「運命」
『ウルトラQ倶楽部』第10話
2003年12月14日放送(第10話)
脚本 佐々木守
演出 実相寺昭雄
物語
今は昔、雨の日も風の日も観音様にお祈りを捧げていた娘は「これから話しかけてくる男に付いていけば良い」とのお告げを受ける。
しかし、彼女に話しかけた男の正体は京の都を荒らす盗賊の首領であった。
昔の京の都が舞台となっていて従来の『Q』とは雰囲気が大分異なる話。『Q』と言うより『まんが日本昔話』みたいであった。
盗賊の男が捕まったのを知った娘は盗賊に対する嫌悪と自分に優しくしてくれた男への想いの中、残された財宝を売りさばいて一生を安楽に暮らす。
え? これで終わり?と言うあっけない結末に驚く。娘が盗賊の財宝に手を付けるところから物語が動き出しそうだったのだが実際は終わりに向かっていたのか。
個人的にはもっと色々捻ってほしかった話。