帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「異次元かあさん」

「異次元かあさん」
ウルトラマンR/B』第22話
2018年12月1日放送(第22話)
脚本 森江美咲
監督 市野龍一

 

次元凶獣カミソリデマーガ
身長 60m
体重 7万t
湊ミオと一緒に異次元空間から地球にやって来た。
全身にあるレザーエッジと呼ばれる刃で相手を切り裂く。デマーガバリオン、カミソリグラインダー、デマーガディスチャージ、エッジスクラッチャーと多彩な技を持っている。
美剣サキが集めていたレイエネルギーを狙ってホロボロスを倒すが、最後はルーブのルービウム光線で倒された。

 

豪烈暴獣ホロボロス
身長 56m
体重 4万4千t
美剣サキがホロボロスクリスタルで変身した。
レイエネルギーを守る為にカミソリデマーガと戦うが、生命エネルギーの低下で体が思うように動かず敗れてしまった。

 

物語
異次元空間からカツミ達の母親である湊ミオが帰ってきた。
一方、美剣サキが集めていたレイエネルギーを狙ってカミソリデマーガがアイゼンテックに迫る!

 

感想
遂に『R/B』で最大最後のキーパーソンである湊ミオが登場して物語も佳境に入る。

 

突然現れたカミソリデマーガに対しカツミとイサミは変身しようとするが先程変身したばかりなので再変身できなかった。それに対して美剣サキはすぐにホロボロスに変身する事が出来ている。再変身まで時間を開けなければいけないと言う制約が無いのは美剣サキがO-50の戦士の頂から力を直接与えられているからなのかな。

 

異次元から帰ってきたミオはアサヒと一緒にお風呂に入る。
そう言えば湊家で女の子のアサヒと腹を割って裸の付き合いが出来るのはミオだけなんだな。ここは同じ家族でも異性と同性の差と言える。

 

ミオによると「アサヒ」とは女の子が生まれた時に付ける予定だった名前らしい。
ミオが「別の時間」や「ルーブジャイロを見付けていなかったら今頃はアサヒのような女の子がいたはず」と言っている事から、本来の歴史ではカツミとイサミの後にアサヒが生まれる予定だったが、ミオが異次元に飛ばされてしまったので、生まれるはずだった「湊アサヒ」と言う存在が歴史から消滅してしまった。それが形を変えて誕生したのが今のアサヒと言う事なのかな。

 

母は15年間も異次元に飛ばされていて、妹はつい最近誕生したばかりだと言うのに5人揃うとちゃんと家族に見えるのが湊家の不思議。

 

三つのルーブジャイロを同時に起動させる事が出来なかった美剣サキは地球と言う惑星が持つ力・レイエネルギーを使ってルーゴサイトを実体化させる作戦を進める。
1300年前の先代ロッソ達とルーゴサイトの戦いで日本から地球各地に拡散したレイエネルギーを堰き止めて逆流させる為に美剣サキは世界各地に散ったレイラインの先端に宇宙樹を植えて回っていた。この旅の途中で美剣サキはオスカー・ワイルドを始めとする友と出会ったようだ。
このレイエネルギーは起爆剤さえあれば地球を爆破させられる程の超弩級のエネルギーで、美剣サキは自分の生命エネルギーを起爆剤にしてルーゴサイトを倒そうとする。
この「地球を爆破して不利な状況から勝利まで一気に形勢を変えようとする」と言うのは前作『ジード』で悪のウルトラマンであるベリアルがオメガアーマゲドン(超宇宙最終戦争)で超時空消滅爆弾を使ったのと同じだったりする。

 

地球を爆破して宇宙を救うと言う美剣サキの恐ろしい作戦を阻止する為にミオはルーブジャイロとルーブクリスタルを盗んで逃げたが、愛染マコトが作っていたハドロン衝突型加速器が三つのルーブジャイロに反応して作動してしまい、ミオは異次元に飛ばされてしまった。
愛染マコトが開発していたハドロン衝突型加速器は三つのルーブジャイロが揃うと作動するが、愛染マコトは三つ目のルーブジャイロの存在を知らなかったようなので、おそらくルーブジャイロ以外の方法で装置を作動させるつもりだったのであろう。

 

異次元に飛ばされたミオはそこで断片的ではあるが家族の様子を見る事が出来、更に未来に何が起こるかも知る事が出来た。そして、ルーブジャイロとルーブクリスタルがミオの想いを受けてカツミとイサミのもとに現れた事が明らかになる。
この「15年前に姿を消した親の想いで主人公がアイテムを手に入れる」「主人公の親が未来を知る事になる」と言うのは『X』の大地の両親のエピソードと同じ。ただし、『X』では大地の両親が大地の所に帰って来なかったのに対し、ミオは家族の所に帰ってくる事が出来た。
因みにカツミとイサミと言う主人公ウルトラマンが二人いると言うのもギンガシリーズの『ギンガS』で主人公ウルトラマンがヒカルとショウの二人いたと言うのと同じ。ただし、『ギンガS』のヒカルとショウがウルトラマンになった事がきっかけで出会ったのに対し、カツミとイサミはウルトラマンになる前から兄弟として一緒にいたと言う違いがある。
こうして見ると、ギンガシリーズの「主人公ウルトラマンが二人」のアナザーであるカツミとイサミ、『X』の「大地の両親絡みの話」のアナザーであるカツミとイサミの母親の話、『オーブ』の「心に傷を負った風来坊クレナイ・ガイ」のアナザーである美剣サキ、『ジード』の「ヒーローに憧れていた少年・朝倉リク」のアナザーである愛染マコトと『R/B』は設定ではなくテーマやドラマの部分でニュージェネレーションヒーローズシリーズの総決算をしていたのかなと思う。

 

ルーゴサイトは宇宙の白血球のような存在で地球をばい菌だと判断しているとの事。
現在は暴走状態で地球だけでなく宇宙全体が危機に陥っているが、どうしてルーゴサイトが暴走したかについては『ウルトラマンR/B超全集』や『ウルトラマンタイガ超全集』で語られている。

 

ガス状のルーゴサイトは捕獲も攻撃も出来ず、覆われたら物質は消滅してしまう。なのでルーゴサイトを倒すにはまず実体化させるしかない。
ミオ関係の話が『X』の大地の両親の話に似ているが、ルーゴサイトの設定も『X』のグリーザに似ているところがある。

 

ルーゴサイトは間もなく成層圏へと入る。
みんなが友だち」や「星屑の記憶」を見ると、ルーゴサイトが地球に到達するまでまだ数日以上の時間があったと思うのだが、ひょっとして、地球に近付くにつれて速度を上げていっているのだろうか? 

 

ウルトラマンフェスティバルに登場したカミソリデマーガが本編にも登場となった。
カミソリデマーガは全身がメカニカルで機械生命体っぽくなっている。『X』に登場したデマーガの変異種と言う事だが何者かに改造されたのだろうか? 異次元空間にいた影響で変異したのならミオにも何かしらの変異が現れるはずだし。
ところでカミソリデマーガはミオと一緒に異次元空間から出てきたが向こうではどんな状況だったのかな。ゲートが開いた瞬間にカミソリデマーガがミオの近くに現れたのか、それとも以前から異次元空間にはカミソリデマーガがいてミオは今まで何とか逃げ延びていたのか。

 

ルーブとカミソリデマーガの戦いはルーブコウリンを使うルーブと全身刃物のカミソリデマーガと言う刃物同士の戦いがニュージェネでは新鮮だった。

 

カミソリデマーガの攻撃を受けて変身が解けた美剣サキを守る為にカツミとイサミがロッソとブルに変身して美剣サキの前に立つのだが、これは1300年前に兄二人が美剣サキを庇った時の構図と同じになっている。

 

美剣サキが気を失っている間に彼女のルーブジャイロを盗み、カツミとイサミに当て身を喰らわして彼らのルーブジャイロを奪っていく湊ミオ。
ミオの真意は次回明らかになるが、この終盤になってもまだ最後の敵が確定しないと言うのはウルトラシリーズでは珍しい。
ミオさんの「当て身! えい!」の場面が動きといい声といい実に素晴らしかったw

 

 

 

 


【監督コメント付】『ウルトラマンR/B(ルーブ)』次回予告 第22話「異次元かあさん」

 

 

 

 

 

 

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