帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラマン』

ウルトラマン
1966年7月17日~1967年4月9日放送

 

「M78星雲の宇宙人からその命を託されたハヤタ隊員、ベーターカプセルで宇宙人に変身した。マッハ5のスピードで空を飛び、強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する不死身の男となったのだ。それ行け、我らのヒーロー!」

 

ウルトラシリーズ第2弾にしてウルトラマンシリーズ第1弾。
TVがモノクロからカラーへと移行していく中、『ウルトラQ』は設定を強化してのシリーズ続行が決定した。まず巨大怪獣を毎回登場させる事になったが、主人公が民間人だと怪獣との遭遇や対応が不自然で手間もかかるので怪獣事件の専門チームが作られる事になり、さらに怪獣と戦って倒すレギュラーの怪獣が設定される事となった。
これらを踏まえて円谷プロはかつて制作中止になった『WoO』を基に『科学特捜隊ベムラー』を企画し、さらに正義の怪獣ベムラーを正義の宇宙人レッドマンへと発展させた『科学特捜隊レッドマン』を経て、最終的に『ウルトラQ』の続編として『ウルトラマン』が誕生した。
第1話の放送に先駆けて『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』が放送され、放送日の7月10日はウルトラマンがTVに初めて登場した日として後に「ウルトラマンの日」に制定された。

 

ウルトラマン古谷敏 声・中曽根雅夫)
身長 40m
体重 3万5千t
宇宙警備隊に所属するM78星雲光の国の宇宙人。
宇宙の墓場への護送中に逃走したベムラーを追って地球にやって来て、その時に事故で死なせてしまったハヤタ隊員に自分の命を与えて一心同体となった。
戦いではスペシウム光線や八つ裂き光輪等を使用する。
地球上では太陽エネルギーを急激に消耗するので活動時間が限られている。太陽エネルギーが残り少なくなると胸のカラータイマーが青から赤に変わって点滅する。
最後はゾフィが持って来た命をハヤタ隊員に譲り、分離して光の国に帰った。

 

科学特捜隊
国際科学警察機構に所属する組織で正式名称は科学特別捜査隊。略称は科特隊。
パリに本部があり世界各地に支部を持つ。日本支部は東京近郊にある。
スーパーガン、マルス133、ジェットビートルと言った各種装備で数多くの怪獣を倒した。しかし、防衛軍や自衛隊とは別組織で基本は調査組織。
危機管理がなっておらず、侵略者の侵入を許す事が何度かあった。

ハヤタ黒部進
25歳。科特隊のサブリーダー。常に冷静沈着で状況を的確に判断出来る頼れる存在。
ウルトラマンと一心同体になり、ベーターカプセルでウルトラマンに変身する。
ウルトラマンと分離すると一心同体だった時の記憶を失っていた。

ムラマツ小林昭二
36歳。科特隊のキャップ。厳しさと優しさを兼ね備える良き隊長。科特隊が攻撃的にならないように気を付けている。
ヘビースモーカーでパイプをくわえている事が多い。

イデ二瓶正也
24歳。科特隊の頭脳派。マルス133やベルシダーと言った様々な装備を発明した。
ひょうきんで明るいが繊細な一面も持っていて、自分達の仕事に疑問を抱く事もある。
ハヤタ隊員とウルトラマンの関係を怪しんでいた。

アラシ石井伊吉
26歳。科特隊の肉体派。スパイダーショットの名手。
攻撃的な一面があるが、それは地球の平和を守らなければならないと言う責任感の強さから。
イデ隊員とは名コンビを見せる。

フジ・アキコ桜井浩子
21歳。科特隊の通信を担当しているが本人は前線に出たがっている。
サトルと言う年の離れた弟がいる。

ホシノ・イサム(津沢彰秀)
11歳。特別に科特隊への出入りが許されている少年。途中から科特隊特別隊員になった。
意外と冷静で機転も利き、事件解決の糸口を見付ける事もある。
フジ隊員とは名コンビを見せる。

 

科学センター
日本の優秀な科学者が多数所属している組織。
事件解決に役立つ事も多いが逆に事件を引き起こしてしまう事も多かった。

岩本平田昭彦
科学センターの所長。科特隊のアドバイザーも務めていて、ジェットビートルの設計もしている。

 

ナレーション石坂浩二浦野光

 

主題歌ウルトラマンのうた』