帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「闇にさようなら」

「闇にさようなら ーメタモルガ登場ー
ウルトラマンティガ』第47話
1997年7月26日放送(第47話)
脚本 長谷川圭一
監督 石井てるよし
特技監督 佐川和夫

 

異形進化怪獣メタモルガ
身長 57m
体重 4万9千t
エボリュウ細胞を移植された実験生物の猿で、長くは生きられない計算だったが生きる為に自己進化した。
実験生物の声を聞き、人間への憎しみの心を増大させる。電気エネルギーを求めて破壊を繰り返す。高純度エネルギーを求めて宇宙開発局を襲った。(またぁ?)
ティガ・マルチタイプのセルチェンジビームをもエネルギーに変えて吸収するが、エネルギーを抑制できず臨界状態に陥り、ホリイが開発した細胞進化促進剤を打たれ、サヤカにだけ見えたリョウスケに押さえられたところをティガ・スカイタイプのティガフリーザーで氷付けにされ、宇宙空間に運ばれて爆発した。
名前の由来は「メタモルフォーシス(変形)」かな。

 

物語
GUTSの仕事でろくにデートも出来ないホリイとミチル。
巨大猿の調査を進めるホリイはサヤカと再会する。
巨大猿出現の原因はかつてリョウスケが進めていたジーニアスプロジェクトにあった。

 

感想
闇へのレクイエム」と「霧が来る」の続編でサヤカとミチルが再登場する。
過去の話のゲストが再登場してエピソードや設定が再び取り上げられるのは『ティガ』以前のウルトラシリーズでは殆ど無かった。
昭和ウルトラシリーズの頃は一度放送されたら再放送されるまで再視聴の機会が無かったので過去の話の後日談やゲストの再登場は難しかったが、ビデオの普及で過去の話も手軽に見られるようになった平成ウルトラシリーズからは過去の話の後日談やゲストの再登場が行われるようになった。

 

霧が来る」のミチルが再登場して、ホリイとロマンじゃないハラがふくれるデートをする。ホリイにかかってきた仕事の電話を邪魔するミチルが面白い。
ホリイが仕事人間として描かれているのは研究ばかりで家族を顧みなかった江崎博士に繋げる為かな。江崎博士もホリイも大切な人を顧みていなかったわけではないが。

 

宇宙開発局が惑星探査計画の一環で進めていたジーニアスプロジェクトとはエボリュウ細胞を使ってアストロノーツの肉体を飛躍的に強靭にする計画で、「闇へのレクイエム」で計画は中止になって全てのサンプルが処理されたはずだったが実はその後も密かに進められていた。
局員はメタモルガの出現に計算外の進化などありえないと答えるが、エボリュウ細胞関係で計算通りの進化をした事は無かったような……。

 

闇へのレクイエム」のサヤカが再登場。リョウスケの死に責任を感じた彼女はリョウスケが最後にすがったものの正体を知ろうと宇宙開発局に勤め、メタモルガが暴れる中、エボリュウ実験の致命的欠陥を証明する資料を見付け、リョウスケに代わってエボリュウ細胞をこの世から消し去るのだった。

 

メタモルガによって閉じ込められたミチルとサヤカ。諦め気味なサヤカに対してミチルはGUTSがいるから諦めないと答え、ミチルの頑張りにサヤカも最後まで諦めない事を誓う。その時、メタモルガが何者かに押さえられたかのように動きを止める。サヤカにだけ見えたその姿はリョウスケであった。
かつてエボリュウ細胞で心の闇を開いて暴走した男は今度は心の光とエボリュウ細胞で彼女の危機を救うのであった。

 

全てが終わったサヤカが語る。
「確かに誰の心にも闇はある。でも、光だってある。今なら信じられる気がするの。最後まで諦めずに頑張れたら人はきっと明るい未来を作る事が出来る。それに素晴らしい命だって。大切なものから目を背けなければ、きっと……」。
『ティガ』のテーマを表した言葉と言える。

 

エンディングはホリイとミチルの結婚式。サワイ総監達も出席しているのが嬉しい。
ミチルが投げたブーケを受け取ったのはレナ。オビコが受け取るなんて事はもちろん無かった。(by『超星神グランセイザー』)

 

メタモルガの出現と破壊シーンが大迫力だった。これでもかと壊す壊す。
メタモルガは元気でよく動く。ティガとの戦いもスピーディーだった。
倒壊した建物から見えるティガとメタモルガも巨大感があって良かった。