帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「メダルいただきます!」

「メダルいただきます!」
ウルトラマンZ』第13話
2020年9月19日放送(第13話)
脚本 池田遼
監督 内田直之

 

コイン怪獣カネゴン
身長 2m
体重 200kg
夜中のストレイジに現れた謎の怪獣。
空腹から誤ってウルトラメダルを食べてしまった。
ハルキと色々な話をした後、ウルトラメダルを出して元気になると朝の町に消えていった。

 

物語
ハルキが当直の夜にストレイジカネゴンが現れてウルトラメダルを食べてしまった!

 

感想
恒例のTVシリーズ中盤での総集編。

 

ジャグラーの目的が特空機の開発を進めてウルトラマンを超える力を持ったロボットの開発である事が明らかになり、その為にあえて正体を知ったセレブロを泳がせている事も判明する。これまで『Z』のジャグラーは善か悪か分からないところがあったが今回の話で善とは言えない思惑であった事が分かる。

 

『Z』でのジャグラーの立ち位置だが自分は「セレブロと同じヴィラン枠」と見ている。『オーブ』が「ジャグラスジャグラー」と「惑星侵略連合」と言う二つのレギュラー敵を軸に話が展開されたように『Z』は「ヘビクラ隊長(ジャグラー)」と「カブラギ(セレブロ)」と言う二つのレギュラー敵を軸に話が展開されている。ただ、終盤にジャグラーは一つの決断を迫られる事になる。

 

ハルキが今夜のヨウコ先輩はデートだと呟いているが、結局のところ、これの真相は明らかにされなかった。後の話を見るに今のヨウコ先輩にデートの相手はいない感じだが……?

 

カネゴンは有名怪獣なので漫画等にはかなり多く登場しているのだが「人間の子供が変身した怪獣」と言う設定が使いにくいのか映像作品では意外と登場していない。

 

グルジオライデンの件で悩むハルキの前に人間が怪獣になったカネゴンが出てくるとは辛いなぁと思ったがそういう話は無かった。今回のカネゴンは人間が変身したものではないのかな? と言うか、素性が一切謎のまま出てきて去って行ったなぁ……。

 

ベータスマッシュを見て「赤いアイツだ……!」と怯えるカネゴン
カネゴンがどうして怯えたかについては『レッドマン』第19話を見れば分かる。

 

カネゴンがユカに見付かったら解剖されてしまうと焦るハルキ。
ウルトラシリーズで主人公にここまで危険人物として認識されている隊員は他にいないだろう……。

 

今回のユカのグルジオライデンの話は彼女の正体を知った上で聞くとかなりきついものがある……。

 

今回のカネゴン志村けんさんの変なおじさんやMr.マリックさんの「来てます来てます」と何故か80年代から90年代のネタが多かった。

 

他のウルトラマンと違ってハルキとゼットは普段は心が繋がっていないのでゼットはハルキの悩みが分からなかったしハルキはゼットに相談する事が出来なかった。
最初にこういう設定だと分かった時は話が作りにくくなるのでは?と心配したが、ちゃんとそういう設定を生かした話が作られた。

 

ゼットの反応からウルトラマンは空腹になってもお腹が鳴らないらしい。
そう言えば寿司やカップラーメンのCMをしていたりギャグ漫画等では普通に飲食をしているので失念してしまうがウルトラマンは光をエネルギーにしているので食べたり飲んだりする必要が無いんだよね。(人間態に変身したら飲み食いをしているので飲食が出来ないわけではなさそう)

 

今回の話は内田直之さんのウルトラシリーズ監督デビュー作となっている。

 

 

 

 

「ウルトラメダル」
ウルトラマンゼット&ウルトラマンゼロ ボイスドラマ』第13回
脚本 足木淳一郎
CG 渋谷怜央加
編集 坂口俊昭

 

段々とゼロがゼットの事を気に入っている事が分かる回。

 

今回登場した「グランセイバードゼロ」と「ゼット シグマブレスター」は筐体ゲーム・データカードダス『ウルトラフュージョンファイト!』に登場する形態である。