帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「箱の中のともだち」

「箱の中のともだち ーギャビッシュ ダイス星人ー
ウルトラマンダイナ』第7話
1997年10月18日放送(第7話)
脚本 川上英幸
監督 村石宏實
特技監督 村石宏實・満留浩昌

 

凶悪怪獣ギャビッシュ
身長 8cm~70m
体重 70g~7万t
凶暴な宇宙生物でダイス星に多大な被害を与えた。ダイス星人特別捜査官に捕獲されてブラックホールへ移送される途中に地球へ逃走した。2匹いて1匹はすぐに特別捜査官に処分されるが残る1匹は何者かに追われている哀れな小動物を演じて怪獣災害の孤児・由香を利用する。
小さい状態で檻に閉じ込められていたが地球の大気で檻が崩壊して巨大化する。由香を人質に取って街を破壊するが、特別捜査官に由香を救出されてしまった。
口から針のような光線を無数に吐き、尻尾からも光線を撃つ。
怒りに燃えるダイナの攻撃にも耐えるが、由香の応援を受けて立ち上がったダイナ・フラッシュタイプのダイナスラッシュで尻尾を切られ、ソルジェント光線で青白い炎を上げて消滅した。

 

特別捜査官ダイス星人
身長 180cm
体重 80kg
バース星雲ダイス星の特別捜査官。
銃を所持し、左手から捕獲や相手を気絶させる光線を撃つ。地球の言語も解読できる。テレポートも可能だが地球の重力では遠距離の移動は不可能。
ギャビッシュを捕獲してブラックホールへ移送する途中に地球へ逃走されてしまった。
娘をギャビッシュに殺されていて、娘にそっくりな由香の存在に戸惑う。ギャビッシュに人質にされた由香を救出するが、ギャビッシュの攻撃から由香を庇って瀕死の重傷を負ってしまい、由香に娘の写真が入ったペンダントと生きる事を託して光になって消滅した。

 

物語
住んでいたマンションを怪獣に壊され、両親と友達をいっぺんに亡くした吉村由香は檻に閉じ込められた小動物を見付ける。
しかし、それを狙って謎の宇宙人が現れて……。

 

感想
由香がいるカトレア学園は怪獣災害等で両親を失った子供達の施設。そして由香は怪獣災害で両親と友達をいっぺんに亡くしたと説明されている。
『ティガ』で本格的に怪獣が現れてから約10年。怪獣がいる世界と言う事をさり気なく、そして深く語った部分。

 

怪獣にマンションを壊され、両親と友達をいっぺんに失った由香は自分を残して勝手に死なない、自分を決して裏切らない存在を求めるが、結果として特別捜査官は死んでしまい、ギャビッシュは自分を裏切ってしまった。
事件解決後、由香は「自分は一人でも大丈夫。このままずっと一人で生きていく。そうすれば悲しい思いもしなくていいもん」と答えるが、アスカは「それは逃げに過ぎない」と諭す。
特別チームはただ怪獣を倒すだけではなく、その戦いで犠牲になった人々の心まで救わなければならない。

 

由香に「ウルトラマンダイナだって一人で戦っているわけじゃない。皆が応援してくれるから戦えるんだ。あの時だって負けそうだったけど、由香ちゃんや皆が応援してくれたからこそ、怪獣を倒す事が出来たんだ」と語るアスカ。
他の隊員も言っていたが、アスカは「一人で生きているわけではない」と他人に向かって語るわりに自分は一人で突っ走る傾向が強い。特に父親関係だと。まぁ、ウルトラマンとは言え人間なのだからそれが普通なのだが。

 

コーヒー好きなカリヤの銀のマグカップが初登場。
キャラ付けをする時に何か好きな食べ物や飲み物を用意する事はよくあるが、ウルトラシリーズだと意外と珍しい。

 

ゼレット初登場だが残念ながらギャビッシュに対してあまり活躍できなかった。

 

ブラックホールへの移送中に逃走する青い玉のギャビッシュと赤い玉の特別捜査官で『初代マン』の「ウルトラ作戦第一号」を、家族を殺された宇宙人と凶悪な怪獣で『80』の「永遠に輝け!! 宇宙Gメン85」を思い出した。

 

今回の話は満留浩昌さんのウルトラシリーズ監督デビュー作となっている。