帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第8話~第14話

 

「会談」
2021年8月28日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第8話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

今回はジョーニアスとU40の紹介編。
大賢者やエレクやロトや黄金惑星Gのアウサル13世と言ったアニメやボイスドラマにのみ登場していたキャラクターや設定にも触れられている。

 

ジョーニアスが一部の人物には自分の事を「ジョー」と呼ばせている設定が復活。これは『ザ☆ウル』でもあまり取り上げられていなかった設定だった。懐かしい。

 

70年代のアニメのジョーニアス、80年代の帯番組のメロス、2010年代のネット配信の戦神と作品が発表された時代も形も全く違うキャラクターが一堂に会するのが本作の面白さの一つ。

 

 

 

「宇宙工作員ケニス」
2021年9月4日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第9話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

特殊工作のエキスパートであるケニスにリブットが指導を受ける話。
敵地に潜入して敵と遭遇した時の交渉術としてケニスは「ギャラクシーレスキューフォースの情報網を甘く見るなよ!」と言っていかにも巨大な組織がバックに付いている感を出すハッタリが必要だと語る。
今回の話だけ見ると何だかなぁ……と言う感じになるが『ニュージェネレーションヒーローズ』でリブットはケニスから教わったこれらの煽りを活用してトレギアと渡り合った。
今回の話を見たらトレギアってカツミやタイガと言った嘘が吐けない人物相手には優勢だったけれどケニスのような相手との駆け引きが出来る人物相手だと劣勢になりそう。

 

そう言えば『ニュージェネレーションヒーローズ』でトレギアが潜んでいた魔法空間を見付けたリブットの同志は誰なのか明かされなかったが、ひょっとしたらケニスだったのかな?

 

 

 

「宇宙正義」
2021年9月11日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第10話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

今回はジャスティスの紹介編。
リブットやソラと会話が弾まないジャスティス。まぁ、ジャスティスと他のウルトラマンの共通の話題がアブソリューティアン関係しかないからなぁ……。

 

ジャスティスとソラの声を担当しているのは潘めぐみさん。全く違う声なので言われないと分からないレベル。やっぱり声優さんの演じ分けは凄い。

 

 

 

「花と星と」
2021年9月18日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第11話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

さらっと悪事を働いた宇宙人を捕らえる収容惑星がある事が判明する。

 

『ザ☆ウル』の「盗まれた怪獣収容星 ー宇宙怪獣群登場(前編)ー」では怪獣収容星プリズンで大失敗を犯してしまったU40だが今回の話でジョーニアスはサメクジラのサメ吉をU40で管理すると申し出る。サメ吉が凶暴ではなかったのもあると思うが、それでも怪獣を宇宙の果てに追放するのではなく自分達の星で管理するようになったところにU40の変化が見える。

 

短い時間ではあったがジョーニアスと互角に戦うバルキー星人って実はかなり強いよな。

 

 

 

「師の教え」
2021年9月25日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第12話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

グレートとパワードの紹介編で「動き出す陰謀 ーThe Beginningー」の後日談。
「私の後に続くであろうウルトラ戦士達にこの教えを伝えていきたい。それが私を見出してくれたグレートやパワードの恩返しになると思うんだ」と言うリブットの言葉は次回から登場するポッコラ関係のエピソードの前振りであるが『トリガー』の「オペレーションドラゴン」の布石回とも言える。

 

 

 

「新メンバー」
2021年10月2日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第13話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

ギャラクシーレスキューフォースに『T』の「白い兎は悪い奴!」に登場したピッコロの父親の従兄弟の近所に住んでいた子供のクラスメイトであるポッコラが登場。
ピッコロが教育を兼ねてギャラクシーレスキューフォースで預かってほしいと頼んできたらしい。そう言えば本作は『T』の時代から数千年が経過している可能性があるのであのわんぱく宇宙人のピッコロももう落ち着いた大人になっている可能性があるのか。時の流れを感じるなぁ。

 

タロウと互角に渡り合ったピッコロの評価がかなり上がる話。
メビウス』以降はウルトラ兄弟のレベルがかなり高い事になっているので、結果的にそれらウルトラ兄弟と戦った昭和の作品の怪獣や宇宙人の評価も上がる事となった。

 

ポッコラの目的はタロウの子供タイガと戦って一族の雪辱を果たす事。
今のウルトラシリーズは若手とベテランの戦士が組む事が多いが、タイガやポッコラのような若者だけが集まるエピソードと言うのも面白いかもしれない。

 

 

 

「ポッコラ」
2021年10月9日配信
『ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ』第14話
脚本 足木淳一郎
編集 坂口俊昭
タイトルCG 渋谷怜央加

 

ポッコラ「ところでリブット兄ちゃん。ソラ姉ちゃんとはどこまでいってるのさ?」。
いきなりの爆弾発言w
今のリブットとソラの関係は「幼馴染みで今も一緒にいるが、そのせいで関係に変化をもたらす事が出来ない」と言う幼馴染みを扱ったラブコメでよく見かけるものとなっている。
こういう関係を変えるにはきっかけが必要で、成長してお互いの心や体が大人になったとか恋のライバルが登場するとかがあるが、今回使われたのは「悪気の無い子供が大人達が深入りしてこなかったところに切り込む」が使われた。
ウルトラマンで男女の話はかなり珍しいが2021年は本作のリブットとソラや『トリガー』のトリガーとカルミラで扱われていてウルトラマンが人間味溢れる存在として描かれた。

 

小さい子供が怒ると強力な潜在能力を発揮するのは『ドラゴンボール』の孫悟飯を始め子供作品で度々見られる設定。
ポッコラは生意気なお邪魔キャラになるのかなと思いきやリブットの事は慕っているし実力はあるしとかなり有能なキャラとなった。中々進まなさそうなリブットとソラの関係も進めてくれそうだしだしかなりの便利キャラである。

 

ディノゾールの攻撃に苦戦するリブットを見て『メビウス』でディノゾールの攻撃を見切ったジョージとマリナの凄さが際立つ。そりゃメビウスもCREW GUYSに必要だと思うわけだ。