帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「虫の音の夜」

「虫の音の夜」
ウルトラマンブレーザー』第20話

 

息子に仕事を辞めてほしくて嘘を吐いて実家に戻すなんてまたベタな設定を……。
そうでもしないと息子は帰ってこないと言うけれど人の生き死にを利用すると家族でも信用関係が一気に崩壊するので悪手なんだよなぁ……。

 

ニュージェネレーションシリーズは都心が舞台になる事が多いが『ブレーザー』は第2期ウルトラシリーズのように地方が舞台になる事が多い印象がある。
地方の民家で特別チームが作戦会議をすると言うギャップが新しい絵で面白かった。

 

ブレーザー』は一つの話の中にシリアスな要素とコミカルな要素が混ざっているけれどこの作風は第2期ウルトラシリーズの『タロウ』に近いかな。『タロウ』と違って人間の描き方がポジティブになっているが。

 

ズグガンは動きで虫の気持ち悪っぽさがちゃんと出ていた。
こういう今まであまり無かった動きが出来るのって新怪獣ならではだと思う。再登場怪獣だとどうしても元の動きからあまり変えられないところがあるので。

 

ブレーザーを光の国の戦士ではなく正体不明のハンターにしてレギュラーヴィランを出さなかったのって本作ではウルトラマンをヒーローにしない為なのかなと思った。
ブレーザー』は怪獣メインの作りになっているが、ブレーザーを正義のヒーローにしちゃうと倒される怪獣は悪なのかと言う話になるので、あくまでブレーザーもSKaRDも怪獣を駆除しているだけ、そこには正義も悪も無いと言う感じにしているのかなと。今回の話もあくまで「正義が悪を倒した」でなくて「人間が怪獣を駆除した」となっているし。
「正義対悪」ではなく「駆除」の話になっているところは『初代マン』っぽさがある。実はこの構図の変化が『ブレーザー』が従来のニュージェネレーションシリーズと一番大きく変えてきたところかもしれない。

 

玩具の事情があるだろうからさすがにウルトラマンの追加装備無しは出来なかったのは分かるんだけれど、ファードランは『ブレーザー』じゃなくてそういうものをもっと色々描く作品に出してほしかったなぁ。