場所へと去る事にした。

 

宇宙恐竜ゼットン
身長 60m
体重 3万t
霧崎が小森に与えた召喚装置から現れる怪獣。
高い戦闘力を誇るが最後はトライストリウムの風真烈火斬で倒された。

 

物語
ホマレが偶然であった小森と言う男性は実は宇宙人であった。
同じ地球に暮らす宇宙人として意気投合する二人であったが小森には恐るべき計画が秘められたいた。

 

感想
初期の頃から食べる場面が多かったホマレ。
『タイガ』で食べるキャラクターと言えば霧崎がいるが、霧崎は色々な物を食べてはいるがそれを美味しいと感じているのか楽しいと思っているのか不明なのに対し、ホマレは食べる事に喜びを感じている事が分かるキャラクターになっている。

 

ベムラーの光線を真正面から受け止めて突進していくタイタスが凄い。
相性によって苦戦する事はあるが、タイタスやフーマは他の作品だと初期フォームの一つに当たる位置なのだが最後まで活躍があった。

 

フック星人にバット星人にピット星人と色々な宇宙人が隠れて暮らしている地球。
きみの決める未来」に登場したセゲル星人の葵は軍事国家な母星から逃れたい雰囲気があったが、実際に母星から地球へと逃げてきたのが今回の小森達なのかな。
もしバット星が星全体が侵略活動に関わっている軍事国家みたいな星であるなら地球はバッド星に比べたら差別はあるけれど自由もある星なのかもしれない。
だから地球に移住した当初は小森達も自由のある星で静かに暮らすだけで十分だったが、生活が落ち着いてくると段々と不満が出てきた。そこで軍事力によって不満を解決しようと考えたのかもしれない。

 

小森は地球人を「弱者を見付けて責める存在」と糾弾していたが、そう言う小森も「力を手に入れて見返す」と言っているので、結局は自分が強者になって弱者を押さえつけようとしている点で地球人と違いが無い。
今回の話は「善・悪」と言うより「強者・弱者」と言う構図で見た方が理解しやすいと思う。

 

小森はヴィラン・ギルドとも接点が無かった感じで、水野とフック星人以外の地球での知り合いはいなかった可能性がある。だから、自分の考えを修正してくれる人もいなくて狭い部屋の中で不満を募らせて言ってしまったのかもしれない。

 

水野はホマレの事を「純な坊や」と言っていたが、これは今のホマレは荒んでいた昔とは違うと言う事なのか、それとも水野も小森もホマレの事をちゃんと理解できていなかったと言う事なのか。何となくだが後者な感じがする。そしてこの他人に深入りしないところが今回の事件が起きた原因の一つでもあると思う。

 

小森と出会ったホマレが嬉しそうだったのはやはり地球人以外の知り合いも欲しかったのだろうか。情報屋のファントン星人のような宇宙人の知り合いもいるが、そう言った裏社会とは関わっていない宇宙人の知り合いが欲しかったのかもしれない。

 

ホマレと小森の違いは信じられる地球人がいたかどうかであるが、これはかなり難しい事で、ホマレが自分の正体をE.G.I.S.に明かすまでかなりの時間がかかったし、マイコとの再会が無かったら正体を明かす事自体が無かった可能性もあった。

 

チンピラに絡まれていた小森の正体が宇宙人だと分かったホマレは「宇宙人なのにどうして抵抗しなかったのか?」と尋ねる。と言う事はホマレは宇宙人の力で抵抗した事があると言う事になる。実際、チンピラを倒したホマレを見て小森は「地球人離れした力」と言っていたし。
戸籍を誤魔化している小森が悪目立ちしたら居場所が無くなってしまうが、ホマレは今まで地球人離れした力を使っても大丈夫だった。おそらくそれは若い時はヴィラン・ギルド、今はE.G.I.S.や外事X課と言った強い後ろ盾があるからであろう。

 

かつて外事X課に所属していたカナは犯罪を犯したミードを外事X課に引き渡したが、かつて宇宙人ギャングであったホマレは街を破壊した小森を外事X課に引き渡さなかった。同じE.G.I.S.でもそれぞれの背景の違いが出たところと言える。

 

前回の「ガーディアンエンジェル」と今回の話で『タイガ』の地球での宇宙人の状況がハッキリした。どことなく『帰マン』の「怪獣使いと少年」のような感じで、そう言えば『タイガ』のちょっと暗い感じは70年代に通じるものがあるかも。

 

マンダリンジュースって飲んで大丈夫なの?と思ったが、確か毒があるのは枝の部分で、実から出される放射能には病気や傷を治す効果があるので、場所によって毒があったり無かったりするのだろう。

 

今回の特撮は面白い絵が多く、冒頭の電車の中から倒れたウルトラマンを見る場面はミニチュアをこう使うのか!と言う驚きがあった。『ウルトラ銀河伝説』の頃はミニチュア特撮が無くなりそうな感じだったが、あれから10年経ってここまでミニチュアに拘った映像が作られるようになるとは感慨深いものがある。
一方でトライストリウムがタイガトライブレードを構える絵はアニメっぽい構図になっていて、昔ながらの技術を使いながら新しいセンスも取り入れていっている感じになっている。

 

小森が革命を起こす場面でドヴォルザーク交響曲第9番新世界より』が流れている。

 

霧崎は相変わらず余裕たっぷりな感じでヒロユキを煽っているが、これまでと違って自分で直接動いてきていると言う事は霧崎本人も気付いていないかもしれないが実はかなり余裕が無くなっている証拠とも言える。

 

一件落着かと思いきや、霧崎に撃たれてしまったホマレ。
さすがに今のウルトラシリーズで主人公メンバーを死なせるとは思えないが、『タイガ』は他の作品に比べて登場人物の死亡率が高い上に主人公メンバーの死亡があった70年代の雰囲気を持っていて、さらに霧崎が何をしでかすか分からないキャラになっていて「ひょっとしたら……」と言う恐怖があった。

 

 

*ハロウィン編の後日談。さらっと凄い事が書いてある。

 

 


【監督コメント付】『ウルトラマンタイガ』次回予告 第18話「新しき世界のために」"ULTRAMAN TAIGA" episode18 Preview + Director interview !!

 

 

「黄金惑星の激闘」中編
『トライスクワッド ボイスドラマ』第18回
挿絵 後藤正行
文芸・演出 足木淳一郎

 

『ザ☆ウル』の後日談かと思いきやなんと『USA』の惑星ソーキンが出てくると言う驚きの展開。『ザ☆ウル』と『USA』は世界観は異なるがどちらもアニメ作品と言う共通点がある。(あと『タイガ』ではタイタスの登場シーンではミニチュアがアメリカっぽくなっているところがある)


【ウルトラマンタイガ】『トライスクワッド ボイスドラマ』第18回「黄金惑星の激闘 中編」-公式配信- "Tri-Squad Voice Drama" episode 18

 

 

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