Twitterが色々と不安定なので自分用のメモも兼ねての感想です。『Z』『トリガー』『デッカー』のレビューが終わったら『ブレーザー』のレビューは改めて書く予定です。
思った事をズラズラと書いているのでちょっとまとまりは無いと思います。
雰囲気としては平成ガメラや『シン・ゴジラ』と言った「現実世界に怪獣が現れたら?」と言う感じ。怪獣ではなく怪人だが『仮面ライダークウガ』も似た感じだったかな。ゴジラ、ガメラ、ライダーシリーズではあったがウルトラシリーズではこういう作品は意外と少ない。『ULTRAMAN』や『ネクサス』が近いかなと思ったが『ULTRAMAN』は地球外生命体を扱ったホラー作品に近かったし『ネクサス』もTLTを秘密組織にして社会との関わりを意図的に切っていた。一番近いのはやはり『シン・ウルトラマン』かな。『シン・ウル』のネロンガ戦が今回の話に一番近いと思う。
ブレーザーの戦い方が「野性的」と言われているが自分は「いつもより人間っぽい」と感じた。
おそらくだが「最初は空を飛べるとは知らなかったのでプロレスでコーナーポストに登るようにビルに登って高い所から怪獣を攻撃した」「銃のような武器が無いのでとりあえず大声で叫んで怪獣を威嚇して怪我人がいるビルに近付けないようにした」と「人間が獣と戦うとなったらどうする?」と言う動きになっていたと思う。
後半になると光線技や武器を使ったり空を飛んだりしているのでゲント隊長がブレーザーの能力を理解し引き出し始めたのかな?
今回はインナースペースが無いので「ウルトラマンや変身者は何を考えているのか」と言うのが分からなくなった。これに近いのは『ティガ』の前半かな。ダイゴが変身した後のティガの人格はどうなっているのか製作者の間でも考えが分かれていて最終的に変身後もダイゴの人格が100%であると言う事に落ち着いたはず。
田口監督は全体の流れをしっかり決めている人なので、描写はされていないが変身後のブレーザーの状態がどうなっているのかはちゃんと決められていると思う。(そうでないと監督によってブレーザーの動きがおかしくなりそう)
因みに「野性味溢れるウルトラマン」と言えば『ティガ』の初期企画の『世界初ウルトラマン』がそう言う感じだったはず。
偶然かもしれないが「スカイハンター」に「ユリシーズ」とアメリカのウルトラ作品に登場したネーミングが今回登場していた。田口監督や円谷プロなら「スカイハンター」が『パワード』に登場していた事を知っていると思うのだが何か意味があるのかな?
ちゃんとしたデータを持っているわけではないのだが、「子供向け」を意識するのならこれまでのニュージェネレーションシリーズの作り方の方が正しいと思う。
でも、それだと子供とファンだけが見るようになってしまうので、今回はお約束事を外す事で今までウルトラシリーズを見ていなかった人達も入れるようにしたのかもしれない。『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の流れで怪獣やウルトラマンに興味を持った人は今回の第1話の方が入りやすそうな感じがした。
子供人気は大丈夫かなと言う不安はあるが、リアリティはあるが暗くはないし、何だかんだ言って怪獣がずっと暴れているし、ブレーザーの戦い方も印象に残るものだしと、子供が完全拒絶するような作りにはなっていないと思う。
今回は平成ガメラや『シン・ゴジラ』のような感じだったが、アースガロンが登場したら機龍や『Z』のような感じになるのかな。コスプレが趣味の隊員も出てくるし、同じ作風で最初から最後まで行くのではなく、最初と最後で作風をかなり変える感じになりそう。