「怪獣死体置場」
『ウルトラファイト』制作第196話
「遊星の悪魔スペル星人」が欠番になったので急遽追加撮影された「特別編」と言うべき話。制作進行の熊谷健さんが監督を務めた。
タイトルが手書きで、ナレーションも無く、手書きの文字による状況説明が異様な雰囲気を醸し出していて結構怖い。
「それはある真夜中に起った・・」
『帰ってきたウルトラマン』の登場怪獣も眠る怪獣倉庫。そこでゴモラとウーの着ぐるみが突如目を覚ます。
「そして怪獣は蘇った！」
戦うゴモラとウー。バルタンの笑い声が不気味に響き、怪獣の着ぐるみ達の視線が注がれる中、打撃音も無く戦い続けるゴモラとウー。戦いはゴモラ優勢に進むが、何故かゴモラは途中で姿を消し、やがてウーも苦しみながら倒れてしまう。
「ふたたび静かな夜が・・」
『ウルトラファイト』。それは怪獣倉庫に眠る怪獣の着ぐるみ達が魂を持って作り上げたアンバランス・ゾーンだったのだろうか？ 真実は明らかになる事無く、怪獣の着ぐるみ達は怪獣島から怪獣倉庫へと還っていく……。
ゴモラ○ 対 ウー●
フォッフォッフォッフォ……。
