「融合(You go)! アイ、ゴー(I go)! ヒア、ウィー、ゴー(Here we go)! 決めるぜ、覚悟! ジード!!」
ニュージェネレーションシリーズ第5弾。
『ウルトラマンギンガ』『ウルトラマンギンガS』『ウルトラマンX』『ウルトラマンオーブ』と光の国出身ではないウルトラマンが主人公になっていたが、本作はウルトラマンベリアルの息子であるウルトラマンジードが主人公となり、ウルトラマンゼロもレギュラーで登場する等、光の国との関係が強い作品となった。
BSジャパンでの放送は行われず、地上波とネット配信のみとなった。一方でYou Tubeのウルトラチャンネルでは本編の他に『ペガの『ウルトラマンジード アクションファイル』』や『ペガの『ジーッとしないで、◯◯しようぜ!』』が配信される等、これまでよりも更にネット配信に力が入れられるようになった。
前作まで人形やカードと言ったアイテムが数作品続けて展開されていたが、本作からは一作品ごとに新しいアイテムが用意されるようになり、本作ではウルトラカプセルと怪獣カプセルが登場して、データカードダス『ウルトラマン フュージョンファイト!』にも使用できるようになっている。
ウルトラマンジード(岩田栄慶 声・濱田龍臣)
プリミティブ時 身長 51m 体重 4万1千t
ソリッドバーニング時 身長 51m 体重 4万5千t
アクロスマッシャー時 身長 51m 体重 3万5千t
マグニフィセント時 身長 51m 体重 4万7千t
ロイヤルメガマスター時 身長 51m 体重 4万8千t
ウルティメイトファイナル時 身長 51m 体重 4万2千t
朝倉リクがジードライザーとウルトラカプセルを使って変身する。
まず最初にベリアルと瓜二つの姿に変身し、そこに2本のウルトラカプセルの力が融合されてジードの姿となる。ただし、ウルティメイトファイナルだけはリクが生み出したエボリューションカプセルの力で変身する。
「ベリアルの息子」として危険視される事もあったが、自分の運命に立ち向かい、やがて一人前のウルトラマンへと成長する。
星雲荘
天文台の地下5000mに位置する秘密基地で、リクとペガが以前に住んでいたアパートの名前から「星雲荘」と名付けられた。
中央司令室には報告管理システムが設置されていて、エレベーターで地上のあらゆる場所に行く事が出来る。
その正体は伏井出ケイが使っていたストルム星の宇宙船「ネオ・ブリタニア号」であった。
朝倉リク(濱田龍臣)
19歳。天文台に捨てられていた孤児だったが、その正体はベリアルの遺伝子から作られた「ベリアルの息子」であった。
ジードライザーとウルトラカプセルでジードに変身し、自分の運命に立ち向かっていく。最初はベリアルの息子として危険視されていたが、やがて一人前のウルトラマンとして認められていく。
『爆裂戦記ドンシャイン』のファン。口癖は「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」。
鳥羽ライハ(山本千尋)
19歳。6年前に両親を怪獣事件で失い、怪獣に変身した伏井出ケイを倒す為に修行を続けていた。剣術だけでなく素手でも宇宙人と互角以上に戦える戦闘力を誇る。
リクと出会い、怪獣を倒すと言う共通の目的の為に星雲荘で暮らすようになる。
やや無責任で子供っぽいリクやペガと違ってしっかりしている常識人。
ペガッサ星人ペガ(丸田聡美 声・潘めぐみ)
身長 160cm
体重 55kg
一人前になる為に小型飛行カプセルで宇宙を旅していたが、カプセルが故障して地球に不時着し困っていたところをリクと出会った。
「ダーク・ゾーン」と言う異次元空間を作って移動する事が出来る。
手先が器用で壊れた機械を修理したり造花を作る内職をしている。
レム(三森すずこ)
人間態 身長 160cm 体重 46kg
星雲荘の報告管理システムでリクをマスターと認める。
声だけの存在であったが声を元に地球人的肉体を形成してプログラムを移植する事で人間として活動する事が出来る。
リク達と触れ合う事で段々と人間らしくなっていく。
AIB
Aliens Investigation Bureauの略称。
クライシス・インパクト後の宇宙に秩序を取り戻す為、様々な星の宇宙人達によって結成された組織。不法滞在や犯罪行為を行った宇宙人の摘発をしている。
宇宙人の存在が公になって地球の文明に影響を及ぼさない為に地球の日本では「ニコニコ生命保険」と言う会社に偽装して活動を行っている。
愛崎モア(長谷川眞優)
25歳。AIBのエージェント。
孤児だったリクが愛崎家に預けられていたので、リクにとって姉のような存在。
リクの事が好きで、ライハ達にライバル意識を燃やす事もあった。
仕事では失敗が多いが、宇宙人相手でも分け隔てなく接する心で本人も知らずにAIBを変えていっている。
シャドー星人ゼナ(岩田栄慶 声・浅沼晋太郎)
身長 2m
体重 80kg
AIBのエージェントでモアの上司。
その正体はシャドー星人で、表情筋が無いので地球人に変身した時も口を動かさずテレパシーで意思伝達を行う。
高い戦闘力を誇り、シャドー星では教官として多くの戦士を育て上げていた。
伊賀栗家
伊賀栗レイト(小澤雄太)
30歳。谷丸商事に勤めるサラリーマンだったが、子供を救おうとして重症を負ったところをゼロに救われる。
ゼロと一体化して、メガネの着脱でゼロと人格が入れ替わる。
ウルトラゼロアイNEOでゼロに変身する。
家族思いで優しい。気が弱くて戦いを恐れるところがあったが、ゼロ達と一緒に戦っていく中で成長していった。婿養子。
伊賀栗ルミナ(長谷部瞳)
28歳。レイトの妻。
「フクイデスト」と呼ばれる伏井出ケイのファン。
レイトがウルトラマンとして戦っている事に気付き、その背中を押す事になる。
伊賀栗マユ(清水美怜)
5歳。レイトの娘。
リトルスターを発症した為、伏井出ケイに狙われる事になる。
ウルトラマンゼロ(岡部暁 声・宮野真守)
ゼロ時 身長 49m 体重 3万5千t
ウルティメイトゼロ時 身長 55m 体重 5万5千t
ゼロビヨンド時 身長 49m 体重 3万5千t
オメガ・アーマゲドン(超宇宙最終戦争)でダメージを負ってウルティメイトブレスレットも壊れてしまった為に多くの能力を使用できなくなってしまった。
子供を救おうとして重症を負ったレイトの勇気を認めて一体化する。
ウルトラゼロアイNEOを装着して変身するが、変身しなくてもレイトの体を動かす事が出来る。
ヒカリから与えられたニュージェネレーションカプセルとライザー〈ゼロモード〉でゼロビヨンドに変身できるようになった。
ベリアルとの戦いが終わる頃にはウルティメイトブレスレットも直っていて全ての能力が使えるようになった。
レイトの娘のマユを気に入って溺愛する。
銀河マーケット
久米ハルヲ(水野直)
40歳。リクがアルバイトをしている「銀河マーケット」の店長。
スカルゴモラに店舗を破壊されてからは車を使った移動式で店を開いている。
「フクイデスト」と呼ばれる伏井出ケイのファン。
最初はベリアルに似ているジードを危険視していたが、ジードの戦いを見て応援するようになる。
伏井出ケイ(渡辺邦斗)
身長 182cm
体重 75kg
表向きは著名なSF作家だが正体はベリアルに仕えるストルム星人。
故郷を滅ぼされた後、圧倒的な強者であるベリアルに全てを捧げる事を決め、光の国からカプセルとライザーを盗んで怪獣カプセルを作り、ベリアルの遺伝子を使ってジードを誕生させ、自身を素体にベリアル融合獣を生み出すと暗躍を続ける。
相手のエネルギーを吸収して自分の力にするストルム器官を持っていて、ベリアルがアトロシアスに変身する鍵となる。
ベリアルに利用されていただけの人生であったが、本人はそれを良しとしていて最後までベリアルに仕え続けた。
石刈アリエ(小林涼子)
28歳。フリーのノンフィクションライターで、指名手配犯となった伏井出ケイを取材して本を出そうと考えていたが、ウルトラマンや怪獣の真実を知ると伏井出ケイの計画に協力するようになる。
AIBからエンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを回収するのに成功するが、伏井出ケイに用済みと判断されて殺されてしまう。だが……。
オープニング曲『GEEDの証』
エンディング曲『キボウノカケラ』