帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「ガラQの大逆襲」

「ガラQの大逆襲」
ウルトラQ dark fantasy』第16話
2004年7月20日放送(第16話)
脚本 上原正三
監督 服部光則

 

遊星怪人セミ
身長 170cm
体重 100kg
完璧だったガラQ作戦を邪魔した渡来教授達への復讐の使命を受けて地球に現れた宇宙の工作員
セミから地球人形態の姿に脱皮し、涼のマンションに住むルミ子と言う女性に変身した。
ガラQを使って涼に盗難疑惑を、渡来教授にハッカー疑惑をかけ、二人を苦しめながら殺害しようとする。
催眠術を使い、鞭で襲う。
ガラゴン2号を出撃させるがガラQに裏切られて倒された。

 

隕石怪獣ガラゴン2号
身長 40m
体重 6万t
セミ女が操る。
今度は単なる電子頭脳ではなく、額から破壊光弾を放って自ら破壊活動を行う。
ガラQのパラボラで破壊光弾を弾き返されて倒された。

 

ペットロボットガラQ
身長 40cm
体重 3kg
前回の話で涼が買っていたガラQ。
渡来教授によって一部機能が回復するがセミ女とガラゴン2号によって侵略用の機能も目覚めてしまう。
最初はセミ女の命令で涼に盗難疑惑を、渡来教授にハッカー疑惑をかけたが、涼の愛の告白を聞くとパラボラでガラゴン2号の破壊光弾を弾いてセミ女とガラゴン2号を倒した。

 

物語
渡来教授によって涼の持っていたガラQの機能が一部回復する。
一方、地球に降り立ったセミ女はガラQ作戦を邪魔した渡来教授達への復讐を開始する。

 

感想
踊るガラゴン」の続編。
ガラゴンが再登場して侵略者が姿を現す流れは『Q』のガラモン二部作が元ネタだと思われる。

 

夜の公園でセミの殻を破って裸体のセミ女が姿を現す場面がエロい。
ウルトラシリーズは女性の裸が殆ど登場しないだけに印象に残った。

 

さすがの渡来教授も機能停止したガラQを完全に修復する事は不可能だったが目を開けさせるレベルには戻す事が出来た。それが出来るだけでも凄い。

 

渡来教授のハッカー疑惑を調査する電波通信管理局員の名前は「万城目晃久」。
『Q』の主人公の名前である「万城目」を1エピソードの出番少な目のゲストに使うとは意外だった。

 

ボンデージ風ファッションで鞭を振るう宇宙人って物凄いデザインだよなぁ。

 

踊るガラゴン」と言うタイトルでありながら踊っていたのがガラQの方だったり、「ガラQの大逆襲」と言うタイトルの意味が「ガラQがセミ女やガラゴン2号と言った自分の製作者達に逆襲する」だったりとガラゴン二部作はサブタイトルの意味が捻られていて面白い。

 

事件が解決した後、剛一はセミ女の目的が何だったのか考える。
いや、「復讐」と思い切り言っていた気がするんですが……。