帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「いくぞブレーザー!」

「いくぞブレーザー!」
ウルトラマンブレーザー』第12話

 

前回の敗戦を厳しく叱責するハルノ参謀長。EMP攻撃の兆候があるから退却したと言うゲント隊長と兆候があったならその前に攻撃して怪獣を倒せと言うハルノ参謀長。
どちらも言っている事に間違いは無いと思う。両者の意見の違いはゲント隊長はSKaRDの戦力ではゲバルガを倒せない事が分かったのでブレーザーで戦う事を判断して、ハルノ参謀長はブレーザーを信用しないでSKaRDの戦力だけで倒さないといけないと判断したと言うブレーザーに対する信頼度の違いである。

 

現在の特別チームでは怪獣に勝てないので退却させてウルトラマンに戦わせようと隊長が判断するのは『レオ』のダン隊長に近い。『ブレーザー』はリアル路線と言う事で『ガイア』や『ネクサス』を思い出したが実際は「『レオ』のマグマ星人戦以前のダン隊長時代」が一番近い形になっているのかな。

 

ちゃんと根回しをして作戦準備をしていたハルノ参謀長。
今までの話でも上層部が無能な感じの描写があったが、上層部がとりわけ無能と言うのではなくゲント隊長が鋭かっただけであの世界の人間の組織が頑張ってもあの辺りが限界だったと言う事なのかな。

 

ブレーザーは怪獣の能力を自分の能力として取り入れる事が出来る感じかな。実はここはこれまでのニュージェネレーションシリーズの小物アイテムとあまり変わっていないのだが原始人ブレーザーくんの挙動のせいでこれまでのパターンとは違った感じに見えるのが不思議。

 

ちょっと気になるのがブレーザーの人格ってどうなっているのかなと言う事。メビウスやゼットは幼く見えたがそれは地球の言語や常識に不慣れだっただけで実際は数千年単位で生きてきた事が分かる場面があった。なんとなくだがブレーザーってそういう長寿故の知識や考え方と言うのが今のところ見えてこない。数千年生きてきたがゲント隊長のようにコミュニケーションを取る相手がいなかったので人格面での成長が無かったのか、それとも実はまだ誕生したばかりだったりするとか。

 

そう言えば結局は今回もブレーザーが怪獣を倒す形になったんだよなぁ。これに対して上層部はどういう考えを持っているのだろうか……。