「ジャグラー死す!」
『ウルトラマンオーブ』第10話
2016年9月10日放送(第10話)
脚本 小林雄次
監督 冨田卓
用心棒怪獣ブラックキング
身長 65m
体重 6万t
ジャグラーがブラックキングの怪獣カードをダークリングでリードして実体化させた怪獣。
元々はナグスが手に入れたカードで、それをノストラがジャグラーに与えた。最初はジャグラーの指示で動いていたが、ジャグラーが倒された後はナグスの指示で動くようになる。
口から強力な光線を吐く。相手の攻撃が通用しない強靱な体を持つ。
最後はジャグラーを倒されて怒りに燃えるバーンマイトのストビュームダイナマイトで倒された。
暗殺宇宙人ナックル星人ナグス
身長 2m~43m
体重 100kg~2万t
ブラックキングの怪獣カードの本来の所有者で、ジャグラーを倒した後は自らブラックキングに指示を出していた。
ノストラの命を受けてジャグラーを暗殺するが、実は失敗していて、後にジャグラーに背後から刺されて倒されてしまう。
悪質宇宙人メフィラス星人ノストラ
身長 2m~60m
体重 40t~2万t
ブラックキングの怪獣カードをジャグラーに与え、ベリアルのウルトラフュージョンカードを報酬にオーブの抹殺を依頼するが、本当の目的はジャグラーを抹殺して6枚の魔王獣の怪獣カードを手に入れる事であった。
ジャグラーの暗殺に失敗し、最後は魔人態の姿を現したジャグラーに倒され、切り札として持っていたベリアルのウルトラフュージョンカードも奪われてしまった。
物語
ノストラはベリアルのウルトラフュージョンカードを報酬にジャグラーにオーブの抹殺を依頼する。
光と闇。遂にガイとジャグラーの戦いに決着が付く……!?
感想
「ジャグラーのような重要キャラが10話で死ぬわけないでしょ!」と予告の時点で思っていたらやっぱり死ななかった回。まぁ、今回はブラックキングが登場するので『帰マン』の「ウルトラマン夕陽に死す」からサブタイトルが付けられたのかなと思う。
今回は他にも決闘の場所が「カドクラ牧場」だったり、最初に出すウルトラフュージョンカードがジャックだったり、ブラックキングが倒される時に背景が赤くなったり、隠されたサブタイトルが「怪獣総進撃」だったり、ジャグラーが助かった理由がベムスターの怪獣カードだったりと『帰マン』ネタが多かった。
ジャグラーに占ってもらったナグスだったが「突然の死」を暗示するえんま怪獣エンマーゴのカードが出てしまう。
因みにナグスの方からジャグラーに占ってほしいと持ちかけてきたらしい。以前もジャグラーとカードゲームをしていたし、ババリューが帰って来たら声を掛けているし、何だかんだ言って付き合いが良い人だよね。
アリブンタやケルビムのようにジャグラーは怪獣カードをいくつか所有しているが、今回はノストラが与えたブラックキングの怪獣カードを使っている。
このブラックキングの怪獣カードの本来の所有者はナグスで、ジャグラーが倒された後はナグスがブラックキングに指示を出している。ノストラは最初からオーブとの戦いの途中でジャグラーを始末するつもりだったので、ジャグラーの死後もそのまま使える怪獣としてナグス所有の怪獣カードを持ち出したのかもしれない。
ガイとジャグラーの戦いは高速移動や人並み外れた跳躍等があって二人の超人振りがよく分かるものとなっている。
ノストラが言った「遙か昔に銀河の果てでガイとジャグラーが雌雄を決した」については『ウルトラマンオーブ完全超全集』に収録されている「ウルトラマンオーブクロニクル〈年代記〉」に書かれている。
ガイとの戦いに気を取られていたジャグラーを背後から狙撃するナグス。
ナックル星人がちゃんと暗殺している……! 「暗殺宇宙人」と言う肩書きの割に意外と正面から戦うタイプの宇宙人だったよね……。
ナグスに撃たれて倒れたジャグラーは大爆発する。
着ぐるみキャラが倒れて爆発してももう慣れたので違和感無いが、生身のキャラで爆発をすると違和感あるなぁ。
ノストラの真意を見抜いていたジャグラーはベムスターの怪獣カードでナグスの攻撃を吸収していた。
カードの扱いに関しては切り札をずっと持ったままだったノストラより怪獣カードを色々と使ってきたジャグラーの方が上であった。
ジャグラーの魔人態が遂に登場!
メフィラス星人の攻撃を受けて正体を現す場面がカッコ良すぎる!