遂にアースガロンが初出撃!
なのだが結局は「おいしいところはウルトラマンが持っていった」と言う形に。
これはウルトラシリーズの難しいところ。『初代マン』ですら科特隊が頑張っても最後はウルトラマンが怪獣を倒す形になると言う問題があったし。
最後のヤスノブ隊員の発言を聞くに本作は「SKaRDが一つのチームとしてまとまって成長していく」を一つの軸にすると思われる。ゲント隊長の「隊長も隊員も下の名前か愛称で呼び合う」「隊員も自分で作戦を提案する」と言う姿勢を見るに他の特別チームより上下関係の無い色々な壁が無いチームにしたいのかなと思われる。
ただ、こうなると「隊長は自分がウルトラマンである事を皆に黙っている」と言うのが引っかかる。下手をしたら皆が信頼し合ってチームが一つにまとまった最高の状態で「実は隊長は隊員達に真実を伝えていなかった」「SKaRDの活躍を奪っていたウルトラマンの正体は隊長だった」と言う最悪な展開が来る恐れがある。
ちょっと気になったのだが、防衛軍は怪獣に「タガヌラー」と言う名前まで付けていたのに怪獣の特性について全く把握していなかったのかな?
何となくだが新設されたSKaRDを活躍させる為にあえて他の部隊には失敗する作戦を命じているような感じがする。(『パトレイバー』で初出撃の主人公達を活躍させる為にわざと他の部隊に泥をかぶらせる展開があった)
やはり作戦中に隊長がいなくなってしまうのは気になるなぁ。
隊長を他の隊員と離す理由付けはちゃんとしているんだけれど、その後にウルトラマンに変身して怪獣撃破まで戻れないので、その間、隊員に指示を出す事が全く出来ないんだよね。
ゲントは隊長だけれど『ティガ』で言ったらイルマよりムナカタリーダーに近い形になっているので、例えばティガと怪獣が戦っている時にムナカタリーダーが一切指示を出さないのは不自然だし、ホリイやヤズミがムナカタリーダーに指示を仰がないのも不自然なんだよね。この辺りを今後どうするのかな……?
最初に『ブレーザー』の設定を見た時はインナースペースで喋る場面が無いのでかなり謎で神秘的なウルトラマンになるのかなと思ったら確かに謎はあるけれど神秘性については威嚇の咆哮とか釣りとか「アチっ!?」とかで完全に無くなってしまったのは予想外だったw