帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「オトノホシ」

「オトノホシ」
ウルトラマンブレーザー』第9話

 

ブレーザーがゲント隊長の体を乗っ取る場面がある。
ウルトラマンと人間が一体化したパターンはたくさんあるが、大体が人間が人間の時もウルトラマンの時も主導権を握るようになるのだが今回は一瞬だけとは言えウルトラマンが人間の時に主導権を握ると言う大変珍しい展開が来た。(全く無かったわけではないがコスモスやゼットが緊急事態で変身する為にと言う展開だったので今回のように緊急事態でもないのにウルトラマンが人間の体を動かす事は無かったと思う)
光の国出身のウルトラマンは正義の味方で地球人の味方と言う絶対の安心があるので、出自不明にした事でブレーザーは単純な正義の味方・地球人の味方ではないのではと言う話が作れるようになった。

 

今回は音楽が一つのテーマになっているが、ガラモン登場と共に演奏される曲は「そう来たか!」と思わず膝を打った。
今回の話を見たらツブコンで東儀秀樹さん達の演奏を聴いてみたいなとなった。

 

アンリ隊員と東儀さんのドラマが薄かったのが残念かな。
戦闘中ずっと演奏していると言う設定の為に話の半分以上が戦闘と演奏に割り当てられてドラマに割ける時間が殆ど無かったのが残念。(とは言え演奏時間を短く出来ないし前後編にするわけにもいかないしな…)

 

エンディング曲まで『ウルトラQ』にするとは…!
ここまで徹底できるのもウルトラシリーズが本来持っていた強みだよなと改めて思い出させてくれた話だった。

 

ゲント隊長が「手を叩く」でブレーザーとコミュニケーションを取っていたのも「音楽」に関わったりするのかな?