帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「滅びのクリスタル」

「滅びのクリスタル」
ウルトラマンR/B』第23話
2018年12月8日放送(第23話)
脚本 伊藤公志
監督 市野龍一

 

超鎧装獣グルジオレギーナ
身長 65m
体重 9万1千t
美剣サキがグルジオボーンクリスタル、グルジオキングクリスタル、グルジオレギーナクリスタルで変身したグルジオの最終進化形態。
エルガトリオランチア、エルガトリオキャノン、レギーナボルテジオと言った強力な攻撃技を持ち、ルーブのルーブボルテックバスターに耐える防御力を誇る。
ルーブに勝利するが、ルーゴサイトクリスタルに変身を解除されてしまった。

 

コスモイータールーゴサイト
身長 72m
体重 5万9千t
本来は宇宙の白血球として存在していたが暴走して多くの星を滅ぼすようになった。
1300年前に先代ロッソ達によって宇宙に追い払われるが地球に再び飛来する。
湊ミオによって三つのルーブジャイロの力で実体化・クリスタル化されるが、クリスタルの状態でもルーブジャイロに干渉してグルジオレギーナの変身を解除し自身は怪獣形態になった。

 

物語
湊ミオは手に入れた三つのルーブジャイロを使ってルーゴサイトを実体化・クリスタル化する事に成功する。
しかし、そのルーゴサイトをどうするかで湊ミオと美剣サキの意見が対立してしまう。

 

感想
ダーリンとも知り合いだった湊ミオ。と言う事はダーリンは15年前には既に作られていた事になるのか。15年近くも付き合いがあったのにあっさりと愛染マコトを裏切る事が出来たのは機械だからなのかな。
ドラマに登場するAIは途中から人間らしくなる事が多いがダーリンは最初から最後まで人間らしい情を持つ事が無かった異色の存在となった。

 

ミオは三つのルーブジャイロをリモートで起動させ、ルーゴサイトの実体化・クリスタル化に成功する。「星屑の記憶」で美剣サキが出来なかった事を今回のミオは技術で補って成功させた。
かつてはウルトラマン達の力は人間が手を出してはいけない強大なものと言う感じだったが、『R/B』では愛染マコトがオーブオリジンクリスタルやルーブジャイロからオーブリングNEOを作り出し、ミオも元々の変身者である美剣サキより変身アイテムの力を引き出す事に成功し、『ジード』や『Z』でも光の国のアイテムを伏井出ケイやセレブロが解析する等、段々とウルトラマン以外の人達も扱えるものになってきた。

 

愛染マコトが作っていたハドロン衝突型加速器を使ってミオは異次元へのゲートを作ってルーゴサイトクリスタルを異次元に捨てて封印しようとする。
カツミに頼むのなら異次元に放り投げれば良いのに……。
『R/B』終盤の展開を見ると愛染マコト(チェレーザ)の遺した技術が地球や宇宙を守るのに役立っているので、やはり彼にはどこかで道を正してくれる存在がいてほしかったなと思う。

 

美剣サキは異次元の先でルーゴサイトが暴れ回っては意味が無いとして、ミオの計画を妨害し、ルーゴサイトを自分の手で完全に消滅させようとする。
ここは地球で生まれ育っているので地球の平和を第一に考えるミオと、地球以外の星や時空も守ってきたので他の星や時空の事も考える美剣サキの違いが現れた。
展開的には丸く収まりそうなところを美剣サキが引っかき回したように見えるが、ルーゴサイトがクリスタルの状態でも活動できる事を考えると、美剣サキの懸念は正しかったと言える。(まぁ、ミオの目的は「世界を守る」ではなく「カツミとイサミの命を守る」であったので、彼女はルーゴサイトが異次元の先で暴れる事を知っていても、それでもこの手段を選んだ可能性があるが)

 

美剣サキは宇宙全体の平和の為に地球を犠牲にする作戦を立てる。
その考えはウルトラマン側に属する存在としてどうなんだ?と思うが、『ウルトラマンR/B超全集』に収録されている「蒼い瞳の少女は灰色と名乗った」によると、実はO-50の戦士の頂の命令は「惑星とそこに住む住民を守る事よりルーゴサイトを倒す事を優先する」であったりする。
今回のルーゴサイト事件はトレギアと言う光の国出身のウルトラマンによって引き起こされ、ウルトラマンを生み出すシステムであるO-50の戦士の頂によって事態が拗れ、最終的に光の国ともO-50とも無関係な地球の一般人であるカツミとイサミ達によって解決すると言う展開になっている。

 

覚悟を決めた美剣サキは初めて会った場所にアサヒを呼び出し、カツミとイサミに餞別として兄達のルーブジャイロを託し、アサヒ達に地球から逃げるよう告げる。
今まで1300年前や古き友と言った過去の話ばかりであった美剣サキがルーゴサイト事件が解決した後もアサヒ達が生きていく事を考えられるようになった。しかし、彼女はまだ自分自身の未来を考えるまでには至らなかった。

 

美剣サキは自身の最強変身であるグルジオレギーナを繰り出してくる。
グルジオシリーズはグルジオボーンがチェスの「ポーン(歩兵)」、グルジオキングが「キング」、グルジオレギーナが 「レギーナ=クイーン」となっているらしい。
ボーン、キング、レギーナと体を覆う鎧がドンドン大きくなり、相手と距離を取って攻撃する砲台が強力になり、相手に触られないように角や刃が増えていくと、孤独になっていく美剣サキの心を反映しているかのような姿になっていく。

 

美剣サキとカツミ&イサミの戦いだが最後となる今回はグルジオレギーナに変身した美剣サキの勝利となった。
これによって「カツミとイサミが変身するルーブより美剣サキが変身するグルジオレギーナの方が強い」「カツミとイサミにはルーゴサイトを倒す具体的な案が無いが美剣サキにはある」として、カツミとイサミではルーゴサイト事件を解決する事が出来ず、美剣サキの自爆でしか現時点でルーゴサイトを倒す方法は無いとなってしまった。
サキ「私を救うんじゃなかったのか?」。

 

怪獣形態となったルーゴサイト。羽があるラスボスって珍しい。 

 

 

 

 


【監督コメント付】『ウルトラマンR/B(ルーブ)』次回予告 第23話「滅びのクリスタル」

 

 

 

 

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