帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「史上最大の侵略 前編」

「史上最大の侵略 前編
ウルトラセブン』制作第48話
1968年9月1日放送(第48話)
脚本 金城哲夫
監督 満田かずほ
特殊技術 高野宏一

 

幽霊怪人ゴース星人
身長 2m
体重 70kg
かつてない大規模な侵略計画を進めるインベーダー。
地上では体が幽霊のようにぼやけて見える。声が妙に可愛い。
パンドンを地球に送り込み、捕獲カプセルでアマギ隊員を拉致する。
名前の由来は「ゴースト(幽霊)」から。

 

双頭怪獣パンドン
身長 40m
体重 1万5千t
箱形の輸送船で地球に送り込まれてきたモンスター。
二つある口から火を吐く大怪獣。
体調不良のウルトラセブンを苦しめるが最後はアイスラッガーで左腕と右足を切断された。
放送当時は「バンドン」と言う名前だったらしい。

 

セブン上司
M78星雲のウルトラセブンの上司。
ウルトラセブンと全く同じ姿をしている。
ウルトラセブンにこれ以上戦う事は危険だとしてM78星雲に帰るよう忠告した。

 

物語
体の不調を感じるダンだが無理を押してウルトラ警備隊の任務を遂行しようとする。
しかし、そんなダンのミスからウルトラ警備隊が窮地に陥ってしまう。

 

感想
ウルトラセブンは過去の侵略者達との激しい戦いによって多くのダメージを受けていたとして、これまでの戦闘シーンが回想される。これによって、これまでの話全てがこの最終回に繋がっていたと言う形が出来た。

 

遂に過労で倒れてしまったダン。
やはり6人前後の少人数で地球の平和を守るのは無理があった。地球防衛軍は一般隊員がたくさんいるのだから通信ぐらいはウルトラ警備隊の業務から外しても良かったと思う。

 

体調不良に陥ったダンは「脈拍360、血圧400、熱が90度近くもある」と言う状態に陥っていた。ダンは精密検査や手術を受けたら正体がバレてしまうと言っていたが、それなら今まで健康診断等はどうしていたのかと言う疑問が生じる。おそらく体調が万全の状態だと体の内部も地球人と同じにする事が出来るが体調不良の今では地球人と同じ肉体を維持する事が出来ず、本来の宇宙人の肉体に戻っていたと考えられる。(『ウルトラマンメビウス』の「皇帝の降臨」では今回のダンと同じ状態に陥ったミライが「人間の体を維持する事すら難しくなってきている」と言う説明がある)

 

ウルトラマン』のゼットンや『帰ってきたウルトラマン』のベムスターのように他の作品では強い敵が現れて危機に陥る事が多いが、『ウルトラセブン』では「零下140度の対決」や今回の話のようにウルトラセブンが弱くなる事で危機に陥る事が多い気がする。

 

セブン上司登場。
戦いに参加せず、ウルトラセブンを迎えにも来ていないので、地球にはホログラムかテレパシーを飛ばしていて本人はM78星雲にいたのかもしれない。
セブン上司とウルトラセブンは同じデザインだが、この時点ではまだ『ウルトラセブン』は『ウルトラマン』とは違う世界だとした場合、『ウルトラセブン』の世界ではM78星雲の宇宙人は全員同じ姿をしている可能性がある。逆に『ウルトラセブン』と『ウルトラマン』が同じ世界だとすると、これはもう親戚とかでたまたま姿が似ていたと考えるしかなさそう。

 

今回の話にゾフィが登場しなかった理由だが、ウルトラセブンは観測員なので所属が宇宙警備隊ではなくて宇宙情報局とかだったのかもしれない。それなら違う上司が出てくるのは当然。カプセル怪獣も宇宙警備隊所属ではなくて宇宙情報局の所属だったので護身用として持たされたのかもしれない。
ウルトラセブンは『帰ってきたウルトラマン』からはゾフィやウルトラマンと一緒に行動しているが、地球での活躍が認められて宇宙警備隊に配属されたのかもしれない。

 

ウルトラセブンの本当の名前は「340号」。なんと番号であった。
ウルトラマン』の「ウルトラ作戦第一号」でハヤタ隊員は「ウルトラマンには名前なんか無い」と言っていたが、ウルトラマンの本当の名前も番号だったのかもしれない。人間の感覚では番号を名前とは思いにくいので、ハヤタ隊員は名前が無いと言った可能性がある。

 

地球での呼び名に従って「ウルトラセブン」と呼ぶセブン上司。
たとえM78星雲の宇宙人でもダンは「ウルトラ警備隊7人目の隊員」、つまりは地球人の一員なのだ。しかし、ダンの体は普通の人間とは違う。どんなに心が地球人でも体が宇宙人である事に変わりはなかったのだ。

 

エネルギー不足でエメリウム光線パンドンまで届かないと言うのはかなりショッキングなシーンであった。これを見ると、勝つ可能性が低くてもカプセル怪獣を使ってみたらと思ってしまう。ところで、これだけエネルギーが少なくなっているのにビームランプが点滅しないのはおかしい。

 

宇宙ステーションV3からの連絡がもっと早ければと訴えるキリヤマ隊長。でも、侵略者が地球に侵入しても宇宙ステーションV3からの連絡が無かった事は今までもあった気がする。それとも描写が無かっただけでいつも連絡があったのかな。

 

最期の時が近付くモロボシ・ダンことウルトラセブン。死んではいかん! 生きるんだ!
と言う事で次回「史上最大の侵略 後編」に続きます。

 

 

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