帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「激突! ウルトラビッグマッチ!」

「激突! ウルトラビッグマッチ!」
ウルトラマンタイガ』第23話
2019年12月7日放送(第23話)
脚本 皐月彩
監督 辻本貴則

 

ウルトラマンゼロ
ゼロ時 身長 49m 体重 3万5千t
ウルティメイトゼロ時 身長 55m 体重 5万5千t
ベリアルの気配を感じてタイガ達がいる地球にやって来た。
タイガと協力してニセベリアルを倒した後はベリアル因子の調査の為に光の国に帰還した。

 

凶悪宇宙人ザラブ星人
身長 180cm
体重 90kg
ゴドラ星人やスラン星人と一緒にウルトラマン達への対策を考える。
ちょっとドジでとぼけたところがある。
チブル星人マブゼの作戦に協力するが、トレギアの罠にかかってニセベリアルに倒されてしまう。

 

反重力宇宙人ゴドラ星人
身長 200m
体重 120kg
ザラブ星人やスラン星人と一緒にウルトラマン達への対策を考える。
短気で怒りっぽい。
チブル星人マブゼの作戦に協力するが、トレギアの罠にかかってニセベリアルに倒されてしまう。

 

高速宇宙人スラン星人
身長 200cm
体重 69kg
ザラブ星人やゴドラ星人と一緒にウルトラマン達への対策を考える。
落ち着いた性格で、怒りっぽいゴドラ星人のなだめ役になっている。
チブル星人マブゼの作戦に協力するが、トレギアの罠にかかってニセベリアルに倒されてしまう。

 

頭脳星人チブル星人マブゼ
身長 200cm
体重 500kg
自分達の存在を脅かすタイガを抹殺する為に同じウルトラマンであるベリアルのクローンを作り出す。
自分が作った物を愚弄されると冷静さを失う。
トレギアの罠にかかってニセベリアルに倒されてしまった。

 

ニセウルトラマンベリアル
身長 55m
体重 6万t
チブル星人マブゼがベリアル因子で作ったベリアルのクローン。
本物と違って体の一部が黄色くなっている。
ベリアル因子を追加される事で強さが増していく。
チブル星人マブゼ達がいなくなった後はなし崩し的にトレギアと一緒にタイガやゼロと戦う事になるが、最後はトレギアの盾にされてプラズマゼロレットによるタイガダイナマイトシュートを受けて倒された。

 

物語
タイガを危険視したチブル星人マブゼは同じウルトラマンであるベリアルのクローンを作ってウルトラマン狩りを始める。
ニセベリアルに苦戦するタイガ達の前にあのウルトラマンが救援にやって来る!

 

感想
2009年12月12日に公開された『ウルトラ銀河伝説』に登場したゼロは今回の話でデビュー10周年を迎える事になり、ここから様々な企画が行われる事となった。

 

『T』に「歌え! 怪獣ビッグマッチ」と言う話があるが特に関係は無い。
終わってみれば『タイガ』は「タロウの息子」と言う設定があるのに『T』関係の話が殆ど無かった。
「タロウの息子」だから『T』に関係した話をしなければならないと言う決まりは無いが、他の作品に比べて『T』の怪獣はメインで扱われる事が少なかったり「円盤が来ない」や「タッコングは謎だ」と言った『セブン』や『帰マン』の設定を使った話はあるのに『T』の設定を使った話は作られなかったのを見ると「タロウの息子なのにどうしてここまで『T』の要素が取り上げられないの?」と疑問を抱くようになるのは当然だと思う。
ボイスドラマである程度の補完はされたが、自分は設定はちゃんと使ってほしい派なので、出来れば本編でもタロウやU40やO-50の設定をもっと使ってほしかった。

 

ニセベリアルが誕生し、そこにタイガとトレギア、更にゼロも次元を越えて参戦すると言うまさに「ウルトラビッグマッチ」な回。
今回はウルトラマンがたくさん出て全編に渡ってバトルが展開されているが、多くの人が「タロウの息子」と言う設定を聞いて予想した内容は今回のような話だったのかもしれない。

 

トレギアが登場した事によってベリアルは「光の国で唯一人の犯罪者」ではなくなったのだが、実は『ウルトラ銀河伝説』では「長い歴史の中で唯一人、力の誘惑に負けてしまった者がいた」と言う説明になっていて「犯罪者」とは言っていなかったりする。(よく考えたらベリアルの他にゼロも宇宙警備法を破っているし)

 

E.G.I.S.が昼食に食べたカップ麺の容器に書かれている「蘭」「望」「玲人」はゼロと一体化したランとタイガ・ノゾムとレイトが元ネタになっている。

 

ニセベリアルはベリアル因子から作り出された人造のウルトラマン
「ニセ」と言ってもザラブ星人の変身やサロメ星人が作るロボットと言うより石像や光のシステムを解析して作られた『ダイナ』のテラノイドに近いのかな?

 

マブゼ、ザラブ星人、ゴドラ星人、スラン星人のやり取りはギンガシリーズの闇のエージェント達を思い出す。
ニュージェネレーションヒーローズシリーズではコミカルなやり取りをする宇宙人が多く、同時期に『ウルトラゾーン』や『ウルトラ怪獣散歩』と言った作品も作られていて、人間のようなコミカルなやり取りをする宇宙人も定着してきた感じがする。

 

マブゼの計画に巻き込まれた宇宙人達はザラブ星人は初代マンやメビウスに変身した事があり、ゴドラ星人はモロボシ・ダンに変身した事があり、スラン星人はトウマ・カイトに変身した事があると全員が「ウルトラマンまたはウルトラマンの人間の姿に変身した事がある」となっている。

 

ザラブ星人がベリアル因子を解放してニセベリアルを誕生させているが、『ウルトラ銀河伝説』で本物のベリアルを解放したのもザラブ星人だったりする。

 

ウルトラシリーズの怪獣は街に現れるとすぐに暴れるものが多いが今回のニセベリアルはしばらくはゆっくりと街を徘徊していたのが逆に怖さを出していた。

 

ニセベリアルは知性無く暴れているように見えてタイタスのパンチ連打を受け止めて足で反撃したりフーマの光の手裏剣をビルを盾にして防いだりと戦いにおける対応力がかなり高かった。(トレギアも実際に戦うと苦戦を強いられたので途中からニセベリアルを利用してマブゼを始末したりと直接戦わないように方針転換している)

 

本編部分であるビルの中と特撮部分であるビルの外をスムーズに繋げたカットは見ていて「おおっ!?」と唸った。まだまだ見た事が無い絵と言うのがあるんだなぁ。
このカットは「ビルのすぐ外が戦場になっている」と言う状況説明になっていて、この後のトレギアがニセベリアルをビルに誘導してマブゼ達を始末する伏線にもなっている。

 

最終的には今回も敵にはなったが、自分の計画に入っていないニセベリアルを倒す為にトレギアがタイガ達と一時的に共闘する感じになったのが面白かった。
仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズに比べるとウルトラシリーズは敵味方の線引きがハッキリしているのか、こう言う敵と共闘すると言う状況は中々無い。

 

『タイガ』に限った話ではないが「中間形態」と言うのは扱いが難しく、例えば「フォトンアースはトライストリウムより防御力が高い」とか言う設定が劇中に無いと今回の戦いでタイガがトライストリウムではなくフォトンアースに変身してニセベリアルに苦戦する展開が不自然になってしまう。

 

今回のトレギアとゼロはどちらも地面から登場している。
相手にパンチしながら登場すると言うらしくない登場をしたトレギアも面白かったが、主人公でもないのに滅茶苦茶時間をかけて登場するゼロも面白かった。

 

トレギアとニセベリアルの戦いを見ると、単純な戦闘力はニセベリアルの方が上でがトレギアの方が戦い方が上手いと言う感じかな。
人間大の指令塔を始末すれば良いと考えてすぐに実行に移せるのはトレギアくらいであろう。

 

ノーマルのゼロを圧倒できていないのでトレギアは戦闘力よりやり口の汚さで厄介になっている事が分かる。
昔の週刊少年ジャンプで例えると、『キン肉マン』で悪魔超人や完璧超人の後にフェニックスが出て、『ドラゴンボール』でベジータフリーザの後にセルやバビディが出て、『ジョジョの奇妙な秒剣』でDIOの後に吉良吉影が出たようにウルトラシリーズもエンペラ星人やベリアルと言った分かりやすい強さを持った敵の後にトレギアと言う厄介な敵が現れたと言う感じ。

 

トレギアがゼロを「つまらない奴」と語ったのが意外だった。
ゼロもタイガと同じく力に溺れて闇堕ちする可能性があったのだが、そう言った問題を全て乗り越えてきた今のゼロはトレギアの興味の対象外なのかもしれない。
ただ、トレギアは自分の思い通りにならないと嫌がる傾向があるので、自分の思い通りに動くタイガは「面白い奴」で、思い通りに動きそうにないゼロは「つまらない奴」とした可能性もある。

 

ニセベリアルは最後はトレギアの盾にされてタイガダイナマイトシュートを受けて倒されてしまった。因みに本物のベリアルは『ウルトラ銀河伝説』でパワードのメガ・スペシウム光線をベスを盾にして防いだ事がある。

 

今回のゼロはこれまでより落ち着いたところがあって先輩としての貫禄が出てきていた。

 

生意気そうに見えるタイガだがゼロの言葉にちゃんと「はい!」と答えているところに彼の育ちの良さが垣間見える。

 

今のタイガ達は光の国とは別の宇宙にいて、ボイスドラマによると光の国と連絡を取る事も難しい状況だったらしい。今回の話で次元を越える事が出来るゼロによってタイガ達の生存と現在地が光の国に知らされる事になるのかな。
ところで「バディゴー!」を見るとタイガ達は死亡扱いになってもおかしくない状況だったのだが、その割にはタイガ達と会ったゼロはあんまり驚いていない感じだったなぁ。

 

ゼロはベリアル因子が他の場所で悪用されていないか調査をする事に。
この設定は「デビルスプリンター」として次作『Z』や『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』にも関わる事になる。

 

同時期に『仮面ライダーゼロワン』で天津垓が「1000%」と言った時はぶったまげたが、今回の話でゼロが「200万%」と言った時はさすがに万単位で生きている宇宙人はスケールが違うなと感じた。

 

 

 

 


【監督コメント付】『ウルトラマンタイガ』次回予告 第23話「激突! ウルトラビッグマッチ!」"ULTRAMAN TAIGA" ep23 Preview+Director interview !!

 

 

「目上の人かの判断ってどこでする?」
『トライスクワッド ボイスドラマ』第23回
演出 足木淳一郎

 

タイタスの年齢は9000歳で5900歳のゼロより年上だった!
と言うか、8000歳の80、8900歳のネオス、7800歳のマックスより年上だったりする。
ウルトラシリーズウルトラマンが年齢順に登場するわけではないので、約40年前に登場した80が今年登場したタイタスより年下になってしまうと言う事が起きてしまう。(『80』から『タイガ』まで光の国では数千年が経過しているようなので今は80も1万歳以上になっている可能性があるが)

 

今回の話を聞いて思ったが、ヒカリの経歴や年齢を知った後も接し方を変えなかったメビウスってやっぱり凄いなぁ……。(ヒカリはメビウスの教官であるタロウより遥かに年上)

 

因みに次作『Z』に登場するゼットは5000歳でタイガより年上だったりする。


【ウルトラマンタイガ】『トライスクワッド ボイスドラマ』第23回「目上の人かの判断ってどこでする?」-公式配信- "Tri-Squad Voice Drama" episode 23

 

 

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