帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「怪談・牛神男」

夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男 ー牛神超獣カウラ登場ー
ウルトラマンA』制作第16話
1972年7月21日放送(第16話)
脚本 石堂淑朗
監督 山際永三
特殊技術 田淵吉男

 

牛神超獣カウラ
身長 170cm~61m
体重 65kg~7万7千t
鼻ぐり塚から鼻ぐりを盗んだ高井にヤプールが牛の怨念をかけた。
牛と話が出来る。人間の意識はかろうじて残っている。
頭から光線を撃つ。牛を食べる人間を逆に食べてしまう。
エースにセット光線で鼻ぐりを付けられて元に戻った。
男が変身したのに「カウ(雌牛)」なのは何故?

 

物語
父の13回忌に故郷の岡山に帰省した吉村隊員は高井と言う青年と出会う。
高井は鼻ぐり塚から鼻ぐりを持ち出してしまう。

 

感想
岡山ロケの第2弾。
今回の話は脚本が石堂さんで、監督が山際さんで、特殊技術が田淵さんで、ゲストが蟹江敬三さんと言う怪作が生まれないわけがないと言う組み合わせとなっている。

 

吉村隊員の主役回だがゲストの高井や吉村隊員の母親やオリーブマノンの社長の方が目立っていた。脇でさりげなくフォローする役が多い吉村隊員らしいとも言えるが。

 

高井は「牛は人間に食われる為にのみ生存している」と主張していたが、カウラは牛を食べる人間を逆に食べてしまう事で人間が持っていた既成概念を簡単に壊してしまった。

 

今回は僧侶の姿で暗躍するヤプール。悪魔なのに牛神をそそのかすのが凄い。
逆転! ゾフィ只今参上」に登場する老人の原点と言える。