帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「惑星崩壊」

「惑星崩壊」
『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第13話
2009年3月14日放送(第13話)
脚本 荒木憲一
監督 菊地雄一

 

ウルトラマン
身長 40m
体重 3万5千t
宇宙の平和を守る為に活動する宇宙警備隊の隊員。太陽の光をエネルギーにして必殺光線を出す。
レイブラッド星人の精神体に捕らわれそうになったスペースペンドラゴンを助けに現れた。
アタック:1400 ディフェンス:1000 スピード:1300 必殺技:八つ裂き光輪

 

ウルトラセブン
身長 ミクロ~40m
体重 0~3万5千t
レイブラッド星人の精神体に捕らわれそうになったスペースペンドラゴンを助けに現れた。
戦いが終わった後、レイに託していたミクラスを返してもらった。
アタック:1300 ディフェンス:1400 スピード:1100 必殺技:アイスラッガー

 

カプセル怪獣ミクラス
身長 ミクロ~40m
体重 0~2万t
ゴモラと共にレイブラッド星人が宿ったアーマードダークネスと戦う。
戦いが終わった後、セブンに返されている。
アタック:900/0 ディフェンス:700 スピード:800 必殺技:ブル突進

 

どくろ怪獣レッドキング
身長 45m
体重 2万t
ゴモラと共にレイブラッド星人が宿ったアーマードダークネスと戦い、EXレッドキングへとパワーアップする。
アタック:1500 ディフェンス:800 スピード:700 必殺技:爆発岩石弾

 

EXレッドキング
身長 49m
体重 2万4千t
レッドキングが強化した姿。体内に宿したマグマエネルギーで掴んだ岩石を溶岩に変えてしまう。
アタック:1600 ディフェンス:800 スピード:600 必殺技:フレイムロード

 

アーマードメフィラス
身長 2m~60m
体重 50t~2万5千t
ゴモラミクラスを相手に優勢に戦うが、レイオニックバーストに変化したゴモラの超振動波を受けて倒された。
アタック:1300 ディフェンス:900 スピード:1400 必殺技:メフィラスブレードアタック

 

悪質宇宙人メフィラス星人
身長 2m~60m
体重 40t~2万t
ゴモラの超振動波で暗黒エネルギーの宿る鎧を破壊されて正気に戻った。
鎧の呪縛で意思を奪われて好き勝手に動かされていた事に誇りを傷付けられ、スペースペンドラゴンを捕らえていたエネルギーフィールドを消滅させてレイブラッド撃破への道筋を作った。

 

暗黒魔鎧装アーマードダークネス
身長 62m
体重 3万9千t
レイブラッド星人が宿る事でまたもや復活した。
ゴモラレッドキングを相手に優勢に戦うが、スペースペンドラゴンが放ったペダニウムランチャーでダメージを受け、最後はEXゴモラのEX超振動波とEXレッドキングのフレイムロードを受けて倒された。
アタック:1500 ディフェンス:1500 スピード:800 必殺技:ギガレゾリューム光線

 

究極生命体レイブラッド星人
身長 不明
体重 不明
かつて何万年にも亘って宇宙を支配し、今は精神体となって存在。跡継ぎを選ぶ為にレイオニクスバトルを仕掛けた。
レイオニクスバトルを勝ち抜いたレイが後継者になる事を拒否したのでアーマードダークネスに宿って無理矢理にレイの肉体を得ようとしたが、レイ、ZAPクルー、グランデ、メフィラス星人の協力の前に敗れ、アーマードダークネスを倒される。
その後、惑星ハマーをブラックホールに変えてレイを捕らえようとするが初代マンのスペシウム光線とセブンのワイドショットを受けて遂に倒された。
アタック:1400 ディフェンス:900 スピード:1200 必殺技:レイオニクスプリズン

 

物語
レイブラッド星人が繰り出す最後の試練。
果たしてレイとZAPはレイブラッド星人の野望を打ち砕く事が出来るのか?

 

感想
『大怪獣バトル』最終回。
これまで張ってきた伏線や宿題をきれいに回収した。
これは1クールと言う短い期間なので結末を見通して展開を考えられたからと思われる。

 

アーマードメフィラスを倒したレイの前にレイブラッド星人の精神体が現れて呼びかける。
「私の遺伝子を受け継ぐ息子よ。全ての試練は終わった。偉大なるレイブラッドの後継者としてその運命を受け入れる覚悟があるのか? 全宇宙がお前の前に跪く。ヤプールも、ヒッポリトも。お前は宇宙の支配者として君臨するのだ。答えよ、レイモン!」。
それに対するレイの答えは「ふざけるなぁ! この戦いの為に、どれだけ多くの命が犠牲になったと思っているんだ!!」であった。
ラスボスが最終決戦を前にして主人公を仲間に引き入れようとするのは『ドラゴンクエスト』の竜王を思わせる王道パターン。ただ、ウルトラシリーズではウルトラマンは光に属していて敵は闇に属していると対極の関係にある為にこのパターンはこれまで使えなかった。今回はウルトラマンではないレイだからこそ可能となった展開であった。

 

自分の申し出を断るレイをレイブラッド星人は愚かと断じ、自らアーマードダークネスに宿る。
「ならば、お前の体を頂戴する。お前の体で私は甦る。宇宙は再びレイブラッドのものになるのだ!」。
この台詞から「後継者」と言っても実際はレイブラッド星人の「傀儡」になる事だった事が分かる。ケイトが知ったら激怒しそうな真実。

 

真実を知ったメフィラス星人は「この私もレイブラッドに踊らされていたのか……!」と怒りを顕わにし、スペースペンドラゴンにかかっていたエネルギーフィールドを消滅させる。
スペースペンドラゴンを見送って「借りは返したぞ、地球のレイオニクスよ」と言って去る場面は歴代メフィラス星人の中でも特にカッコ良い場面だった。

 

アーマードダークネスを相手に苦戦するゴモラレッドキングが援護に現れる。驚くレイの前にグランデが姿を現す。
グランデ「面白そうな相手だな」、
レイ「グランデ、お前……」、
グランデ「おや? お前、今、勘違いしているでしょう? 言ったろ。俺はたーのしいバトルがしたいだけだと。それにな、お前の姉ちゃんまだ紹介してもらってねーしぃ。行けぇ! レッドキング!」、
レイ「行け! ゴモラ!」。
このグランデとのやり取りが面白い。
主人公の危機にかつての強敵が味方となって援護に来るのはバトル作品のお約束で燃える!

 

ゴモラレッドキングのコンビでアーマードダークネスダークネスに挑むもまだ苦戦。
それはそうだ。エンペラ星人が遺したアーマードダークネスを、ヤプールやヒッポリト星人すら恐れ精神体になっても初代マンを石化する事が出来るレイブラッド星人が動かしているのだ。映像作品ならこの時点では最強クラスの存在である。
そこにメフィラス星人にエネルギーフィールドを消滅してもらったスペースペンドラゴンが到着してペダニウムランチャーでダメージを与える。レイブラッド星人が宿っているアーマードダークネスにダメージを与えるペダニウムランチャーはさすが未来のペダン星人の技術だと言える。
この機にレイはゴモラを、グランデはレッドキングをEXにパワーアップさせ、遂にアーマードダークネスに勝利するのだった。
ダイルが遺したペダニウムランチャーが勝利のきっかけとなった事でペダン星人もレイブラッド星人打倒に貢献できた。本来の歴史では50年後のペダン星は壊滅してしまうのだが、レイブラッド星人が倒された事で歴史が修正された可能性がある。

 

「なぁ、レイ。何だったんだろうな、俺達の戦いは……。何つって! 忘れるな、今度会う時は俺がお前を倒す番だ。あばよ、美人の姉ちゃんによろしくな」。
レイブラッド星人を倒し、レイオニクスバトルも全て終わった後のグランデの言葉。
いつも通りのお茶らけた言い回しだが、結局は姉の死に報いる事が出来なかったと思うとグランデの胸中はどのようなものだったのだろうか……。ところでグランデはやたらとイヤリングを鳴らしていたが、ひょっとして姉の形見なのだろうか?
余談ではあるが、キール星人が初登場した『Q』の「宇宙指令M774」に編み上げサンダルを履いているルパーツ星人が登場しているが、自分はその話のレビューで「当時が編み上げサンダルだったら今はピアスとかになるのかな?」と書いていた。それがどうした?とツッコまれそうだけど何となく書きたくなったので。

 

レイ達はスペースペンドラゴンに乗って再び地上に。すると惑星ハマーは引力が増大してブラックホールへと変化していた。さらにそこに「逃さんぞ、レイモン……!」と言うレイブラッド星人の怨嗟の声が……!
このブラックホールはレイを呑み込んで自分のものにしようとするレイブラッド星人の意思が関わっているのかもしれない。
しかし、そこに初代マンとセブンが現れ、スペシウム光線とワイドショットを同時に発射してレイブラッド星人の腕を消し去り、惑星ハマーも崩壊するのであった。

 

戦いが終わった後、ミクラスもセブンの所に帰り、初代マンとセブンは宇宙へと帰っていった。
それにしても初代マンは石化されるわ、セブンはアーマードダークネスに捕らわれるわと、レイブラッド星人戦でウルトラマン達はかなり大変な目に遭ってしまった。この後に控えている『ウルトラ銀河伝説』でのベリアル戦や『ギンガ』のダークスパークウォーズと、この頃のウルトラマン達は苦しい戦いが続く事になる。

 

全てが終わった後、ボスは皆の顔を見渡し、「さぁ、我々の故郷に帰ろう! 全員配置に付けぇ! コース設定、ペンドラゴンは地球に向けて発進!」。
そして遂にレイを乗せたスペースペンドラゴンは地球へと帰還するのであった。

 

今回の話は菊地監督の現時点でのウルトラシリーズ監督最終作となっている。

 

「宇宙 夢とロマン」。

 

 

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