帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「シュウのレポート」

「シュウのレポート」
ウルトラマンアーク』第13話
2024年10月5日放送(第13話)
脚本 足木淳一郎
監督 鈴木農史

 

物語
徹夜で防衛隊への報告書を作成する石堂さん。
ひょんな事からSKIPの皆がそれぞれ過去の事件について振り返る事になる。
事件が解決しても解明されなかったいくつかの謎。果たしてその真相は……?

 

感想
恒例のTVシリーズ中盤での総集編。
『アーク』は今回の話の他に特別総集編として「SKIPフジヤマ市分所にて」「SKIPミヤコ市分所にて」「SKIP星元市分所のみなさまへ」と言う転勤を繰り返すSKIPメンバー・中村さんが主役の三部作がある。

 

特別総集編にはユピーの同型機であるチャッピー、まいこッピー、マリンピーが登場している。同じスーツでも小道具と喋り方を変えたら全く違うキャラクターになると言うのはロボットならではのアイデアで面白かった。
チャッピー達以外にもX(旧Twitter)で公開された「おしえてツッピー!」では大阪で生まれたツッピーが登場している。因みに『アーク』のメイン監督である辻本さんは大阪出身で親友に「ツッピー」と呼ばれていた事があるらしい。

 

昔から総集編の是非が論じられているが自分は「あっても良いんじゃないかな」と思っている派。
まぁ、主人公達の日常描写が嬉しい一方で物語が殆ど進展しないので必ず無くてはいけない話とは言えないが、これまでの話を振り返って後の話の伏線等を整理してくれるので物語が分かりやすくなる効果はあると思う。
色々な作品を見てきた大人の視聴者だったら劇中に散りばめられた伏線等を自分で見付ける事が出来ると思うが、まだあまり作品を見ていない子供達は今回のような話を見る事で前振りやら布石やら伏線やらと言った「今の場面は後の話に関わってくる」と言うものを知る事が出来て今後色々な物語を読んで見ていく上での助けになるんじゃないかなと思う。

 

とは言え、約7ヶ月の放送期間で4回も総集編が挟まるのはやっぱり多いかなと思う。
実を言うと一年間の放送の中での新作の数と総集編や振り返り編の数は『オーブ』の頃から『アーク』まで変わっていないのだが、『タイガ』までは新作の期間と総集編や振り返り編の期間がきっちりと分けられていたのに対して、『Z』からは新作の期間でも新作の話を止めて総集編や振り返り編をちょこちょこ挟むようになったので「総集編や振り返り編は物語が進まない回」と言う印象が強くなってしまったところがある。特に最終決戦の途中で物語を止めて特別総集編を挟むのは色々な事情があるとは言えやっぱり上手いやり方とは言えないと思う。

 

勤務時間外とは言え石堂さんって鼻歌を歌いながら仕事をするんだ。ちょっと意外。

 

ギヴァスが星元市で探していた「新たな月」。
「月」と言う名称なので前回の「お前はギヴァス」でユウマは「地球の衛星である月」を指さしたのだが、今回の石堂さんの報告書からも分かるようにギヴァスとメグマ星人が求めていた「月」とは実は「エネルギー」の事であった。

 

建物の中にいても建物の外にあるコーヒーの豆の香りが分かるようになった石堂さん。
なんだよw その『忍たま乱太郎』のしんべヱみたいな能力はww

 

遠くの君へ」で何光年も離れていたフィオの星と地球がリアルタイムで交信できた理由を石堂さんは知っているらしい反応を見せる。

 

防衛隊ではアークに対して「未知の存在なので警戒すべし」と言った意見が多いらしい。
これまでの話を見ると防衛隊はアークに友好的な感じだったので自分もユウマと同じく「そうなの!?」と驚いた。(ただし「石堂シュウの日記」ではアークが怪獣を倒さないで見逃すようになった事について何か特別な理由があるのではないかとして防衛隊の中で様々な意見が生まれてきている事が書かれている)

 

アークについて防衛隊の見解が語られたりSKIPで議論が交わされたりするのを見てユウマ自身もアークについて改めて考えるようになる。これは次回からのルティオンの話に繋がっていく。

 

今回の話は鈴木農史さんのウルトラシリーズ監督デビュー作となっている。

 

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