「アユ姉にバレちゃった!」
『ウルトラマンオメガ』第13話
2025年10月4日放送(第13話)
脚本 足木淳一郎
監督 鈴木農史
友好珍獣ピグモン
身長 1m
体重 10kg
太陽倉庫に突然現れた怪獣。
本来なら海の向こうの無人島に住んでいるのだが何かの影響で本土まで流れて太陽倉庫に迷い込んだので事情を理解したソラトがひとっ飛びして島に帰した。
物語
メテオカイジュウを使っているところをアユ姉に見られたコウセイは説明を求められる事になる。
そんな中、太陽倉庫に思いがけない存在が迷い込む。
感想
恒例のTVシリーズ中盤での総集編。
今回はコウセイがこれまでの出来事を振り返りながらカンペを作ってアユ姉に説明すると言う内容になっている。
『オメガ』は明確な説明台詞を使わずに展開や雰囲気で伝える場面も多いので今回の話でコウセイ達が細かく説明してくれて分かりやすくなったところがある。
ピグモンが登場。
ピグモンと言えば初登場となった『初代マン』の「怪獣無法地帯」で特殊風船爆弾を打ち込まれているが今回はコウセイによってバルーンアートを取り付けられている。
まだ大きな被害は出ていないが海外でも怪獣が出現するようになり、本来なら無人島に住んでいたピグモンが日本の本土に迷い込むようになる等、限られた地域ではなく地球全体で何か異変が起きている事が示された。
怪獣の出現数が上がっていると言うネガティブな情報が示される一方で、前回のエルドギメラ戦でタイラ隊長がオメガから明確に守護の意思を感じ取ってNDFの中でもオメガに一定の理解を示す人達が増えていると言うポジティブな情報も示された。
全てを説明すると言う話だったのにコウセイもアユ姉も「コウセイがメテオカイジュウを使っていた事」は取り上げたのに「ソラトが巨人のオメガである事」についてはあえて明言を避けた。
コウセイがメテオカイジュウを使えた事については「コウセイは普通の人間だがメテオカイジュウに懐かれたので使えるようになった」と言う考察が可能だがソラトが巨人のオメガに変身する事については「ソラトは人間ではない」と言う可能性に言及する事になるのであえてコウセイもアユ姉もハッキリさせなかったと思われる。「謎の存在を使役する」と「自身が謎の存在に変身する」の間には大きな壁があるのだ。
「急な寒波に御用心」で語られた「記憶を失ったソラトは裸で山の中にいた」について今回の話で「親切な人がソラトに服をくれた」と言う情報が追加された。
『オメガ』はこういうさらりとした情報の出し方が上手いなと思う。
『オメガ』は今回の話の他に特別総集編として「アカジナリアキの日常」「アカジナリアキの非日常」「アカジナリアキの希望」と言う大屋日の出ビルの4階にある「ジャパンサイバーアップ株式会社」の代表アカジ・ナリアキが主役の三部作がある。脚本を足木さん、監督を武居さんが務めていて本編との繋がりも強く、一般人が感じる『オメガ』の世界の雰囲気やソラト達の人柄が分かる内容となっている。
因みにアカジ・ナリアキは『オメガ』のラジオ番組でお便りが取り上げられるラジオネーム「地道に頑張るマン」の正体だったりする。