帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

『ウルトラファイト』制作第106話~第110話

 

「身を捨てゝこそ…」
ウルトラファイト』制作第106話
1971年1月11日放送(第71話)

 

ウルトラセブン円月殺法で飛び込んで来たゴドラを一撃で倒す。そこに今度は暴れん坊イカルスが現れるがウルトラセブンはそれも返り討ちにする。
因みにウルトラセブンイカルスの崖の転がり落ち方が物凄くスローモーであまり身を捨てていない。

 

ウルトラセブン○ 対 ゴドラ● 対 イカルス●

 

 

「地獄の三角切り」
ウルトラファイト』制作第107話
1971年1月14日放送(第74話)

 

待ち伏せしていたバルタンがウルトラセブンに不意打ちを仕掛ける。そこに現れたアギラがウルトラセブンを助けようとするがバルタンに倒されてしまう。
しかし、意識を取り戻したウルトラセブンがバルタンに逆襲し、同じく意識を取り戻したアギラも協力するが格が違い、荷が重くてやっぱり倒されてしまう。
最後はウルトラセブンが地獄の三角切りと言うチョップ三連打でバルタンの両手のハサミと首を叩き切って勝利。この素晴らしい手刀が後にウルトラマンレオに引き継がれたのだろうか。
必死にウルトラセブンを起こそうとするアギラが可愛い回だった。

 

ウルトラセブン○ 対 バルタン● 対 アギラ●

 

 

「虐殺の行進曲」
ウルトラファイト』制作第108話
1971年2月4日放送(第89話)

 

物騒なタイトルだな。

 

散歩していたアギラはテレスドンに絡まれてしまう。まるで大人と子供の戦いに見えてアギラが哀れだ。
そこにやって来たウルトラセブンにアギラが泣きつき、ウルトラセブンテレスドンに対し目潰しとチョップで勝利を収める。
目潰しまでするのか、『ウルトラファイト』のウルトラセブンは……。

 

ウルトラセブン&アギラ○ 対 テレスドン

 

 

「忍法宇宙しばり」
ウルトラファイト』制作第109話
1971年1月15日放送(第75話)

 

ウルトラセブンが旅に出るのを見送った後、アギラは特訓をしているゴドラを見て笑うが返り討ちに遭ってしまう。ナレーションにも「アギラ君」と呼ばれたり「めっぽう弱い」と説明されたりとアギラはすっかりやられ役が定着してしまった。
そこに虫の知らせで帰ってきたウルトラセブン。ゴドラは忍法宇宙しばりと言う金縛りで動けなくしてから止めを刺そうとするが、ウルトラセブンが倒れた事で目標がズレてそのまま池に落下。勝利したウルトラセブンにアギラが「親分、助かりましたよ。良かった良かった」とお礼を述べてめでたしめでたし。
って、最初にアギラがゴドラの特訓を見て笑わなかったら今回の戦いは起きなかったのでは?

 

忍法宇宙しばりでプルプル震えながら固まっているアギラが可愛い。
ダーティーなのに虫の知らせで子分であるアギラの危機に戻ってくるウルトラセブンの師弟愛にちょっと和む。

 

ウルトラセブン&アギラ○ 対 ゴドラ●

 

 

「勝負は死ななきゃ分からない」
ウルトラファイト』制作第110話
1971年1月6日放送(第68話)

 

ウルトラセブンを待ち構えるバルタンとテレスドン
最初にテレスドンが襲いかかり、次にバルタンが戦況を見て確実に勝てると踏んでから参戦。性格が表われるなぁ。
バルタンは隙を突いてテレスドンも倒そうとして同士討ちが勃発。最後は同士討ちの隙を突いてウルトラセブンがバルタンとテレスドンを倒して勝利。ウルトラセブンとアギラの親分子分コンビ以外に最後まで協力して戦う事が出来るタッグはいないのか?

 

ウルトラセブン○ 対 バルタン● 対 テレスドン

 

今回の話でテレスドンが退場。数少ない重量級で印象はあったが勝ち星が無かったのが残念。もう少し重さを活かした戦いが出来たら……。
後にテレスドンの着ぐるみが『帰ってきたウルトラマン』の「恐怖の怪獣魔境」に登場するデットンとなるのは有名な話。